『消えない罪』
原題The Unforgivable.
映倫区分G.
製作年2021年。上映時間112分。

それを見たら死ぬ『バード・ボックス』が真新しい、過酷に生きる女子役が板についてきたサンドラ・ブロックが、許されぬ罪を背負って生きる元受刑者を演じた英国・独国・米国合作ヒューマンサスペンス。
サンドラ・ブロックが主演のほか製作も務め、独国の新鋭ノラ・フィングシャイトがメガホンをとった。
共演にビンセント・ドノフリオ(最近やとネトフリドラマ『ラチェッド』にでてた)、ビオラ・デイビス(この方はエリート検事やポリスが似合うが今回はただの善き母ちゃん役)。
Netflixで2021年12月10日から配信。それに先立つ11月26日から一部劇場で公開だそうです。

過去に犯しちまって殺人の罪で服役し、20年の刑期を終えて刑務所から出所したルース・スレイター。
しかし、罪を償って社会に出たはずの彼女を待ち受けていたんは、過去の罪が許されない酷い世界やった。
社会に溶け込むことができずに孤立し、安息を求めて訪れた故郷の地でも厳しい批判にさらされ、行き場をなくしていくルース。
そんな彼女が罪を償うことができる唯一の手段てのは、昔、とある理由で置き去りにしちまった、離れ離れになってしまった妹を捜すことやった。

余談ながら、今作品のプロデューサーのグレアムキングはアンジェリーナ・ジョリーにルーススレーターを演じてもらいたいと強く望んでたそうで、クリストファーマッカリーを雇って彼女のために特別に脚本を書かせたそうな。

幼い頃に四つ下の兄妹のように育った姪(姉の娘)が側にいた。
だけど、姉たち夫婦の都合で会えなくなって何十年も経つ。
会おうと思えば会えなくはないが、姉自身がパートナーと別れる際に取り決めた事で会ってない故に、叔父の小生も会うことなく今に至る。
姉はあねで、娘の幸せを願って泪を呑んで会わない(それが人の道かはわからないにせよ)。
故に姉の気持ちを酌んで、小生も会わないでいるが、姉とも何十年会ってない。(何やそれ😄)
だから今作品は個人的に刺さった。
刺さりまくりで嗚咽さえ出てしまった。
まだまだ青いっすわ。

偖、今作品は、全体としては、贖罪についての物語で、ちょい歪んだ正義感てのが見え隠れしたかな。
主人公は、妹を探してるつまり唯一の家族を。
主演のサンドラ・ブロックの演技は、本当と書いて、マジに巧みやった。
正直、荒削り感ある物語て、深みに欠けとる部分を彼女が補ってたかな。 　
彼女が演じるルースには、幸せ感じだの、積極的だのといった要素がまったくnothing。
今作品の冒頭は刑務所から出所からで、彼女は、ポリス(警官)殺害の罪で20年の刑期を終えて、出会う人すべてから冷遇や冷たい視線を浴びせられる。
実際は気が付きにくいが善良なる哉人々もいるが、酷い仕打ちの奴らが目につく。
理由は？
彼女はポリスを殺害し、罪で有罪判決を受けたため。
『ポリス殺し』。
つまり、刑務所の矯正官から一般の街の警官に至るまで、誰もが彼女の正体を知っている。
最近じゃ日本においても残虐な事件を犯したら、善意と勘違いしたアホが少年だろうとネットに加害者のプロフを曝す時代。
御多分に漏れず彼女は常に監視されており、簡単に事故、事件を起こしてしまう可能性が十二分にある。

今作品で、サンドラ・ブロックは、非常にゆったりとした、虚栄心を削ぎ落とした演技を披露していました。
彼女は加害者と嫌忌に目色されながらも深い傷を持ってるって作中、彼女の演技の中に感じる。
加害者なのにいけしゃあしゃあとって多少思わくはなかった。
そして映画の中でさらに傷を受けます。
これは酷いし、人は時にはこのような仕打ちを、間接的にせよ誰しも成し得る。

