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『GONZO〜ならず者ジャーナリスト、ハンターSトンプソンのすべて〜』に投稿された感想・評価

tomoco
3.6
ゴンゾー=ならず者。
ハンター・S・トンプソン…ジャーナリスト及び執筆家。
米国ではローリングストーン誌にも連載を持っていた、カウンター・カルチャー、一時代の申し子である。
そんなゴンゾーのドキュメンタリー。

わたしがハンターの存在を知ったのは、テリー・ギリアムの「ラスベガスをやっつけろ」を観てから。
あのハゲでくわえ煙草のヤク中である。
その後ジョニー・デップ主演の「ラム・ダイアリー」でハンターの堕落したジャーナリスト生活を知り、興味を惹かれた。
ちなみにこの作品のナレーションはジョニー・デップ。

時代の波と共にドラッグや酒に溺れ、タイプライターで社会体制に檄を飛ばす。
彼が政治問題に傾倒して行き、保安官の選挙に出馬し、僅差で落選した後の「アメリカンドリームはおっ死んだ」の一言がなんだかかっこよかったなー。
アナーキーなハンターなのに、大統領選の取材をし、そんな候補者と仲良くなっちゃうのは、ファニーな人柄なんだと思う(ぶっ飛んでるけど。

家族が全員揃った日に銃で自殺を図ったハンター。
育ってきた環境から常々アウトローと感じてたらしく、人一倍孤独感が何処となく漂っていたのかもしれない。
生前に盟友でアーティストのラルフ・ステッドマンと共に考え、遺言に書いていた拳のモニュメントを自身の敷地の丘に立てるなんて、めっちゃ夢がある。

自分自身も何かしらこの世に遺せたら良いなーと思い、彼の言葉の力を改めて感じたのだった。
自分自身を危険地帯へと追い込み、その実体験から人間の欠陥部分を嗅ぎ取っていく、「ゴンゾー・ジャーナリズム」の立役者ハンター・S・トンプソンのドキュメンタリー映画。ジョニー・デップがナレーションを担当している。

本作では、ハンターがヘルズ・エンジェルズへの密着取材(1966年頃)で脚光を浴びるようになってからの半生がメインに語られる。若年期にプエルトリコ時代があるのだが、そのときの出来事は「ラム・ダイアリー」として出版、映画化されている。

アメリカン・ドリームの探求と失望の連続性が、ハンターの原動力となっていることは自明の理。ベトナム反戦デモ、公民権運動、サイケデリック革命を実体験することにより、自然発生的にゴンゾーの理念が誕生。愛国者だからこそ、反動が強大になってしまう。

ハンターが拳銃自殺を遂げたのは、2005年2月、68歳のとき。丁度、ブッシュ政権と同時多発テロの時分。アメリカン・ドリームの喪失、愛国心の崩壊、肉体的限界など、あらゆる感情が玉石混交した境遇を推察することができる。
MASH
4.5
僕がこの映画を初めてみたのは確か中学生の頃だった。その時は全くハンターsトンプソンについて知らなかったし、興味もなかったのであまり面白く感じなかった。あれから何年か経ち、少し彼に興味が湧いたのでもう一度観ることにした。

一言でいうとこの映画はハンターsトンプソンの魅力を詰め込んだ映画だ。ドキュメンタリー映画は事実を追っていくあまり映画としての面白みがなくなってしまうこともあるが、この映画は事実よりも彼の魅力を主に描いていたため一切飽きずに観ることができた。また音楽の使い方や編集なども上手かった。

さて、この映画で語られていたハンターsトンプソンの魅力というのはどういうものだったのか。それは挑戦的で斬新なジャーナリストとしての面や、ハチャメチャな私生活の部分だけではない。この映画で主に語られていたのは彼の繊細でロマンチストな部分だ。気に入らない大統領候補者にはでっち上げの噂を流すなど到底正しいとは言えないやり方をしていたわけだが、それは彼がいき過ぎた理想主義であったことを物語っている。また私生活はとんでもなかったにも関わらず、インタビューでの家族の様子はいたって普通。むしろそこに愛を感じた。おそらくハンターsトンプソンはとんでもない人物ではあったが、作中で言われていたように根底には優しさがあったからだろう。そして自ら作り上げた「GONZO」という枠組みにとらわれ悩む姿はとても繊細で、僕が彼に抱いていたイメージとは真逆であった。彼は誰よりも自由で純粋で、だからこそ最期は自殺という死に方をしてしまったのだろう。

アメリカの激動の時代を独自の視点で見てきたハンターsトンプソン。彼がなくなった今、アメリカは某白人大統領が当選したりとまた激動の時代を迎えようとしている。今こそ彼のようなロマンチストを世界は必要としているのかもしれない。

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