▪️JPTitle :「Mank マンク」
ORTitle:「Mank」
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/11/20
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-113
🕰Running Time : 132分
▪️Director : デビッド・フィンチャー
▪️Writer : ジャック・フィンチャー
▪️MusicD : トレント・レズナー、アッティカス・ロス
▪️Cast : ゲイリー・オールドマン、アマンダ・セイフライド、
リリー・コリンズ、チャールズ・ダンス、
トム・ペルフリー、トム・パーク
▪️Review
映画好きにはたまらない作品ですよね！！
オーソン・ウェルズ監督・製作・主演の名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に描く物語。好きな作品『市民ケーン』がどうやって誕生したか、背景が理解できて、さらに1930年代のハリウッドの舞台裏が実在の人物を絡めて描かれるのはもう最高ですね。主人公マンクだけでなく、オーソン・ウェルズ、新聞王ウィリアム・ハーストやその愛人の女優マリオン・デイビス、MGMの創始者ルイス・B・メイヤー、そのプロデューサーのアーヴィング・タルバーグなど映画好きにはたまらない実在の人物が登場するので興味深く鑑賞できました。マンクとハーストやマリオン、ウェルズなどとの関係性が丁寧に描かれた、いわゆるハリウッドの黄金期の光と影を描いた作品ですよね。
そして本作はモノクロ作品。監督のフィンチャーは、『市民ケーン』の撮影監督グレッグ・トーランドの表現主義的な技法を再現するために、白黒で撮影をおこなったんですね。
さらに何と言っても名優ゲイリー・オールドマンの演技の素晴らしさ、機知と風刺に富んだマンクを見事に演じ、とても魅力的なキャラクターを作り上げています。その台詞、仕草などがとても面白い！！素晴らしい演技ですね。

物語は。。。
1930年代のハリウッド。アルコール依存症の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツは、オーソン・ウェルズが、監督、主演する「市民ケーン」の脚本の仕上げを急いでいましたが。。。

▪️Overview （映画. comより）
「ソーシャル・ネットワーク」「ゴーン・ガール」の鬼才デビッド・フィンチャーがメガホンをとり、「ウィンストン・チャーチル　ヒトラーから世界を救った男」のオスカー俳優ゲイリー・オールドマンが、不朽の名作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを演じたNetflixオリジナル映画。フィンチャー監督の父ジャック・フィンチャーの遺稿を映画化した。1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみながら、新たな脚本「市民ケーン」の仕上げに追われていた。同作へのオマージュも散りばめつつ、機知と風刺に富んだマンクの視点から、名作誕生の壮絶な舞台裏と、ハリウッド黄金期の光と影を描き出す。「マンマ・ミーア！」のアマンダ・セイフライド、「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズ、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンスら豪華キャストが個性豊かな登場人物たちを演じる。Netflixで2020年12月4日から配信。一部の映画館で11月20日から劇場公開。

2020年 アメリカ製作 デビッド・フィン
チャー監督が 亡き父の遺した脚本や彼の
ハリウッドに対する黄金時代のオマージュ　
や 様々な思いを込めて作られた傑作 🎬

難しいと言うのか 考えれば考える程　
僕には本当に深過ぎて 難しい作品ではあり
ましたが でも素晴らしい映画です ……👏🏻

結局　僕は２日かけて観ることになった作品になりましたが 観て良かったと思うし 映画と向かい合うのに 観て欲しい作品だと感じます …… 😌🎬✨✨


昔 学校の授業で アメリカから映画を取ったら 一体何が残るんや 〜 って先生から言われたことが 今でも忘れられずに たまに思い出したり するんですが …… 😓💥

本作を観てると その背景が 〜 当時先生が言いたかったことを 改めて今になって噛み締めることができた様な 気がしたし うん気持ちになりましたー …… 😌✨✨

作品については 様々な思いが込められた デビッド・フィンチャー監督 の作品であるので 興味がある方は 是非 不朽の名作『市民ケーン』を観てからの鑑賞をお勧めしたいと思います …… 👏🏻😌✨✨

『ドラゴン・タトゥーの女』の次に 好きな作品になりましたねー 素晴らしい監督 そして凄い作品だと感じた …… 👏🏻😭✨✨



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

• #netflix-2022

「ソーシャル・ネットワーク」「ゴーン・ガール」の2作で私はデビッド・フィンチャー監督の虜になった。彼がNetflixで名作「市民ケーン」題材のモノクロ映画を撮った。

主演は「ウィンストン・チャーチル」でアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲ったゲイリー・オールドマン。

彼があの幾度もアメリカ映画オールタイムベストワンに選ばれてきた不朽の名作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを演じている。

Netflixオリジナル映画だから、配信もされているけれどアカデミー賞候補間違いないと聴いて、期間限定上映に行った。

舞台は1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみ、脚の骨を折って療養中に「市民ケーン」の脚本を60日で仕上げろとオーソン・ウェルズに言われている。その現在と10年前からの回想を行き来しながら、ハリウッド黄金期の光と影を描き出す。

「市民ケーン」は当時のメディア権力の頂点・新聞王ウィリアム・ハーストを題材にして風圧に晒されたが、そのハーストの愛人とも言われた女優にアマンダ・セイフライドが、妖艶でグラマラスな雰囲気が素晴らしい。また、脚本の速記を手伝う女性にリリー・コリンズが出ている。

この「Mank マンク」は当時のハリウッド情勢だけでなく、先ごろの米国大統領選挙とも重なるメディアと権力の癒着にも重なる、今と通じる物語となっている。きっと来年4月にはアカデミー脚本賞を獲るだろう。

流石のフィンチャー監督らしいモノクロ美が映える映像と美術も素晴らしい。現在と数年前の回想を繰り返しながら、クライマックスの「市民ケーン」誕生前夜の緊迫に繋がっていく編集も畳み掛けてくる。

この作品は映画の往年の時代の歴史を知っていないととっつきにくいと思う。でも、毒舌でアル中だけど才能ずば抜けた脚本家が巨大スタジオとメディア王に筆一本で闘いを挑む物語と思えば見やすいかもしれない。

この人物を演じたゲイリー・オールドマンがアカデミー賞主演男優賞を再び撮るかどうかも注目したい。映画も彼のなりふり構わぬ生き様を楽しもう。

元の「市民ケーン」は当時、多数でノミネートされながら受賞は脚本賞だけだったが、今回は果たしてどうだろうか。

映画100年の歴史を2020年も終わる今、振り返るのも良いかもしれない。

• #フェイクニュースは時代を超える