ファウストの作品情報・感想・評価

「ファウスト」に投稿された感想・評価

J

Jの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こないなマニアック(物好き)なものがあるとはさすがアマプラだぜ。マニアック(狂人的)なだけで面白くなかったのがネックですが。

演劇の中に取り込んで「ファウスト」の筋書き通りに魂を奪う悪魔の罠ってことなんですかね?
要

要の感想・評価

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題材であるドイツの「ファウスト伝説」の概要を知っていると鑑賞しやすい。私は知らなかったので途中まであれれってことが多かった・・
ファウストは著名な学者だが、その成功や自分の人生に満足できず、この世の全ての快楽や宇宙の真理を知る代わりに悪魔に魂を渡す約をしてしまう。実在の錬金術師がモデルといわれ、中世を通して人形劇や演劇、文学の題材となった。
舞台は現代に置き換わっているが、人形劇で描き出す伝説と現実が常に交錯しながら話が進む。

最初は結構不気味な重厚な感じで身構えたけど、途中から可愛い・笑えるポイントがたくさん出てきてかなり楽しんだ。
メフィストフェレスがすぐ粘土になっちゃうのとか、なんかよくわかんない骨たちとか、悪魔と天使のやりとりとか。道化と悪魔めっちゃ好き。
あとレストランのウェイターに扮した謎男①が「それ持っときな」のジェスチャーするとき地獄のミサワに見えてしまってツボに。

チェコの人形劇文化が垣間見れて興味深い。人形劇とストップモーション、現実が巧みに交わる世界観はさすが、魅了される。
実写の人間をあえてストップモーションで見せる手法が新鮮で面白い。
あとやはり食の描写は…人の感覚を逆なでする天才だと思う…。

あの空間はいわば罠なんですな〜おっかない。
ファウスト以外の人が入ったらまた違う夢を見るのだろうか。みんながみんな錬金術オタクじゃないもんな。

このレビューはネタバレを含みます

 シュヴァンクマイエルがこれだけシュルレアリスティックな表現をしつつ物体というか実体に執着してるの、矛盾ではないと思うけど不思議な気がする。クエイ兄弟はもう少し精神性に寄ってるような。
 マリオネット劇と生身の演劇の二つのファウストを、それを演じる役者の人間に二重写しにして現実と夢幻を錯綜させてるという感じ。でもグレートヒェンさん出てこないし果たしてこのおじさんがファウストなのかも微妙。タルコフスキーのノスタルジアに出てきたであろう教会跡地?の地下でマリオネットの悪魔(美女の仮面を被っている)とまぐわうところやばかった。
 シュヴァンクマイエルの別作品でもそうだけど、マリオネットを操る手とか雷の効果音のための鉄板をぐわんぐわんする映像をそのまま映してしまうメタフィクション性とか、空の卵と自動車みたいなものの暗示みたいな表現は文脈過多というか文学/映画の文学/映画になってて気負って見ようとすると疲れる。ロブグリエの『快楽〜』は役者はそのままで繰り返すけど、こっちはまた別の人間が同じ物語にドアを開けて入っていく(交換可能なものであること)のがいい思う。
お

おの感想・評価

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さすがに粘土の赤ちゃんはすごいなアガるぅ!おじさんがごちゃごちゃごちゃ言ってる実写映像じゃないシーンはだいたい楽しかった
地下波

地下波の感想・評価

3.7
どうやって撮ってるんだろーー!!脳が喜ぶ映像

舞台と現実の2つの世界の境界が曖昧で面白かった
DamKeeper

DamKeeperの感想・評価

5.0
今まで観た映画で一番怖いのは?と聞かれたらヤン・シュヴァンクマイエルの『ファウスト』と答える。

満点だけどね。
赤痢

赤痢の感想・評価

4.4
変態かつ凄いクオリティの映画を楽しんで作っていて良い。シュヴァンクマイエルの映画に出てくる場所はいつも汚れていてキモくてかわいくて最高。あと食事が毎回微妙なのも好き。
一場面ごとに昼になったり夜になったり日常になったり夢になったり雰囲気がガラッと変わるのが楽しい。
森の奥の謎の場所から人形の首が転がってくるとか舞台にいる謎のバレリーナとか木の人形とキスとか謎シーンが最高(拾いきれない)。一番好きなのは、肉まんみたいなやつの中から鍵が出てくるシーン、あの瞬間だけ音楽止むの良い、店主も怪しくて好き。あの空間自体が好き。
演劇の中にいつつちょくちょく現実世界に戻る感じも良いです。余計に主人公のいる世界の変さが際立って良い。

人間関係とかそういうわかりやすいものを描かなくてもここまで人を惹きつけられるのが凄すぎ
21-97-23
アップリンク京都
「ヤン・シュヴァンクマイエル レトロスペクティブ」
ワイン噴き出すテーブル最高過ぎて家に一台欲しい。
ピルケ!パドルケ!
ファウストのくせにメフィストフェレスが出てくるのが50分を過ぎたところってのが舐めてる(褒め言葉)
人形劇と戯曲をシームレスな悪魔的世界にごちゃ混ぜにしてしまうような、監督らしい作品。本当に疲れる。
映画というよりは前衛芸術。人間が人形を被って演じ、人形が現実世界をウロウロする。実際に映像にするのが難しい場所は人形劇に置き換えているようだけど、それが悪魔的。
不思議の国のアリスを観ているような不条理でドラッギーな感覚。
DVD買って落ち込んだ日の夜とかに何回も見返したい。
こんなクセの強い映画の楽しさを分かち合える人達と一緒に観ることが出来て幸せです。

ピルケ!パドルケ!
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