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『ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』に投稿された感想・評価

12月22日は2002年に亡くなったTHE CLASHのフロントマン、ジョー・ストラマーの命日。
今日で没後15年を迎えます。

パンクと共に過ごした青春時代の中でTHE CLASHは多大な影響を受けたし、高2のクリスマス前に彼の訃報を聞いたあの時の感覚は今でも思い出します。

『ミステリー・トレイン』など公私共にジョーと親密な交流があったジム・ジャームッシュ監督や元メンバー、元カノ、ブシェミ、ボノ、デップなどの証言でジョーの生涯を紐解いてゆくドキュメンタリー。

ラジオ番組『ロンドン・コーリング』のDJに扮したジョーの音声でお気に入りの楽曲を流しつつ、
彼の生い立ちやバンド結成の経緯を多くの友人知人によるインタビューで構成していきます。

ピストルズがパンク界のビートルズならば、クラッシュはパンク界のストーンズ。
ジョーはポリティカルなメッセージでパンクの精神に新たな肉付けを施したと云っても過言ではありません。

バンドの崩壊と10年以上に及ぶ不遇の時代。
そして過去の栄光から脱却して辿り着いた再起のメスカレロス。
失敗から得た彼の音楽は更なる多様性に溢れ、それらは変わらぬレベルミュージックとしての精神性をひしひしと感じさせます。
遺作となった『STREETCORE』は今でもたまに引っ張り出して聴き入っちゃうし。

享年50歳という短い生涯を駆け抜けた彼の人生に、学ぶことは大変多しです。
THE FUTURE IS UNWRITTEN.
ザ・クラッシュのフロントマンで、2002年に50歳で早世したジョー・ストラマーのドキュメンタリー。

俺でも知ってるミュージシャンや俳優がこれでもかと出てきて、完全に俺得作品。

冒頭、「白い暴動」のアカペラ歌唱で、すでに★5決定(いつも★5ですが)。

外交官の息子として生まれ、パブリックスクールで育った少年時代から、兄の自殺を経て、サイケやフラワームーブメントに傾倒。パンクムーブメントの中で、敏腕マネージャーに見出されザ・クラッシュを結成する。

ザ・クラッシュを知らない人もいるので書くと、70~80年代を中心に活躍したイギリスの四人組バンド。デビュー当初は、かなりパンク色の強いイメージだったが、次第にレゲエやダブといった多様な音楽性を取り入れていった。特に3rdアルバム「ロンドン・コーリング」は、よく「80年代の名盤」とかで1位にあがってる。

さまざまな映画でもビーチボーイズ並みによく使われてるので、いくつか印象に残ったものをリンク貼ってみる。

「死霊館 エンフィールド事件」「リトル・ダンサー」で「London Calling」
https://youtu.be/6PVv497n0i4
https://youtu.be/iUkIb9ZV9NQ

「アイアンマン2」「クルエラ」で「Should I Stay or Should I Go」
https://youtu.be/PPqnC2DPrU8
https://youtu.be/y9ON7rcLQJE

「21ジャンプストリート」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で「Police and Thieves」
https://youtu.be/9U3RZqQKrwA
https://youtu.be/h3gvHe7PBXA

「(500)日のサマー」でジョセフ・ゴードン=レヴィットが「Train in Vain」のカラオケ。俺がカラオケやるときとソックリでワロタ
https://youtu.be/Tyql3GrdF18

「ロックンローラ」でトム・ウィルキンソンが「Bank Robber」を口ずさむ
https://youtu.be/Nkhhq-ArdeE&t=10

「トレインスポッティング2」で「(White Man) In Hammersmith Palais」
https://youtu.be/XDwDM1mDL_I&t=16

