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日常対話
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目次

日常対話の作品紹介

日常対話のあらすじ

ひとつ屋根の下、赤の他人のように暮らす母と私。母の作る料理以外に、私たちには何の接点もない。ある日、私は勇気を出して、母と話をすることにした。私はビデオカメラを回し、同性愛者である母の思いを記録する。そして私も過去と向き合い、ある秘密を母に伝える…。

日常対話の監督

ホアン・フイチェン

原題
日常對話/Small Talk
製作年
2016年
製作国
台湾
上映時間
88分
ジャンル
ドキュメンタリー

『日常対話』に投稿された感想・評価

kyoko
-
このお母さん、母親としても、恋人としても、結構な「クズ」だと思うのは私だけかしらね。
同性愛者であるとかはまったく関係なく。

娘から聞かされたSmallどころではない話は、母親に「とりあえずの贖罪の場」を与え、娘に対するうしろめたさや罪悪感から解放してやっただけのように思える。
この映画で娘は母親の何を知ることができたんだろう。自分が子を持ったことで感じた違和感を消し去るほどに、あの対話で母の愛を確信したんだろうか。

小田香作品の『ノイズが言うには』もそうだったけど、家族を巻き込むセルフドキュメンタリーは、客観的に見ることができていない痛々しさと残酷さがざらついて苦手。
孫娘のピンちゃんがめちゃくちゃかわいくてそれだけが救いだった。
櫻
-
とおくてちかいひと。わたしにとっての母はそういうひとだ。仲が悪いわけではない。むしろ一緒に出かけたりもするし、出先で会ったひとに友だちみたいに仲がいいんですねとよく言われる。けれども、わたしは母の過去のことをあまり知らない。わたしが知っているのは、ちいさな頃から外国にとても憧れがあったことや、わたしくらいの歳から貯金がたまれば長期休暇をとって外国にひとりで旅に出ることを生きがいにしていたことや、各地で出会うひととすぐに打ち解けてガイドブックに載っていない素敵な場所を教えてもらったりしていたことだ。母からこういう話を聞くのはすきだし、わたしや姉にも同じように外国にひとり旅させてくれたし、ちいさな頃から世界はわたしが見渡しきれないくらい広いのだとそうして教わった。どれもこれも母のたいせつな過去であるのはかわらないけど、わたしくらいの頃の母は何を思って生きていたのだろう。どうして母は父と結婚しようとしたのだろう。わたしや姉が生まれてから現在まで、幸福でいられているだろうか。以前、一緒に飲みに行ったとき、いつものようにふにゃふにゃに酔っ払った母が、ふとした拍子に父ではない元恋人のことをぽろっとこぼしたことがあった。「やさしくて仕事に熱心なひとだったの」と言ったとき、自分だけが知っている日々をなつかしむような、せつない顔をしていた。そのとき、わたしは母のことは、知らないことのほうが多いんだなと思った。わたしは知らない母のことを聞いていいのかな、母は知ってほしいと思っているのかな。わたしと母は血をわけた家族だけど、ひとりの人間同士であれば他人だ。もしかしたら自分だけが知っていればいいのだと思っていることだってあるかもしれない。わたしがわかりたいと思っていることが、母も同じようにわかってほしいと感じているとはかぎらないから。ひとのことを知ることの難しさを思う。あの日のようにいつか知らない母がこぼれることがあったとして、それでもかわらないのは、母はどんなに窮屈な場所にいても自由な心であろうとしているひとだということ。そのかけらがわたしの中にも存在すること。その温度はきっとかわらない。
para
4.0
監督はホアン・フイチェン。
ホウ監督エグゼクティブプロデューサー。
英題:small talk

生半可な気持ちでは鑑賞出来ない、監督自身の母娘関係を描いたドキュメンタリー映画。

親子だからと言って互いのすべてを知っている訳ではない。
それが夫婦であろうと、恋人であろうと、友人であろうと、親族であろうと。
本当の気持ちは本人以外誰もわからない。いや、本人でもわからないのかもしれない。

しかし本当に知ることは無理だとしても対話を重ねることで互いに知りたかったことが露わになることがあるのは事実。

「知っている」と「知らない」。
知っていても知らないフリをする優しさ。
語らない優しさ。

途中までは割と淡々と進んでいき、
核心をつく場面、、、互いに心の内に秘めた事実を話す時、大粒の涙が零れ落ちた。
かなりしんどい。
が、心の傷は消えないけれど関係が再生されて未来が開かれたことも感じられる作品であり、
語り合うという普遍的な視点に気付かせてくれる作品。

タイトル画が素敵です。

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