出来ごころの作品情報・感想・評価

出来ごころ1933年製作の映画)

製作国:

上映時間:100分

ジャンル:

3.8

「出来ごころ」に投稿された感想・評価

映画男

映画男の感想・評価

4.0
素晴らしい。なんやこのデジャブと思ったら、「男はつらいよ」の寅さんだった。
ほっこりする映画。

次郎...分かりにくすぎる。好きな女の子に冷たくしちゃうタイプ。
のどかな戦前日本の人情物語。
「活弁トーキー版」のサイレント映画。

春江を演じた女優が綺麗だった。(誰かは、このあと確認予定)


また、小津監督の遊び心が「父子のなぞなぞ」にあらわれている。

「なぜ人の指は5本なのか?」→「4本だと手袋が1本あまっちゃうから」

「なぜ海の水はしょっぱいか?」→「鮭がいるから」

といった洒落た会話が楽しい。
小津監督作品の中で1番好き!!
この作品を観て小津の世界に引き込まれました。

まずストーリーが最高。やるせなくて最高。終わり方も最高。
予想外すぎる、ある意味泣けるハッピーエンド。
武者小路実篤の"友情"が好きだったら、きっとすごく好きになれる映画。

小津作品全体に言えることだけど、出てくる人がみんな人間味に溢れている。
おせっかい、見栄っ張り、友だち想い、家族想い、意地っ張り、泣き虫、いたずらっ子、、人間の良いところと恥ずかしいところがそれぞれ感じられて素晴らしい。

とにかく子役の子が子供らしくのびのびしていてとっても可愛い。
淡々と紡ぎだされるお父さんの不器用さ、子供の可愛らしさのコントラストから、滲み出る家族愛に泣ける。

男女の難しさ
女の強さと非情さ
男の弱さと強さ
友情、家族愛の普遍性

すべて自然に表現されていてただ脱帽。
しかも無声映画。
小津安二郎監督作品。
小津安二郎監督の所謂『喜八モノ』第一作。
昭和8年の古き良きニッポンが存分に味わえる名作。
溝口健二監督の『瀧の白糸』を抑えて1933年第10回キネマ旬報日本映画ベストワン。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.9
これもまたとってもいい話で落語ぽい。タイトルからまんま落語だと思ったらアメリカ映画が原案なんだとかw
み

みの感想・評価

3.5
喜八物1作目
喜八は寅さんの原点だと

どこが”出来ごころ”なんだろう
富夫にお金渡しちゃったところ?北海道に行くところ?って思ってたら、船から飛び降りるところらしい

サイレントゆえ大袈裟な、小津作品の子役の泣き方が大好き
勝五郎

勝五郎の感想・評価

4.4
小津歴は浅いのだけれど、そのかわり集中的に観ております。
いやはやいいです、泣かせます…
初めてみた小津作品。
まさか涙するとは!
親子の感じがまた良い
oiruka101

oiruka101の感想・評価

4.0
人情に厚い喜八を主人公に据えた「喜八物」の一作目。
当時の小津作品に多く見られた「父と子」がテーマになっており、親子のコミカルなやり取りと、(ベタながら)涙なしには見られない終盤のシークエンスは必見。