「コーダ」の漁船のシーンとか「シング・ストリート」で「I Fought the Law」(映像なし)
https://youtu.be/T_R0J5c2MZQ

ザ・クラッシュを解散したあとも、映画のサントラや、ジム・ジャームッシュの映画への出演など、さまざまな活動を行うも、2002年12月、ザ・クラッシュが「ロックの殿堂」入りする直前、持病の心臓疾患で急逝してしまう。

俺はリアルタイムにザ・クラッシュを聴いていた世代ではないのだが、ザ・クラッシュやジョー・ストラマーのソロ、映画音楽など、かなり好き。この作品でもアレックス・コックスの映画「ウォーカー」のサントラが最高傑作って誰かが言ってて、めっちゃ共感。パンクやレゲエを経てラテン・ミュージックに傾倒していったジョー・ストラマーの、一つの到達点だと思ってて、いまでも偶に聴いてる。

このドキュメンタリー、関係者へのインタビューの仕方が一風変わってて、焚き火を囲んだ関係者たちが、歌ったりギターを弾いたりしながら、ジョー・ストラマーの思い出を語っていくのね。しかも、それがちゃんとジョー・ストラマーの目指した世界観になってるとこが後半に判明する。なんか、俺も一緒に火に薪をくべて「ザ・クラッシュの音楽性について」みたいな語りをカマしたくなってしまった。

ちなみにザ・クラッシュで個人的に好きな1曲。「Death or Glory(死か栄光か)」
https://youtu.be/zdIdv2ReeDY

2008年の作品なのに、モノクロ映像に、ニカラグアの人からもらった赤いスカーフだけ色をつけたりとか(「天国と地獄」かよ!)、カートゥーンをマメに動かしたりとか、表現もとても凝ってて、「あぁ、ジョー・ストラマーのことが好きな人が本気で作ったんだろうなぁ」というのが伝わってくる。

以下、出てきた人たちと、俺の簡単なコメント

・ミック・ジョーンズ
→ザ・クラッシュのギタリスト兼ボーカル。当時はめっちゃ確執してた。中南米音楽に傾倒していったジョー・ストラマーと違って、ハウス・ミュージックに軸足を移してB.A.D.で成功。ちなみに俺は、アズテック・カメラにゲスト歌唱した「Good Morning Britain」大好き。 https://youtu.be/3_QSMTtUQYY

・トッパー・ヒードン
→同じく、ドラマー。実は俺、この作品観て、名曲「Rock the Casbah」が、ほぼ、この人の手によるものだって知った。ドラッグ中毒でバンドを首になるが、この作品だと、憑き物が落ちたみたいにいいオジサンになってる。

・マーティン・スコセッシ
→映画「レイジング・ブル」は、実はザ・クラッシュの曲から発想したとの発言。映画「キング・オブ・コメディ」では、メンバーもカメオ出演してる。https://filmarks.com/movies/20292/reviews/92056386

・ジム・ジャームッシュ
→映画「ミステリー・トレイン」に出演。何しゃべってたか忘れた

・スティーヴ・ブシェミ、マット・ディロン、ジョン・キューザック
→コメントしてたけど内容に記憶ナシ

・ジョニー・デップ
→コメントそのものより、「パイレーツ・オブ・カリビアン」からそのまま出てきたような風貌が印象的。この作品が公開されたのが2007年なので、まさしく3部作撮影してた合間にコメント撮ったっぽい

・ダミアン・ハースト
→「牛のぶつ切り」で有名な現代アーティスト。「なんで出てんの?」と思ったら、ジョー・ストラマーの親友で、死後、ジョー・ストラマーの名前を冠した慈善団体設立に尽力したらしい

・ボビー・ギレスピー(プライマルスクリーム)
→この人もドラッグでヘロヘロのハズなのに全然老けてなくてビックリした

・グランドマスター・フラッシュ
→まだヒップホップの黎明期、ザ・クラッシュの前座やってて、ブーイング浴びてたのをジョー・ストラマーがステージ上で反撃してくれてた、というエピソードかっこよすぎる

