ハイウェイの彼方にの作品情報・感想・評価・動画配信

「ハイウェイの彼方に」に投稿された感想・評価

hoteltokyo

hoteltokyoの感想・評価

4.0
カリフォルニアの三振即アウト法という謎の刑により、マリファナを所持しただけで20年以上刑務を全うしたラッセルことラス。やっと出所するも町の変化や、情報の速さに戸惑う日々。ある日、バイト先のバーガーショップのゴミ捨場で幼い赤子の鳴き声を聞く・・的な物語。

そしてそのまま赤子を育てるため、先行きが見えないハイウェイをただ疾走する・・と思っていたら大間違い。この事がきっかけで自分自身を見つめ直す旅に出て、目的地の場所で、自分が知らなかったら親の側面に出会う話であった。ラスが真面目で良いやつすぎて、それも周りが感じ取り、次第に心を打たれていく。

昔「天才タケシの元気がでるテレビ」でエンペラー吉田と呼ばれたおじいちゃんが「有名でなくても真っ直ぐ生きる」という格言を残していたがまさにそれ。ラスがこの赤ちゃんのために残していったものは必見。
ネットもスマホも知らない
お金も無いのに
なぜ赤ちゃん👶を拾う⁉️
どこかに
電話しようにも事務所には鍵が〰️

赤ちゃん👶のエラがメチャクチャ
可愛い❤️困り果てるイーサンが
赤ちゃんのエラをとまどいながらも
愛情たっぷりに子育ては癒される!
ミルクはそれでエエの?
オムツは変えた?と気にはなるもf(^^;)

刑務所から帰ってきた
おっさんイーサン
常におどおど
ホンマに刑務所に入るほど
悪い人なのか?(三振法のためもあり)
短めな作品も
イーサン・ホークのナイーブで
危うさな演技を堪能。

過去を受け入れ
父親への愛 父親からの愛は変わらず
ラストはホッコリと😢
そしてエラへの愛にも‥😢。
切手は大切に。。。
Ranan

Rananの感想・評価

5.0
なんで公開してないんだ〜〜ずっと観たかったのがやっとレンタル始まったので観た。
大好きなイーサン・ホークが良い!て以上に話が良い!
前半は仮釈放中なのに赤ちゃん拾っちゃうことにハラハラしっぱなしで、最後には大号泣。

世間を知らず、おそらく刑務所の中でも積極的にリレーションが築けなかったように見える主人公が、赤ちゃんを通して世界に触れていく様が本当に愛おしい。
おどおどしてて、釈放されることにさえ億劫な彼の寂しい背中とか、ぎこちない手とか。
もういろんなシーンで切なくてあったかくて、彼の人柄が垣間見えるんだけど、それが父親とのつながりにも通じていく。

観てよかった〜。地味に役の誕生日がイーサンと同じで、わたしも〜!となったよ
yosuke

yosukeの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

刑務所を出たばかりで戸惑いと不安のある無口な中年男性を、表情や動き、少ないセリフで見事に演じてて、またイーサンホークの事が好きになった。
こんな役どころなのに渋すぎる。

設定は刑務所から長い服役を経て変わり切った世界に戸惑う男、中年男性が赤ちゃんを拾うというまぁどちらもわりかしよくある設定だけど、所々にとても素敵でお洒落な描写が散りばめられていて、監督兼脚本のこだわりがとても良く感じ取れた。
特にエラと一緒に海へ散歩に出かけるシーンがお気に入り。

エラやバスで出会った女性との続きの展開やラッセル自身の今後の人生が気になりところではあるが、そこのいい感じに余白が残ってる感じが人生まだまだこれから、この先どんな事が起きるかわからないって感じがして良い終わり方だったと思った。
N

Nの感想・評価

3.9
イーサン・ホークの主演作で
監督兼脚本はローガン・マーシャル・グリーン

マリファナの所持の罪を重ね逮捕され、
20年近くを刑務所で過ごしたラッセル
ようやく仮釈放され社会復帰を果たすが…

20年という月日が過ぎて変わった世界
出所しても出迎える人はいないラッセル。
経過報告をメールでする必要がある為、
インターネットが必要になるが分からず
ネットカフェで悪戦苦闘する姿は切ない。

そして職場裏のゴミ箱に捨てられた赤ちゃん
とてつもなく孤独なラッセルにとって
赤ちゃんは希望の光で唯一の話し相手👶🏻🍼
どのシーンもとても癒されました。

ラストの父からの手紙✉️がとても良かった
"過去は変えられないがこの愛も変えられない"
終わりも前向きな最後で良かった😭  

切なくて困り顔のイーサン・ホークが最高
寡黙な役柄だけど表情が本当素晴らしい👏🏻
赤ちゃんを育てる姿はハラハラするけど
温かい優しさに溢れてました🥺

失った20年を取り戻すことは出来ないけど
これからの20年はどうにでもなる✊🏻

久々にいい映画に出会えました🥺
Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.0
イーサン・ホーク主演の映画、スターチャンネル放映されたので観てみた。
2019年のアメリカ映画だが、日本未公開。

