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『叫びとささやき』に投稿された感想・評価

「叫びのささやきもかくして沈黙に帰した」

ミッドサマーで話題のアリー・アスター監督激推し作品。ミッドサマーを撮影する際、関係者に本作品を観るよう促したのだとか。まあ納得かな。アリーのルーツが秘められているって言っても過言じゃ無い。かなりサイコな映画。

端的に言い表すなら、ちっさい頃から滅茶苦茶仲が悪かった3人姉妹が、次女が子宮癌的なので余命わずかだから実家に集まったって話。それにしても仲が悪い…笑。長女は幼い頃から心を開かない性格で、それもあって結婚生活も上手くいかない。三女は幼い頃からこびを売るのが上手で、色んな人に慕われようと下心丸出し。結婚はしてるものの浮気経験もあり、女性としてはかなり腐っている。次女は癌で大変そう。ただ割と姉妹思いで晩年に来てくれたことに感謝している様子。

お互いの欲のぶつかり合い。そして次女の腹痛からの叫び声。割とカオス。ホラーですかね。唯一の光は、家政婦のアンさん。本当に良い人で次女の唯一の理解者。腹痛で苦しむ次女を温かく抱擁してあげる姿はまさにマリア。

映像は超絶綺麗。だから高評価です。赤、白、黒。主張の強い色達を相殺させることなく綺麗に使い分ける。この監督白黒時代からかなり名を馳せてたっぽいですけどカラーでもハイセンスなんだ。前半の赤の量には圧倒されました。あと画面が切り替わるときに赤みがかるのも素敵。セットが赤すぎてワインが黒に見えました笑。

19世紀末、母親の想い出の残る大邸宅でアングネスとの最後の日々を、姉のカーリン、妹のマリーア、召使のアンナが過ごしていた。彼女たちの苦悩と救いが描かれる。
YukikoSwan

YukikoSwanの感想・評価

4.1
イングマール•ベルイマン監督
叫びとささやき、鑑賞しました!

圧倒されました。さすが巨匠。
詩的な映画でした。

これは愛についての映画でした。

愛の持てない人間、
愛とはなにかわからず、探し続ける。
愛とはなにかわからず、求め続ける。
そんな世の中でも、
人を包むことのできる人間がいる。

叫びとささやき。
叫びは自分をわかって欲しいという
遠くの相手へ向けた自己愛であり、
ささやきは相互愛である。

不気味なシーンも何個かありますし、
ホラー映画の参考にもされてますから、
ゾワゾワっともしますが、、
意味のある、深い映画でした。

屋敷の中は赤と白と黒のみで
仕上がっていて、どこをとっても
芸術的でした。

監督自身は欲によって人を愛せなかった、
マリア的人間だったそうです。
監督の母親は、名前もカリーンであり、この映画のカリーンと似た心の持ち主だったそう。

あなたはどこまで人を愛せますか?
と言われてるような、あのアグネスの蘇りシーン、、、難しいよなぁ。
アンナは神の母でした。

あーすごい。これが映画芸術ってものか。
納得。
お初にお目にかかります!
イングマール・ベルイマン監督!!

うおおおおおおっ!!
圧倒的な赤!!
赤い絨毯。
赤い壁。
赤いカーテン。
赤い椅子。
赤、赤、赤、所々白。
視覚的に埋め尽くされた赤に、狂気を感じる。

19世紀末。スウェーデンの大邸宅を舞台に、三人姉妹と女中が繰り広げる愛憎劇を描く。

やたらと映し出される時計の針。
それは、末期癌の病に伏す次女アグネスの死へのカウントダウン。

姉と妹が親身になって看病しているかと思えば…。
全然、そんな事ないッ!!

歳の離れた外交官と結婚した長女カーリン。
愛のない上辺だけの夫婦関係。
彼女は愛を拒む。

夫がありながら医者と不倫関係に堕ちる三女マリア。
誰からも愛されていたい子供の様な女。
彼女は愛をねだる。

対照的に描かれた姉妹の姿が面白い。

次女の容態は安定せず、息も絶え絶えとなり、挙句大声で叫びのたうちまわる。鬼気迫る断末魔が凄まじい!!本当に死ぬんじゃないかという程の迫真の演技に圧倒される。

全てを包み込む女中アンナ。
愛が歪み、愛が機能していない家族の中で、
家族でない彼女だけが唯一愛を示し、
母性で次女を包み込む。

登場人物のアップを赤に染める「暗転」が、シーン毎に挿入され、脳味噌がとろけそう。

衝撃的なシーンもあるし、終盤は死をも超越した驚きの展開を見せるのに、埋め尽くす赤が観る者を狂わせるのか、画とは裏腹に妙に冷静に観てしまう。

叫びとささやき、そして訪れる沈黙。

カオスだ。物凄いカオスだ。

イングマール・ベルイマン。
ヤバい監督だって事だけはわかった。

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