このレビューはネタバレを含みます
2018年制作とは思えないくらい、今にも通じるものがあると感じた。
皮肉で切なく、考えさせられる。
世論の声に従う、それが「正しい」から。
それなのに、気づけばまた「間違っている/間違えた」側にい…
「世論に従っているだけです」
陳腐な男も“私”も何も考えず世間に流されている様は、ベルトコンベアに並べられて次々と殺されていくロボットたちと同じように思える。
亡き恋人と同じピンク髪の女の子が可…
ホロコースト、アイヒマンを意識したSF作品。
残酷な話かつ絵柄や雰囲気が可愛い。かなり好み。「悪の凡庸さ」は近年では否定されとるらしいけど、実際にはあるはず。アイヒマンじゃない、行為を見て見ぬふり…
光や色使い、登場人物の醸し出す雰囲気がかっこよく、監督独自の世界観を作り上げている。人間やこの世界の残酷さ、癒えぬ傷とほんのわずかな救い、SFの世界観はひとつ前に見た『タイムマシン』とも共通している…
>>続きを読む©︎2018 Kurumi Hakamata