ファウストの作品情報・感想・評価

ファウスト1994年製作の映画)

FAUST

製作国:

上映時間:97分

3.8

「ファウスト」に投稿された感想・評価

aya

ayaの感想・評価

3.5
高校のとき斜め見してしまったので改めて観たけどあんまり印象は変わらず。まあ楽しめる。言葉を思い出す。感受性が昂ぶっている時に教育として観せたい作品。道化の存在な。
hk

hkの感想・評価

-
テンポがめちゃくちゃいいわけじゃないのに、見ててだれないのが、不思議。

編集がめちゃくちゃよい。
パドルケとピルケはくどすぎるが笑

殆ど1人しか主要な俳優しか出てこないのが、すごい。
ヤンシュヴァンクマイエル版なファウストのお話しです
(^-^)

同監督の前作品の「アリス」のような不思議な旅をする雰囲気はなくなり、悪趣味なドラマとなっております。

監督の哲学に基づいて作られた作品ですので、娯楽作品として楽しむ物ではなくアートだと割りきって楽しむものだと思いました。

見易さ★★
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
ゲーテの戯曲「ファウスト」をもとにしたヤン・シュヴァンクマイエル監督作品。人形劇とクレイアニメでほぼ全てが構成されている。映像は悪趣味と芸術のまさに紙一重のところ。ただそれが監督作品の魅力。こんな映像はまさに唯一無二だと思う。夢に出そうな不気味さだが、不思議な中毒性がある。
Kai

Kaiの感想・評価

5.0
自宅に向かう途中、街頭で地図だけが書かれたチラシを通行人に配っている男がいた。
男からそれを受け取って見てみると、地図の一か所に赤い印がしてある。
ところが、地図が書いてあるだけでそこに何があるのかさっぱり分からない。
興味がなかったので、その場で丸めて捨ててやった。

自宅アパートの玄関扉を開けると、足元に1羽の黒いニワトリが出てきた。
自宅で飼っているわけじゃない。
どこから家に入ったのか知らないが、とにかく追い出した。

ダイニングの椅子に座り、食事にしようとパンをナイフで切った。
すると、パンの中にニワトリの卵が見える。
なぜこんなところに卵が入り込んでいるのかさっぱり分からない。

その卵をパンから取り出す。
どこからどう見てもニワトリの卵だった。
器のフチで卵を叩いて割ってみる。
すると、卵の中は空だったのだが…
1000

1000の感想・評価

3.5
「ピルケ!」ズババババババ
「パドルケ!」スタタタタタタ
nknskoki

nknskokiの感想・評価

3.9
天使と悪魔に誘惑される博士
原作は有名なゲーテの「ファウスト」

「俺がお前の導きで学んだものは大と小とは同じコインの裏と表ということだ。たとえば象。象の巨体もノミの体も命の器としては同じ。だが俺が知りたいのは生命の潮流を統べる道理と力だ。上っ面ではなく奥の奥だ」

ヤン・シュヴァンクマイケル
彼の映画は手軽に哲学のお勉強ができる
だけどほんと大事な所は長ゼリフが多いな

「——生命を統べる道理と力?目に見えても理解できないものもある」
「——なぜだ?」
「——言葉の領域の先にあるからだ。人は言葉で表せるものしか認識できない」
「——何だと?人間より言葉が優るというのか?」
「——そのとおり」
「——では憧れや愛や苦痛や嘆きはどうだ?胸にたぎる言葉にできない思いの数々は?」
「——霧のように実体がない」
「——それなら人間は気体なのか?ではなぜ俺の心は渇く?言葉では言い表せないものを求めて」
「——お前の渇きは傲慢さの裏返しだ。遠くを見ずに人並みに生きろ。寝て食って飲んで人並みに満足すればいい」
「——このウソツキめ!どこにある?お前が見せると誓った宇宙の真理は?どこだ?」
「——お前が踏みしだいた草の葉の一枚一枚に」

