当時最も先進的な芸術学校であったバウハウスは「年齢、性別に関係なく、誰もが学ぶ権利を持つ学校」と高らかに謳った。それは女性にも芸術の可能性を与える宣言となるはずだった。だが現実は簡単ではなかった。実は男性優位のバウハウスで、多大な成果を残したにも関わらず、影の存在となった女性たちの実像に迫る。
フィンランドが生んだ世界的建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルト (1898-1976)が今年 2023 年に生誕 125 年を迎えたことを記念して公開される本作。 不朽の名作として名高い…
>>続きを読む21万人が押し寄せ、美術界の大事件となった永青文庫「春画展」(2015年9月開幕)。国内外の貴重作約120点が一堂に会するはじめての試みだったが、開催までの道のりは平坦ではなかった。国内の…
>>続きを読むモダニズム華やかなりし 1920 年代、のちの近代建築の巨匠ル・コルビュジエは、気鋭の家具デザイナーとして活躍していたアイリーン・グレイに出会う。彼女は恋人である建築評論家のジャン・バドヴ…
>>続きを読む1942年から現在まで続く、男女共学の家政学校「主婦の学校」 世界最北の首都、アイスランドのレイキャビクに、1942年に創立された伝統ある「主婦の学校」がある。寮での共同生活を送りながら生…
>>続きを読む第二次世界大戦後、戦争の爪痕と階級差別が残るロンドンで、若者たちは自由を求めていた。フランスのオートクチュール発の優雅で女らしいファッションに窮屈さを感じていたマリー・クワントは、1955…
>>続きを読む「すべての始まりは もちろん羊と草」 祖母と曽祖母から編み物を習ったというティナは、かぎ針編みのニットでゲリラ的に街を彩るヤーン・グラフィティ・アーティスト。家の中におさまっている女性の…
>>続きを読む1865年パリ。絵画に情熱を注ぐベルト・モリゾはエドゥアール・マネと出会い、モデルを頼まれたことで彼のアトリエに出入りするように。やがて惹かれ合うようになったマネとの複雑な関係、また両親の…
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