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死に至る愛
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『死に至る愛』に投稿された感想・評価

菩薩
2.0
臨死体験をした夫が運良く復活を遂げるものの死に取り憑かれてしまい結局ほどなくして死ぬ、それを見送る妻が死の間際に「私も一緒に逝くから」と約束しちゃったもんで彼女まで死に取り憑かれてしまう、一応夫婦共々仲良かった牧師夫妻が止めようとするが実はそれこそがアガペーなのでは…?キリストも人類の為に自ら死を受け入れたわけだし…みたいな結論に至り素直に見送る事にする、って言うまどろっこしい愛と死と信仰を巡る面倒くさい話でピーズの「シニタイヤツハシネ」聴けば一発やないか思いながら観た。正直内容どうこうよりたかだか90分くらいの話の中で何十回と黒味もしくはおそらく死後の世界のメタファーっぽい舞い散るホコリ〜みたいな画面が挿入されるのが途中から生理的に無理になってまるで受け付けなかった。演劇性はアラン・レネっぽいんだけど、別に面白くはない。所有の愛エロスと無償の愛アガペー、他人の愛なんて他人には理解出来ない、って事だと思います。臨死体験後の夫が絶倫になってるのは笑えた、あれも小さな死って事ですか。
聖的かつ俗っぽい死と愛の話。ハンス・ヴェルナー・ヘンツェの冷たく鋭い現代音楽と黒背景に雪(?)が降る景色が劇を何度も何度も切り離す。それは、死に憑かれた二人もキリスト教を生きる二人も全て馬鹿にしているようで受け止めている。最終的に感じ取られるのは愛と死でもキリストと反キリストでもなく、友愛ではないか。エリザベット(サビーヌ・アゼマ)とジュディット(ファニー・アルダン)の女性二人の映画として観た。

赤と黒、螺旋階段、電話、トマト、一階の部屋の光と闇、電話でキレるサビーヌ・アゼマ、チャリのようなバイク、最後に暗闇の中で残る音楽。

ファニー・アルダンが良すぎる。横顔、墓で立つ姿、告白の長台詞、回り込んでサビーヌ・アゼマの手を取る動き。全部良い。昔フランス語の授業で『隣の女』観た時は全然好きじゃなかったのが嘘みたい。彼女の存在が友愛の印象を強めてる。
muscle
-
落ちてこないコイントス。そして挟まり続ける武満徹みたいな音楽と雪。アラン・レネ映画は編集の面白さで見ているのだが、それほどでもなく…。というかアラン・レネって別にインテリっぽいけれど、妙に単純な観念的な話をやられるとぼろが出てしまうというか、ハッタリだけがコテコテと前面に出てしまう。アラン・レネワースト。もちろん面白い細部はたくさんあったけれど。
死に惹かれる人物の映画ということでセブンスコンチネント、たぶん悪魔が、などと並べられるらしい。筒井武文が絶賛していたので見たが…。

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