ルース・スレイターが刑務所にいた20年の間に、世界は大きく変わった。しかし、彼女の願いは。
願いはひとつなんやなぁと。
それは、妹を見つけること、妹に逢いたいと願うことだけ。
サンドラ・ブロックが演じるルース・スレーターの妹は、アイスリング・フランシオーシが演じてました(映画『ナイチンゲール』や『ゲーム・オブ・スローンズ』の)。

ルースは彼女のことをケイティと呼んでたが、ルースが刑務所に入った時に養子に出されてからは、キャサリンというフルネームだけが使われてる。キャサリンは自分が養子であることは知っているが、自分の過去については何も知らない覚えちゃいない軽度の記憶喪失で。
アイスリング・フランシオーシは、キャサリン／ケイティを好演してました。
もっと多くのシーンで彼女を見たかったのけど、今作品のストーリーはルースの方が中心って仕方ないかな。

今作品は、誰もが夢中になるわけじゃないと思いますが、紆余曲折を経て、全てが、どないして繋がりを持ってるのかを理解することができますし、その全貌が見えた頃から泪が溢れました。　
勘の良い方は結構早めに気付かれるんちゃうかなって感じです。
Netflixドラマの、リミテッド・シリーズとしてやっても良かったんちゃうかなぁ。
なら、じっくり主要キャラを確り印象付けできたと思うし、すべての主要キャラを真に理解できうる時間が得られたはず。　
ちょい残念。
でも、今作品は失敗やったかと問われたら、イヤイヤそうじゃなく個人的には秀作でした。

2021年 アメリカ製作 Netflixヒューマン
ドラマ ＿＿ 🇺🇸✨✨　

サンドラ・ブロック が20年の刑期を終え
出所するところから本作が始まります😮‍💨

20年経っても世間の目線は 耐え難いもので
ある…… 刑期を終えても 『消えない罪』の
タイトル通りの作品で 今回の事件に関係した者にとっても 決して終わりの無いテーマなんだと思うし またどこの国も同じ 家族にも迷惑を掛けますよね …… 🤷🏻‍♀️💥

サンドラ・ブロック の顔の表情は 本当に重いし痛々しい 元犯罪者の演出は只者では無いのが伝わる演技 本当に見事だと思いました …… 👏🏻😮‍💨💦

ただこの事件に隠された謎 〜それは サンドラ・ブロック彼女しか分からない そしてラストへ 僕は思いもしない涙でありました …… 😢

ただひたすらに我慢と怒り 〜 結果それが素晴らしいサンドラ・ブロックにも感動した作品 それは何故だったのか これが全てでありました …… 👏🏻😭✨✨

物語自体は簡単でありそうですが 事件や犯罪の本当の部分 見えない部分 それに伴う家族や第三者 そして当事者 〜 其々の『消えない罪』の本当の訳は 凡ゆる形があるんだと割と深い作品であり 良かったと思う …… 👏🏻🤔💥✨



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

• #netflix-2022

“私がやった。それでも人生は続く。”

“幸せの隠れ場所”、“ものすごくうるさくてありえないほど近い”に次いで、またまたサンドラ・ブロックに泣かされた。もうこの人の演技好きすぎて、完全に感情移入しちゃうし、溜めに溜めてのラストはもう完全に涙腺崩壊年末パーティ。

警官殺しの罪で20年服役した後仮釈放されたルースは、当時5歳で離れ離れになり別の人生を歩んでいる妹と再会しようとするが…。無駄な言葉をいれずに表情だけで語る全てのシーン、瞬きをせずに開かれた目に映る輝き。ドイツの奇才ノラ・フィングシャイト監督の最新作。この人のデビュー“システムクラッシャー”もとても良いらしいからはやく観たい。

元々この脚本は10年前くらいからあったようで、当時はアンジェリーナ・ジョリーにオファーされていたみたい。確かに彼女でもピッタリの役だけど。ヴィオラ・ディヴィスの脇役ながらの圧倒的な存在感にはいつも笑ってしまう。詰まるところサンドラ・ブロックの血色の悪い顔にいい映画を観た後の爽やかな余韻。

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