シルヴァン・ショメ監督のフレンチアニメーション。

ハゲタカのように痩せた警官が、パリの公園を歩いていると、豊満な老婦人が、丸々と太ったハトにケーキをあげていた。
男は老婦人の後をつけて、彼女の家を突き止める。
後日、ハトの格好をして、老婦人の家を訪れる。
食事を要求するとご馳走が。
男は毎日、老婦人の家に通い詰め、次第に太っていくが……　　

本編はセリフもなくお洒落な音楽にあわせて進んでいきます。　
随所にユーモアもあり、楽しめた！


カートゥーン・ドール賞受賞
アヌシー国際アニメーション映画祭と広島国際アニメーションフェスティバルで大賞を受賞

ニコ動で鑑賞。

ヤバい奴しか出てこないwww

アニメーション（レイトン教授みたいな絵柄）が可愛い。
その可愛さの中に人間の狂気が見え隠れする作品で、とても面白かった🤣
※ニコ動で観ると、流れてくるコメントも笑えてwwwそこも楽しい。


～ざっくりあらすじ～
貧乏で飯が食べれず、ガリガリに痩せたおじさん。
彼がある日、公園で鳩に大量のドーナツをあげるお婆ちゃんを見かける。
鳩たちはブクブクに太っていて、
それを見たおじさんは“羨ましい...自分も欲しい”と思う。
そこで彼がとった行動が...🤣💦

という、コメディ。
ではなく、ブラック・コメディ。
人間の狂気の描き方がお見事。


～貧富問題や人間の醜さを表現～
登場する富裕層は分かりやすく太っている、しかもブクブクに。
あまりにも太りすぎてるから、監督の貧富の社会風刺と嫌悪を感じた。
あと食べ物を不味そうに見せるシーンが多い。監督のセンスが出てる🤣
だからと言って、貧しいやつも醜く描かれている。結局は人間がダメなんだよって言われてる気がする😅
鳩の方がマシにみえる。


なかなか面白い作品！
ぜひニコ動でご覧ください😁

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シルヴァン・ショメ監督デビュー作の短編

1998年度のアカデミー賞短編アニメーション映画賞にノミネートされた作品

すんげぇなこれ…
20分ちょっとの短編だけど半端じゃない作り込みだし、デビュー作から既に、これぞシルヴァン・ショメという世界観が完璧なほど完成されている

始まりと終わり以外は一切セリフがないにも関わらず、スラスラと頭に入ってくる豊かな表現力に圧倒され続けたし、なんとなくヤン・シュヴァンクマイエル風味すら感じる雰囲気作りが素晴らしい

グロテスクなほどにデフォルメされたキャラクター像から、徹底された美しいレイアウトの数々
鳩を風刺のように使った物語で、ホラーチックな演出もありつつ、コミカルな動きや展開に短編とは思えないほどの満足度
小さな子どもが観たらトラウマになりそうなタッチだけど、とにかくめちゃくちゃ良く出来てるアニメーション
たったの20分でも、フランスの逸材アニメーション作家のデビュー作に相応しいほど文句なしの傑作だった

〈 Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿-% 〉
〈 IMDb 7.8 / Metascore - / Letterboxd 3.8 〉

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