みんなも"言葉は大切に"とよく教えられてきたとは思うけど

「雨」一つとっても、英語は「rain」と表すだけだが日本の辞書には「時雨、秋雨、氷雨、霧雨、五月雨、、、」と数多くの表現方法がある
いまこの世界に「雨」という言葉しかなければこれらの情景は全てただの「雨」と表現するに留まる
時雨という言葉の無い国には"時雨"という微妙な情景を知ることができない
言葉があるから世界がわかるのである
(それでも宇宙は言葉で言い表せれないものの方が多いが)

言葉を大切にインプットアウトプットできないと渋谷の女子高生ギャルのように「ヤバいー」「カワイイー」としか世界を表現できなくなる
"時雨"という美しい情景をただの「雨」としか表現できない世界は豊かではない

このレビューはネタバレを含みます

ゲーテ戯曲「ファウスト」恥ずかしながら知識皆無の為
詳しい事はよく分からないけど表現がすごく好き。
まずそうなスープと口元
バレリーナの際どい太ももなど絶妙なエロさとクレイアニメ
ブルブル…鳴る恐ろしい悪魔の唇と歯
砕け散る天使など
内容は異なれど映像表現が大好きなドンファンのような世界
悦楽共犯者の男性の登場には笑った。
shinobu

shinobuの感想・評価

3.7
ゲーテの原作で知られるファウスト。手塚治虫先生のファウストしか読んでませんが、メフィストフェレスとか断片的に知ってたのが良かった。観る前にウィキペディアでも良いのでファウストの話を入れてくといいかな。

一応こんな話(らしい)

プラハ。謎の地図を得た男は芝居小屋へたどりつく。楽屋にあったファウストの衣裳をまとい、『ファウスト』を読みあげるうち、男は罠に落ちようとしていた……。芝居小屋で上演される『ファウスト』。食堂に入った男は謎の二人組が残した鞄の中にあった道具一式でメフィストフェレスを呼び出してしまう……。芝居小屋を出た男は人間の片足を持った老人に誘われるまま、いつしか『ファウスト』の舞台に立っていた……。観客の拍手。いつしか木の操り人形と化した男とメフィスト。血の契約を交わした彼はファウストとなり、地獄へ天界へ。好奇心が満ちた後、後悔の年が襲い、天使によって悔い改めようとするが、メフィストは「契約が切れた。魂をもらう」と聞かない……。呪文の書を燃やし、逃げ延びるファウスト。芝居小屋の入口。入ってきた男の手には謎の手紙が。外へ飛び出したファウストは車に轢かれ、老人が片足を引き抜いていく……。

とにかくCGでは出せない薄気味悪さが素晴らしい。
モンティパイソンのコントでも切り絵アニメ出でくるけど、昔からああいうのが好きだったので、とても楽しめました。
今までに見たシュヴァンクマイエルの長編の中ではいちばん好き。
悪魔に魂を売ったファウスト博士のお話。
飛躍したアニメーションがおもしろすぎて気を取られ、初めて見たときにはまったくストーリーがわからなかった。ゲーテの原作を買ってみたんだけど、わぁ!全然違う!と面食らって早々に挫折した(こちらは死ぬまでに読破することにしよう)。

相変わらず食事のシーンがきわどい。鶏の糞を片付けた直後に出てくるパンとか、そこから卵が出てくるとか。あの、パンの上にのせていたパサついたフルーツみたいなのはなんなのかな?
樽から噴水のように吹き出すワインもちっとも美味しそうに見えねぇ…。

鉄の板をびらびらさせた雷鳴の中登場するメフィスト、なんか思ったよりお茶目で弱そう。呪文で出たり入ったりさせられてかわいそうになってきますが、契約はきっちり守ります。
最後、おぅ…ってなった。
メフィスト、車に乗ってるんだね。悪魔は日常の中に紛れ込んでいる。
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