隣る人の作品情報・感想・評価

隣る人2011年製作の映画)

製作国:

上映時間:85分

4.2

あらすじ

「隣る人」に投稿された感想・評価

大学で見た気がするのよ。
いつかもう一度観れた時に、レビューを書きます。
キャメラを向けられると普通人は演技する。この映画は一見キャメラなど気にせず、普通の生活を過ごしているように見えるが、それ自体が演技であると思う。キャメラを前にそれを気にしないということは、気にしないようにしているからで、普通なら気になる存在に他ならないからだ。誰でも人の視線は気になるから、意識的にであれ、無意識的にであれ、人は自分をいいように見せようとするはずだ。だが、子どもは違う。むしろ、キャメラという異物に対して敏感に反応する。子どもの側から積極的にアプローチして、コミュニケーションを取ろうとする。子どもたちは自分をいいように見せない。むしろ、保護者的な立場である保育士には見せないような凶暴な顔を露呈する。そこが新鮮だった。私の子ども時代もそのようであったのだろうか。自分も経験したことのはずなのに、その体験はすっかり忘れ去られ、子どもが今までにないくらい異質な存在として印象付けられた気がした。客体の立場であった保育士自身も映画に映る子どもの姿に驚くのではないかとさえ思った。
また、この映画の「自然さ」も印象的だったように思う。キャメラがあるにもかかわらず、映像に映る人たちはみな、自然に振る舞っているかのように思える。もちろん長い年月をかけて撮影したものだから、その間にキャメラのある生活に慣れたのだろうし、スタッフとの信頼関係ができたということもあると思う。だが、だからと言って画面の中の人たちが自然に生活していると言い切っていいのだろうかとは思った。自然さや日常を撮ろうとするとき、キャメラと客体の間で何が起こっているのだろうかと疑問に思った。
●記録

児童養護施設のドキュメンタリー。
お母さんは子供にとって大事なんだな、と感じた。
子どもの環境が大人の都合の良いように変えられている現状はしょうがないのか?
べん

べんの感想・評価

2.5
ポレポレ東中野にて。子どもが施設近くのあぜ道を歩く長回しが良かった記憶。
KRSK

KRSKの感想・評価

3.4
映画館で観ました。なるべくたくさん笑ってほしいな、と思った。
まよい

まよいの感想・評価

4.0
どんなムッちゃんも好きって、担当の子どもに思うこと、本当にそれに尽きるんだけどそれを伝えるのって難しい。素直に受け入れられる土壌が子どもに育っていないこともある。
ママって呼んでて取り合ってるのしんどかったな。担当替えもしんどい。あんな関係出来てるのに離れなきゃいけないなんて2度目の喪失になってしまう。
ある児童養護施設の8年間。
様々な事情で親と暮らせない子供達と"親代わり"の保育士さんの日常の記録。

  「何故 わたしはここにいるの?」
  「わたしのお母さんは?」
  「わたしは誰? 」

どの程度の年齢で施設にやってくるのだろうか。
いつ知るのだろうか。
誰よりも早くアイデンティティ-と向き合う事になると思う。
既に向き合ってしまった子供も。

自分を認める事。
自分を認めてくれる人に出会う事。 
居場所が有る事。

愛情は特別な事ではない。
普遍な事。
だけど至難ですよね。
綺麗事じゃない。
その子供に"隣る"事。
"隣続ける"事。
特別なことなんて何もない、一緒にいること。
そそぐ、見つめる、受け止める、思いやる・・・・・


ムツミの10歳の誕生日会。
言葉を贈ろうとしたマリコさん。
言葉の前に流した涙。
いろんな想いが詰まった涙。
あれが全てだった。
観ているこっちも涙し、救われた様な気がした。
知人が企画に参加しています。見る人生のタイミングによって感じ方が変わる、リアリティと剥き出しの愛情でいっぱいの作品。ぜひ一度ご覧あれ。

このレビューはネタバレを含みます

ずいぶん前にオススメしてもらったことがある作品だけど、ソフト化されていないため、ナナゲイの復活上映でようやく鑑賞。
監督の舞台挨拶つきだったので、ムッちゃんたちのその後のお話もちらっと聞けて良かったです。

愛されたくてたまらない子どもたちに対して、真摯に向き合う保育士さんたち。
子どもたちのお世話はあくまで仕事(異動もあるし)なんだけど、この施設のように受け持った子と一緒に暮らすスタイルだと、やっぱり「親代わり」でもあるわけで。
監督のお話によると、働いている方は独身の方ばかりだそうで、生半可な覚悟では務まらないよなぁとつくづく。(自身の家庭や子を持ってしまうと、両立は難しいとのこと)

それくらい人を育てるのは大変なことで、血が繋がっていてもうまく行かなかったりもする。

「まりなちゃんと違って、自分は実の親が会いに来てくれる」と優越感を抱いていたムッちゃん。
お試しでお母さんの家にお泊まりしたものの、結局心を通い合わせられず、施設で暮らすことになる姿は見てて辛かったけど、お誕生日会でのまりこさんの「どんなムッちゃんでも大好き」という言葉に救われた気がしました。
その後が気にかかるドキュメンタリー。この作品に関わった方々が幸せに暮らしていることを祈ります。
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