シャトニーニさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

シャトニーニ

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マイウェイ 12,000キロの真実(2011年製作の映画)

2.6

〜二人の囚人が外を眺めた。一人は泥を見た。一人は星を見た。〜

時代に翻弄されていく日本人と朝鮮人の友情ぽいものを描く戦争ドラマぽいの
ノモンハンからスターリングラード、ノルマンディまで、プライベート
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ホラー・シネマ・パラダイス(2010年製作の映画)

1.9

オンボロ映画館なんかやめちまえと言われてヤケクソになって実録殺人のスナッフフィルムを流したら大反響、って荒唐無稽なホラーコメディ。

どこかで聞いたような筋書きだけれど、原題と邦題は一切関係ありません
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天気の子(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

一行感想が「このいろはす(バニラ味)のCMよくできているよな!」

つい最近メガヒットした「君の名は。」と比較されてしまうのが惜しい本作。より躍動的な筋立てでわかりやすく、舞台も東京に絞り、アクリル絵
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.8

機内上映で日本版リメイクを見て面白かったので原作を。

カンフー少年やその他はそのままに、台湾の熱気や、情緒豊かな挿入歌、異国の恋物語だからこその切なさがプラスされている。

あらすじ知ってるんだけど
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きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

2.6

「マヂでスパダリ会いたぃ......
スタバでエグザイル聞いたら
思いだしちゃう....どーしょ.....」
と、三分で書けそうなカレーメシ的サーファーイケイケ女子物語。波もオトコも乗りこなすぜ!
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.0

『Once』『はじまりのうた』などのジョン・カーニーによるロック映画。

厳格な学校や、インチキなオトナへの反抗の象徴として、バンドを組み、当時下火になりつつあったロックで闘う、いわばアイルランド版『
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

\えらい人さアリ・アバブ〜ワ‼/
(声:山寺宏一のモノマネ)
ハァイ、フィルマの前の愉快なみんなァ♪

20年前なら、当時白い歯を輝かせていた羽賀研二がいなくなったり、マドンナの元ダンナが撮った新作が
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.6

飛ぶ血も乾く灼熱の大地で、マチェーテがまたもやりまくる!
凶暴にして最強のエージェント、マチェーテを描くクソ映画のクソ続編。
絶対に主演にならない男ナンバーワンだったダニー・トレホが、斬って斬って斬り
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劇場版 MOZU(2015年製作の映画)

2.6

血塗れ傷だらけの西島秀俊が、ダイ・ハードの如く格闘でテロ犯を倒していく意欲作。

元々民放と某ケーブルテレビでドラマとしてやってて、『24』やダークナイトをうっすくしたようなアクションに、一昔前のハー
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

アメリカ西海岸、ディズニーワールド近郊に住む少年少女の、真夏のちょっとした冒険ファンタジー。カラフルな色彩の建物や陽気な人たちの姿はインスタ映え間違いナシ!さらに心温まる家族の感動ドラマも。。。。。超>>続きを読む

レジェンダリー(2011年製作の映画)

2.6

東欧版のドラクエといったところ。

ぐう畜(ぐうの音が出ないほどの畜生)の王子が救ったのは、ドラゴンの贄にされかけた王女。

しかし実際は、彼ではないぐう聖(ぐうの音が出ないほど聖人)の青年が慕う王女
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地獄のコマンド(1985年製作の映画)

4.5

令和もよろしくお願いします。
ということで新時代はチャックノリスで幕開けだッ!

ほぼ無いようなストーリー展開と、手に汗のぼらない安定のハードアクション。
唸る機関銃、閉鎖された街に集うワル。神より強
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

遂に見てしまった。
前作「インフィニティウォー」の引きを見て、もうこれ収拾つかないと思ったのも、その後に見た「キャプテンマーベル」が暗示した希望も、見に行く強烈な動機かもしれない。

平成が終わり、ア
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シー・バトル 戦艦クイーン・エリザベスを追え!!(2012年製作の映画)

2.4

1915年、かつて繁栄を誇ったオスマントルコは滅亡へ瀕していた。そこへ再び押し寄せる連合軍。
敵戦艦が何十も湾に潜入した絶望のなかで、血にまみれた平野で、悲惨な塹壕で、貧弱な武装を手にアッラーへ祈りな
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

3.4

「俺の宇宙では爆破すンだよ!」byジョージ・ルーカス(「宇宙に空気は無いので爆発しない」というファンの意見に対して

かなり前に見たのに深夜やってるので見ちゃう種類の映画。現代CGアクションの旗手、ザ
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.5

前作アダムスファミリーの続編、新たに加わった家族によるボケもパワーアップ(?)して盛り上がりをみせるアダムス家。しかし魔の手が忍びより…

フェスターおじさんのトボけ具合と不死身さが今回のキーポイント
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.0

ソネンフェルドが映画でリメイクしたちょい怖ゴシックコメディ。

子供の頃は少し気味が悪かったのに、オトナになって見てみると、黒魔術的で愉快な美術もしかり、どっか変なアダムス家による痛快なエンタメでした
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.1

“偉大なるコミックヒーローには、それまた偉大なる副産物がともなう”

