帰らない日々の作品情報・感想・評価

「帰らない日々」に投稿された感想・評価

Naoya

Naoyaの感想・評価

2.8
轢き逃げによって最愛の息子を失ってしまった男。進展のない警察の捜査に業を煮やした彼は町で唯一の弁護士に調査を依頼するが、実は彼こそが轢き逃げ犯その人だった。サスペンスドラマ作。序盤からキャラクターの立ち位置が確立されており、加害者側、被害者側の心情を生々しく、濃密に描いた物語。法律や裁判から、やがて訪れる判決はあるが、正義や悪では判別できない、人の姿、心の内が蜜に描かれてます。お互いに深い傷を負いながらも、運命かのように引き合せる展開は重みが凄まじく、その後の展開の緊迫感は滲み出てます。終始シリアスな展開が続き重みがあるが、ヒューマンドラマとして丁寧に作られた構成は良い。ホアキン・フェニックスとマーク・ラファロの大人の演技が味わい深く印象的に映ります。(DVD)
 轢き逃げによって最愛の息子を失ってしまったイーサン。家族がそれぞれが悲しみ、自分自身を責める中でイーサンは進まない警察の捜査状況に業を煮やしてついには町の弁護士事務所に調査を依頼するのだった。しかし依頼を受けた弁護士のドワイトは、その息子をひき逃げした張本人であった。


 お も た い

 おおまかなあらすじは踏まえて覚悟してみたんですけど、それにしたって重たい。
 ただ事故ってしまってひき逃げになったわけじゃなく、ひき逃げという結果に至るまでドワイトにも苦しみがあってのことだった(だからと言って許されるわけじゃない、のは承知)
 イーサンはもともとすごい苦しいし、イーサンが依頼に来てからひき逃げ犯でわりとあれな対応だったドワイトもめちゃ悩む苦しむ。

 交通事故なんて、誰もがどっちの立場でも身に降りかかる可能性があるわけですよね。
 息子の立場にも父の立場にも犯人の立場にも犯人の子供の立場にもなり得る。

 ほんと生々しくてつらいので、人には……すすめれんな……って作品なんですけど、それはつまり、それだけ胸にグッとくるよくできた作品だってことなんでしょうかね。
 よっぽどじゃない限り二度目は見れないなぁ。
作品の題材はひき逃げ事故の被害者側遺族の苦しみと加害者の心理です。
先の京都府亀岡市での事故なんかも、被害者遺族の苦しみが報道でクローズアップされてました。そこで悲劇なのが遺族が自分自身を責めることです。加害者が見つからない又は軽い罪で済んだならば、その自責の念はもっと強くなるのでは!?
この作品では加害者は子供を持ってます。警察に出頭するのに後ろ髪を引かれてました。
そもそも、それは我儘であり許されないことというのがよく分かると思います。
言いたいことはクリアーな作品なので、記憶にしっかり残るかと…。時間がある時に鑑賞して損はないと思います。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
原題は“RESERVATION ROAD”…本作の題材である、交通事故が起きた通りの名前だが、この通りを挟んで対峙するかの様な加害者と被害者のドラマが見所。
典型的な家族に突然訪れる悲劇は、地味ではあるが、誠実に描くゆえにかなりの見応えとなる。
良心の呵責に揺れまくる加害者、そこに偶然か必然か、被害者が絡む流れはサスペンス的な緊張感が増す。
被害者の母親の描写が中途半端ではあるが、考えさせられるラストの余韻はなかなか。
そう、何年か後の二人が見てみたいが。
空衣

空衣の感想・評価

3.6
加害者・被害者
の残された息子・娘の姿が
語れないのだけど、大人たちの苦しみに置き去りにされながらとても印象的
ホアキン・フェニックス演じる息子を轢き逃げで失った被害者とマーク・ラファロ演じる加害者。

加害者の側は出頭しなければという良心と息子に会えなくなる葛藤、捜査の手が迫るのではないかという不安と心配が杞憂である安堵など、心理描写が細かく描かれていたのに対して、フェニックスは自ら犯人探しを始める行動の面に重きが置かれていった印象。

その結果、加害者家族の関係の変化、特にエル・ファニング演じる娘へのケアなどの部分が書き込み不足になってしまった印象。

女優陣、特にミラ・ソルビノがあまり本筋に絡んでこないので使い方がもったいない気がした。
☆☆☆★★

2008年8月4日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1
まこと

まことの感想・評価

3.9
あらすじを読んですごく邦画的な題材だなと思いました

息子をひき逃げされた家族とひき逃げしてしまった家族

加害者と被害者がそれぞれに抱える苦悩

なかなかシリアスな佳作作品という印象です

誰にでも起こりうることだし、今日明日にでも起こりうることだけど、とりあえずはこの映画が実話じゃなくて良かったなと安堵しました
きん

きんの感想・評価

2.8
ひき逃げ犯と被害者の父親が弁護士と依頼人という立場で再会。それぞれの気が狂わんばかりの苦しみをリアルに描いた作品。

脚本がシンプルすぎて私はあまり楽しめませんでしたが、それによって演技が引き立っているとか、よりリアルに感じるという人もいるかもしれません。

悪人が1人も出てこないだけにやるせない話でした。TSUTAYAのパッケージにはミステリーのシールが貼ってあったけど、事故に不可解な点はないし犯人は最初から分かっているので推理要素はないです。
Sanko

Sankoの感想・評価

2.5
ずいぶん前に見た記憶記録。
交通事故。誰しも意図して起こすものではなく、自分自身 加害者にも被害者にもなりうる。。。
そして、どんな結果になろうとも両方が辛く悲しい。救われない。
とても辛く、考えさせられる作品。
戦争やテロよりも身近で現実味があって、2回は見れない。
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