18年前に逝去し「不在」となった牛腸茂雄は彼自身の声によってその輪郭を留め、遺された60枚の写真が彼の眼差しを浮上させる。
無人の屋内を見渡すようなパンで始まり、風に揺れる作物/漣/木漏れ日など徹…
再見。4回目。超絶大傑作。オールタイムベスト。牛腸茂雄と被写体となった人の間にあるカメラを境界に結ばれた「透明な眼差し」と呼ばれる関係は、風景ばかりを撮る田村正毅のカメラには存在しない。しかしその画…
>>続きを読む牛腸茂雄の写真を富士フイルムのギャラリー(だったと思う)で観て衝撃を受け、彼のファンとなっていたこともあり、本映画を鑑賞。
彼の写真がふんだんに使われていることは、もちろん素晴らしいのだが、この映…
2024年最後の映画鑑賞はこちら〜!
佐藤真作品は機会を逃しに逃してこれが初めてでした。
牛腸茂雄が好きだったのでワクワクして観に行った。だが観れば観るほど“良い写真を撮りたい”という欲望を研ぎ澄…
36歳で夭折した写真家、牛腸茂雄の生涯を浚うドキュメンタリー。
4歳で脊髄カリエスなる大病を患い、手術が成功した後も相当な障害が残って医者からも長生きできないと宣告されていた茂雄が、周囲の反対を押し…
牛腸茂雄の写真集「SELF AND OTHERS」。この作品はよく目にしていたが、どんな人が撮ったものなのかは知らず。今作によって、牛腸茂雄さんを知れたのはすごく良かった。ってか同じ桑沢デザイン研究…
>>続きを読む2024.12.28 66-94
久しぶりに映画館に行った。
牛腸茂雄のテキストが素晴らしい。特に幼少期、病室にあった鏡についてのテキスト。世界を自身の内胸に映しだすこと、これがなるほど、写真集…
「阿賀に生きる」(1992)の佐藤真監督が、1983年に36歳で早逝した写真家、牛腸茂雄の足跡を辿ったドキュメンタリー。「SELF AND OTHERS」は牛腸の遺作写真集のタイトル。
私は写真に…
師走だな。
見事に師走な毎日で、この映画の感想もちゃんと言葉でまとめておこうと思ったのに1ヶ月ほど経ってしまって、「ぜんぶ雪のせいだ。」みたいなテンションで日常のうまくいっていないことをぜんぶ師走の…