「世界が100人の村だったら」が一時期はやりましたが、「世界が100人のスパイダーマンだったら」と妄想しちゃうのがマーベルスタジオ
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.7

平成最後の戦闘ヒロイン!
日本だとバブルだった80〜90年代の、アメリカのダサかっこいい文化が凝縮されてるマーベルヒーロー映画。
レンタルのブロックバスターなんて今の子はほとんど知らないんじゃないかな
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

2.7

チャイコフスキーの名作バレエをディズニーがファンタジー実写化。
。。。。。。まぁ、バレエを見ることは小学校の音楽の時間(しかもビデオ)で見たレベルのソサイエティでござんすので、お察し下さい。

ディズ
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.4

こいつぁぶったまげた。邦画にありがちなピュアな青春群像劇、に見せかけたピュアなカンフーストーリー。


天パと幼なじみとメガネとエリートとデブとキザ野郎と、村民的美少女。なんとも覚えやすい記号的なメン
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隻眼の虎(2015年製作の映画)

3.4

日本統治時代の朝鮮、怒り狂った隻眼の虎に、伝説の猟師が挑む。

韓国映画って敬遠されがちだけれど、実は「シュリ」「JSA」とか面白い作品が多いと思います。

虎が恐いなんて今の時代に思わないのに、獣が
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

身分も性格も違う二人が、60年代のアメリカ南部をキャデラックで駆け抜けるロードムービー。

まだ公民権運動前の、差別が続く南部では白人とカラードの生活は分けられ、当たり前のようにアフリカ系黒人がリンチ
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

海に巨大文明を築く魚人と人間のダブルとして生まれた青年の活躍を描く。
あれですよ、全体的に日本昔ばなしぽかった。三太郎みたいな?海底の王国は浦島太郎の龍宮城ぽいし、どうぶつ仲良し属性で親孝行の怪力は金
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ボスニア戦線(1997年製作の映画)

2.2

ボスニア内戦をスペインからのジャーナリスト視点で描くドラマ。
よくある滞在物かなと思いきや、ボスニア入城した瞬間からスナイパーに狙われる地獄が待っていた。戦地ならではのドライな緊張感が走ります、こわい
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サスペリア(1977年製作の映画)

2.3

必然性の無いストーリー、映画の雰囲気から浮き立つような美術、しつこいほどのゴブリンによる挿入曲やSE。

画面を彩るのはとにかく赤色。朱色、真紅、ピンク、マゼンタ、ワインレッド、カーマイン、様々な赤に
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.0

♪ロンドン橋おちる〜おちる、おちるー

という歌でお馴染みのロンドンがジャックされる!
ウエストミンスターもロンドン橋もネルソン広場も壊滅!漫画のHELLSING以来だろうかここまで無茶苦茶なの

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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

2.9

USA!USA!

突如飛来した謎の飛行機、テロ組織の侵入したホワイトハウス、蹂躙されていくDCが舞台。911以降テロと戦ってきたアメリカ人にとって、あまりにテンポの良すぎる地獄絵図が繰り広げられる中
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金メダル男(2016年製作の映画)

3.3

「金メダルをとりたい!」男の半生を描く。
いうなればウッチャン版のフォレストガンプ。東京オリンピックの年に産まれ、激動の昭和後期から平成の世になってもチャレンジしつづける姿が走馬灯のようで、平成最後に
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HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス(2016年製作の映画)

2.9

変 態! 変 態!【もう何が何だか】

あれは何だ?鳥だ!パンティだ!いや、変態だ!
毎度くだらねー下ネタだけでなく、もはや本国からも忘れられてそうなスパイダーマン2の完コピに始まり、「高橋レーシング
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.3

ーどれくらいの柄のパンツをかぶれば、また君に会えるのか.....

【もうこのタイトルで言わずもがなですが変態苦手な人は要注意】


変態のヒーローがせかいを救う!
パンティをかぶって変身、いや変態す
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.8

ー 離れ離れになった二人。少年は少女に会うために北を目指し列車に乗った。しかし..... ー

丁寧に描きこまれた日常、舞い散る花びら、雪、夜空。
何気ない風景を思春期の心象と共にファンタジックに流し
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

2.3

クリント・イーストウッドが描く衝撃の実話

.....といえば「またかよ!」と思いたくなる。
911テロ事件後でNY、ハドソン川に緊急着水し、死亡者負傷者ゼロで生還した機長と、咄嗟判断を不祥事にしよう
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チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

4.0

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくバンデラス!

ということで新年一本目が今作。
なんか数年前にあったようななかったような実際のチリの事故の再現映画で、地上と地底での緊迫の2か月が描かれ
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

2.4

ことしの映画おさめはTVで観たコレ
ジュリアロバーツも穏やかな年の重ね方されていますね、どの国行ってもしっかりジュリアロバーツ。
オサレ映画は普段見ないうえに
宗教とフェミニズムと自分探し旅の三位一体
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

4.6

「クリスマスに何も予定のないお前らみんなスパルタ兵になるんじゃろがい!」

貸してたDVDを友人宅で久々に酒飲みながら鑑賞。

鬼才フランクミラーによる古代ギリシャの世界を、若き名匠ザック・スナイダー
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