映画「マルクス・エンゲルス」がいい予習になった。物語は「共産党宣言」後のマルクスとエンゲルスの話。

喜劇なので、小難しいことさほどなく、言葉のやりとりで笑わせる感じ。ちょっと隠れたり、見つかったり、図書館でのドタバタもありおかしい。
ダーウィンとマルクスの出逢いも笑わせてくれる。イメージ通り過ぎるダーウィンの顔がおもろい。

エピソードの多くは実話らしく、それを喜劇として見せている。なかなかマルクスもヒドイ男だった。

物語の向かっている方向がよくわからず、ちょっと集中力が切れたころに、あっ、カーテンコール。えっ。巻き戻したい。

先にみた
マルクス エンゲルスは
硬派でしたが
こちらはダメダメなマルクスを
描いていてえらいギャップがありました。
でもこちらの方が人間らしいのかも。。

共産党宣言からの時代が描かれていて
貧しくて妻の持ち物を質屋に持って行ったり、
使用人と浮気して子供まで作ったり
挙げ句の果てにその子供の認知を
エンゲルスに任せたりと
ほんと嫌なヤツなんですが
何故か憎めない。。。
言い訳一つとっても
コミニズムを持ち出す所なんて
普通の人にはありえない…

こんな酷いマルクスですが実話です。

マルクスは貨幣経済を皮肉ってましたが
先日TVでサピエンス全史の特集をみて
神や貨幣や会社はすべてフィクションと
ハラリさんが言っていたことと
繋がりました。

‪マルクスの赤貧ロンドン時代ドタバタコメディ。
家賃滞納、借金etc…思想も愛情はあるけど歪んでる偉大な賢人のクズエピソードに、楽しい舞台転換とユーモア溢れる台詞が、憎めない人間味を加える。
妻と使用人のシスターフッド、エンゲルスの健気なスパダリぶりも良かった‬けど、作品として特段素晴らしいと思える点は私には見当たらなかった。