何か独特な雰囲気がある映画で、余韻を残すような感じだった。
実はとっても良い映画なのではなかろうか…。

まず、「カリフォルニアの三振即アウト法」についての説明があり、これは「過去2度以上特定の罪で有罪判決を受けた者が、再度有罪判決を受けた場合は3度目の罪が軽微なものであっても、終身刑を含む25年以上の禁固刑となる法律」のこと。

そして、ある男が刑務所から出所するところから物語は始まる。彼の名はラッセル(イーサン・ホーク)。彼は「CAの三振即アウト法」に引っかかって、たった25グラムの麻薬を売るために持っていただけで20年刑務所に入っていた。仮釈放されたのだった。
仮釈放なので、何か問題を起こすと刑務所に逆戻りさせられてしまうあたりが、観ているこちらにはハラハラさせられる要因となっている。

そして、彼は真面目にバーガーショップで働くが、ある晩、店のゴミ出しして帰ろうとする時に、店のゴミ箱の中から赤ん坊の泣き声が…。
彼は、赤ん坊を助け出して、通報しようとするものの、世話を始めてしまう。
……このあたりで、「えっ、これが『誘拐』と見做されたら彼は刑務所へ…」と思わされるスリル。
そんなスリルを感じながらも、彼が赤ん坊に接する姿に「人間としての優しさ」を感じる。

赤ん坊を施設に預けてすぐ、彼は故郷に帰るバスに乗る。バスで気性の激しそうな若い女性と乗り合わせるのだが、彼は女性に「マスタードとマヨネーズのサンドイッチ」を振る舞う優しさを見せる。

その後、父母の墓、父親の取引していた銀行などが描かれて、それまで断片的だったエピソードが繋がる感じが素晴らしい!
……ここで「繋がる感じ」と記載したのは、「エピソードが繋がったことを明確に描写していないから」であり、あくまでも観る者の感性で、そう思わせられるから。

この曖昧さが、個人的には余韻に思えて佳作に思えるが、これは観る人によって変わるものだと思う。
賛否両論あってもおかしくない気がする……(^^)
まぁ、自分は肯定派になってしまったのだが…😄笑
78分という短さで、もっと具体的に知りたい部分もあったけどこれはこれで良い終わり方だった。
イーサンの演技が魅力的。
ベッドの端に赤ん坊を置いたままにしている
シーンが1番ハラハラした。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
何か明確な行き先がハイウェイの彼方にあったわけではないのだが、でもこういうロードムービーに弱い自分には殊更によく響いてくる、じんわり来る一本。行き先もどうなりたいというあてもない主人公が恐る恐る一歩を踏み出す過程も興味深いが、何より突然の境遇に戸惑いながらも何とか...という根っこの誠実さ、そして自分よりちょっと上の年齢のはずなのに赤ちゃんを抱えた時に「おじいちゃん感」が滲み出ているイーサン・ホークの演技に尽きる。癖がない役者に見えるがこういうなりきりも自然だし、やっぱり本当に巧い役者さんだなあと改めて思うなあ。
ふじこ

ふじこの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

イーサン・ホークは格好良いよねぇ~と思って視聴。

カリフォルニア三振法により、軽微な罪で2度の逮捕の後、販売目的の僅かなマリファナを所持していた為に三振、20年の刑に掛けられた男ラッセルが出所を機に、新たにやり直す為のお話。

やっと出所の日が来ても、外には誰も待っておらず、所持品だって20年も前の代物。週に一度の保護観察も、以降はメールで良いと言われる。
メールアドレスなんて、持っている訳がないのに言い出せず…。
ハンバーガーショップで真面目に仕事をこなす傍ら、近くのネットカフェで初めてインターネットに触れる。父親の名前を検索してみると、もう既に亡くなっていた。

そんな無味乾燥の日々が、ある風の強い日の夜、店の裏手にあるゴミ箱から泣き声が聞こえた事で一変する。
オレンジ色のふわふわなドレスを着た、女の子。赤ちゃんさんだ。これがもうめちゃくちゃに可愛い。名前はエラと言うらしい、メモがついていた。
電話をしようと事務所を見るも既に鍵がかかっており、思わず連れて帰ってしまう。
エヘエヘ、ふぇ~とグズる前の前兆ぽい鳴き声がするが、胸からぶら下がった鍵であやし、エラは就寝。かわいい。
一度は緊急通報するも、やっぱりなかった事にする。
片時も目の離せない、言葉の通じない赤ちゃんが、それでも自分以外の生き物として孤独を覆い尽くしてくれたんだろうか。
一刻も早く通報し、然るべき場所に預けるしかないと思うし、次に逮捕されたらまた刑務所に逆戻りな事を考えるとソワソワしてしまうけれど、そう出来ないラッセルの気持ちも何処か分かるような気がした。

