GONZO〜ならず者ジャーナリスト、ハンターSトンプソンのすべて〜の作品情報・感想・評価

GONZO〜ならず者ジャーナリスト、ハンターSトンプソンのすべて〜2008年製作の映画)

GONZO: THE LIFE AND WORK OF DR. HUNTER S. THOMPSON

製作国:

上映時間:119分

3.5

「GONZO〜ならず者ジャーナリスト、ハンターSトンプソンのすべて〜」に投稿された感想・評価

https://www.youtube.com/watch?v=meY0KzOPz_k&list=PL9pxGduRvt37SmMbrjazs7sOW5P6b5IkH&index=24
sunaimai

sunaimaiの感想・評価

4.5
社会派アレックスギブニー監督の隠れた傑作。なんといっても派手に散るラストがいい。
MAKOTO

MAKOTOの感想・評価

3.0
アメリカを賑わせたならず者のジャーナリストは、
「死ぬまで自分であり続ける」という事を成し遂げた。

ジャーナリズムの常識を覆した過激な言動と表現でGONZO(ならず者)と呼ばれ一躍時の人となったジャーナリスト、ハンター・S・トンプソン。彼の破天荒で壮絶な一生を、ジョニー・デップがナレーターを務め貴重な映像と友人達のインタビューで振り返るドキュメンタリー映画。

私はハンターの事はジョニー繋がりで映画「ラスベガスをやっつけろ!」の原作者の人、程度の事しか知らず、ラスベガス~が実話でラウル=ハンターと知ったのには驚きましたし、だとしたら本当にとんでもない人だなぁと感じていました。

破天荒で、いつも薬に手を出し、奇抜な行動を繰り返し、過激な取材方法で記事を書き、GONZOと呼ばれたハンター。
普通だったらそんなアブナイ人には誰も寄り付かなくなりそうなものじゃないかなぁと思う。
しかしなぜ人々は彼を愛し、慕うのか。
その理由がこの映画を観てハッキリと分かりました。
Murolida

Murolidaの感想・評価

3.0
乗ってる時期と落ちてる時期とはっきりした人生
劇中にもあったがまさにロックなジャーナリストって印象が強い
絡まれたら嫌なやつそう
ゆう

ゆうの感想・評価

2.8
ライターとしてならず者であるのはいいけど、夫婦生活でもならず者は考え物ですね。
何にしても、あの盛大な葬式はどんなだけ彼が愛されていたかが伝わる良いシーンだった。
abekoh

abekohの感想・評価

3.0
想像以上に普通のドキュメンタリーだった。あいや、この人は普通じゃないけど。好き嫌いかな。
MASH

MASHの感想・評価

4.5
僕がこの映画を初めてみたのは確か中学生の頃だった。その時は全くハンターsトンプソンについて知らなかったし、興味もなかったのであまり面白く感じなかった。あれから何年か経ち、少し彼に興味が湧いたのでもう一度観ることにした。

一言でいうとこの映画はハンターsトンプソンの魅力を詰め込んだ映画だ。ドキュメンタリー映画は事実を追っていくあまり映画としての面白みがなくなってしまうこともあるが、この映画は事実よりも彼の魅力を主に描いていたため一切飽きずに観ることができた。また音楽の使い方や編集なども上手かった。

さて、この映画で語られていたハンターsトンプソンの魅力というのはどういうものだったのか。それは挑戦的で斬新なジャーナリストとしての面や、ハチャメチャな私生活の部分だけではない。この映画で主に語られていたのは彼の繊細でロマンチストな部分だ。気に入らない大統領候補者にはでっち上げの噂を流すなど到底正しいとは言えないやり方をしていたわけだが、それは彼がいき過ぎた理想主義であったことを物語っている。また私生活はとんでもなかったにも関わらず、インタビューでの家族の様子はいたって普通。むしろそこに愛を感じた。おそらくハンターsトンプソンはとんでもない人物ではあったが、作中で言われていたように根底には優しさがあったからだろう。そして自ら作り上げた「GONZO」という枠組みにとらわれ悩む姿はとても繊細で、僕が彼に抱いていたイメージとは真逆であった。彼は誰よりも自由で純粋で、だからこそ最期は自殺という死に方をしてしまったのだろう。

アメリカの激動の時代を独自の視点で見てきたハンターsトンプソン。彼がなくなった今、アメリカは某白人大統領が当選したりとまた激動の時代を迎えようとしている。今こそ彼のようなロマンチストを世界は必要としているのかもしれない。
スティーブン・S・ハンターのドキュメンタリー。
『ラスベガスをやっつけろ』で出演のジョニー・デップがナレーション。
ジョニデはラスベガス〜当時、ハンターと一緒に生活したりなどして役作りしていたっけ。

政治記者をしていたハンターが一番感動したスピーチはジミー・カーターのもの。
「私がこの社会の善悪を判断する基準は、友人であり偉大なる詩人であるボブ・ディランにあります。
豪農の息子として育った私に、農場関係者との裏の関係を教えてくれたのは、ディランの「マギース・ファーム」でした。」
自分自身を危険地帯へと追い込み、その実体験から人間の欠陥部分を嗅ぎ取っていく。そんな「ゴンゾー・ジャーナリズム」を確立させた、ハンター・S・トンプソンのドキュメンタリー映画。ハンターのことを敬愛して止まないスター俳優、ジョニー・デップがナレーションを担当している。

本作では、ハンターがヘルズ・エンジェルズへの密着取材(1966年頃)で脚光を浴びるようになってからの半生がメインに語られる。若年期にプエルトリコ時代があるのだが、そのときの出来事は「ラム・ダイアリー」として出版、映画化されている。

アメリカン・ドリームの探求と失望の連続性が、ハンターの原動力。ベトナム反戦デモ、公民権運動、サイケデリック革命を現地で実体験することにより、自然発生的にゴンゾーの理念が誕生。愛国者だからこそ、その反動が強大であり、ことさら行儀が悪くなってしまう。

ジャーナリストとしての衰えが囁かれてきた頃、ハンターはブッシュ政権と同時多発テロ(そして、それにともなう報復行為)を目の当たりにする。ハンターが拳銃自殺を遂げたのは、2005年2月、68歳のとき。アメリカン・ドリームの喪失、愛国心の崩壊、肉体的限界など、あらゆる感情が玉石混交したうえでの、この世との別れだったのだろう。
 この中では真実の彼はほとんど描かれない。強いて言えば、年老いて物を書かなくなったときぐらいか。自ら作り出した「GONZO」という枠組みから抜け出せなくなり、成功と失敗を経験した人物の物語である。この中で彼はGONZOとしての自分である「デューク」であり続ける。デュークは口汚い、ヤク中の銃愛好家である。それだけでも如何に彼が変わったジャーナリストであったかわかるだろう。でも、彼が人々を引きつけたのは「デューク」の側面だけではなかったとこの映画は言っている。トンプソンとしての優しさや愛情、弱さを兼ね備えるからこそ彼はカリスマ性のある「GONZOジャーナリスト」になれたのだ、と。そして自分の好きなように生き、死ぬときでさえも自ら決めたトンプソンの波瀾万丈の人生そのものが人々を永遠に引きつけているのだ。
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