・アンソニー&フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
→途中、フェスで観たステージで飛び跳ねる全裸男をジョー・ストラマーがバンドにスカウトした、というエピソードがあるので、「実はそれ、俺たちなのさ」って言うコメントなのかと思ったら違った

・コートニー・ラブ
→18歳くらいでロンドンでボンヤリしてたとき、ジョー・ストラマーの家に居候してた話はじめて知った

・ボノ(U2)
→ジョー・ストラマーの話をしてるハズなのに「スキあらば自分語り」に持ち込もうとするボノさん。「クラッシュみたいなバンドを作りたかった」って、今のお前、全然違うやんけ。ボノさん、何にでも首を突っ込む中川翔子みたいで、ホント、ブレなすぎて草

・ニューヨークのタクシー運転手
→ニューヨークに来たジョー・ストラマーをタクシーで案内したオッサン。いったいどこから連れてきたんだ!?

というように、コメント部分を観るだけでも楽しめる。

それでもなお、圧倒的に魅力的なのは、ジョー・ストラマー自身。新しいものにドンドン首を突っ込んでいって、若者が買えるように三枚組のアルバムを破格値でリリースして、ニューヨークのハーレムやアフリカに飛び込んでいって、俳優からフェスまで色んなとこに顔を出して、自分のバンドのライブでは、集客のために自らビラ配りする。

2002年10月、ジョー・ストラマーが亡くなる2か月前、俺、知り合いの車に乗せてもらって、「朝霧JAM」って野外イベントに泊りがけで行ってたのね。

二日目、日曜のトリがジョー・ストラマーで、俺はとっても観たかったんだ。

でも知り合いに

「帰りは車が渋滞しそうだから、最後まで観ないで帰ろうよ」

って言われた。運転してもらってるし、俺だけ残っても帰る手段も無いし。そんで、ジョー・ストラマーを見ずに帰った。

「また、そのうち、来日するよなー」

って、自分に言い聞かせながら。

そしたら、2ヶ月後、2002年12月に、突然の訃報。

二度と、ジョー・ストラマーのライブを観る機会は無くなってしまった。

その時から、ちょっとでも何か行く機会とか、知る機会があったら、なるべく、足を運ぶことにしてる。

そんなことを、20年ぶりに思い出しました。

(おしまい)
趣味続きで恐縮ですが、パンクの神様ザ・クラッシュのフロントマン、ジョー・ストラマーのドキュメンタリー映画。
筋金入りのロック派で、パンクの良さをあまり分かってない私。なんでジョーがこんなにファンの中で神格化されているのか分からなかったのですが、本作を観たらそういうことかーと唸りました。

パンクとロックの違いが実はあまり分かってなかったんですが、より社会への反抗心が強いのがパンクなんですね。
確かにセックス・ピストルズの曲はどう考えても英国女王を敵に回してる際どい楽曲ばかりだし、ザ・クラッシュの歌詞も改めて聞き返してみると何ともシビア...。
ジョー・ストラマーは兄弟にご不幸があったり、昔から闇を抱えた少年だったようで。そういう過去が彼の歌い上げる楽曲には集約されているんだなあ、と本作を観て新たな学びを得ました。

ボノはじめ、音楽界を代表する豪華なメンバーがストラマーについて語るんですが、みんな自分の中に秘めていた想いや願いを歌に込めてありったけ歌うということを、彼に教えてもらってきたんですね。そう考えると、ロック史上本当に重要な人物。
早くに亡くなってしまったと思うと、きっともっともっと素晴らしい音楽を世に発信していただろうからとても残念。

ドキュメンタリーとしては正直同じような粗い映像がずっと続いて、肝心なザ・クラッシュの楽曲の映像がほぼなくて若干消化不良。音楽ドキュメンタリーではとにかくたくさんライブ映像やMVが観たい派なので、物足りなかったです。
パンクとは、ザ・クラッシュとは、というのを知れる意味では興味深い作品でした。

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