一生懸命、しかし全然正しくはない方法で恐る恐る面倒を見るラッセル。
インターネットカフェで、赤ちゃんを拾ったら、貰ってもいい?と検索するもあえなく ダメ!誘拐と同じ!との結果。誘拐の言葉に動揺するけれども、手放し難く、一緒に海へ行ったり、自分の父親との思い出を話して聴かせる。

しかしエラがベッドから落ちて頭を怪我したのを切っ掛けに、最初は嘘を吐くものの赤ちゃんを見つけて通報しなかった事、無断欠勤していた事等がバレ、バーガーショップもクビに。エラも取り上げられてしまう。
最初っから、赤ちゃんベッドの端っこに寝かせ過ぎじゃない…?の伏線を回収してきた。
幸い怪我は大した事なさそうで、病院で待っている間すっかり良い笑顔のエラだったけれども、ここでお別れとなってしまう。

傷心のまま、長距離バスで生まれ育った故郷へ。
道中乗り合わせたよく喋る破天荒な感じの若い女性と交流し、戸惑いながらも恐らくエラと別れた寂しさは少し拭われたのだと思う。
そしてその女性も目的地に着き、バスを降りていく。
このバスも、途中途中で休憩の為に降車して身体を伸ばしたり、出会って仲良くなった人とも一時で別れ、朝から夜に、人生そのものを表しているようで良かったなあ。

ようやく両親のお墓の前に座り、思っていたような人生じゃなかった。今は自分自身にさえ苦戦している。ごめんね、二人が両親で良かった、と言い子供のようにお墓の前に寝転ぶ。会いに来るまでに葛藤があったんだろうな、と想像して胸が苦しくなるシーン。すぐに来なかったのは保護観察とかの兼ね合いもあるのだろうけれど、亡くなった事さえ知らなかった両親のお墓に、全く素晴らしい人生ではない自分が、と考えるとつらい。

そして父に託されていた貸し金庫の鍵。そこに父からの手紙が入っている。
お前の事ばかり考える。これからもずっと私の息子だ。愛しているよ。
不運の後のセカンドチャンスだ、世界へ飛び出せ。後ろは振り返るな。
お前を愛している。過去は変えられないが、この愛も変えられん。
狼が月を愛するように愛し続ける。お帰り、父より。
この手紙がもう泣けるのだ。何度も何度も愛していると繰り返し、ずっと見守っていたかのように、変わらない愛がある。
愛している、と伝えられる文化はとても素敵だと思う。どうして日本だと恥じてしまうんだろうなあ。愛しているのに。

それから、自分が自分の人生をもう一度生き直す切っ掛けをくれたエラに信託を残し、また新たに旅を続けようと不敵に笑う処で終わり。

いやあ良かった。
家族も友人もなく、家とバーガーショップを往復するだけのどうしようもない程の孤独で、観ていてとても哀れだった。
50年経って放り出され、馴染めずに首を括ったブルックスを思い出す。わたしだったら、と思う。わたしも、WATASHI WAS HEREと刻んでしまうかも知れない。
それでも結局、最後に救ってくれるのは愛や信頼なんだよなぁ。
お父さんからの深い深い愛情に泣いてしまった。
そして父の死を知って、その日か次の日か、遊園地を訪れそこで出所して初めて笑顔を見せる処もとても良かった。
遠い昔となってしまった幼き日の家族の思い出か、それとも失われてしまった自身の一番よき時代となる筈だった頃、或いは自分もまた子を成して一緒に楽しむ時もあったのではないか。一体どのように思ったのか想像でしかないけれど、綺麗な光と子供の喜ぶ声、それらに見せた笑顔が次の一瞬でまたバーガーショップの清掃に戻ってしまう構成もすき。

バーガーショップの先輩から手渡されるお店の鍵、働きぶりを信頼して任せてくれたやつ。もう一つ、エラをあやした首から下げた貸し金庫の鍵はそれそのものが父の愛であって、何時だって身近にあったのだなと思うと胸がキュンとしてしまった。

ところで、映画で父が最後に遺してくれていたチリアン・プラムの切手。
これでやり直せるだろう、と言っていたけれど、高額切手コレクションかな?と思って調べたら、評価額15万9500ドル…!日本円で約1千800万…!やり直すには充分なお金だなぁ。
価値の続く趣味があって、その趣味に勤しむ父を見るのが好きな息子が居て、それが時を超えて助けになるなんて、父の愛ってほんとすごい。
ラッセルは次は何処へ行って、どんな風に生きるのかなぁ。いい映画だった。
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