アキラナウェイさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

アキラナウェイ

アキラナウェイ

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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.6

従来から、未知のウィルスで人々が凶暴化(ゾンビ化)するプロットなんて掃いて捨てるほど世界中で映画化されてきた。本作がその中で異彩を放つのは、新型コロナウィルスのパンデミック禍中で製作されたという意味が>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.7

少しずつ、ウォン・カーウァイ監督作を開拓中。

香港の地球の裏側。アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス。「やり直す」為の旅だったのに、喧嘩別れした2人の男。何度も復縁を迫るウィン(レスリー・チャン)。
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.5

たまにはDisney+を観て、サブスク月額払いの元を取ろうと。

1995年の「トイ・ストーリー」から数えて、ピクサー長編映画23作目。

ジャズとソウルと煌めきと。
感触としては随分大人向けの本作。
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.2

「アメリカン・ビューティー」「007 スカイフォール」「1917 命をかけた伝令」のサム・メンデス監督最新作。

映画と映画館への愛に溢れたヒューマンドラマ。

1980年代初頭、イギリスの静かな海辺
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.4

「希望のかなた」が良かったので、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督作を。

以前も思ったけど、アキ・カウリスマキの描く世界ってとても不思議。表情に乏しく、何か感情が欠落しているんじゃないかと訝しく思
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ファング一家の奇想天外な秘密(2015年製作の映画)

3.0

コメディを想起させるジャケ写と邦題だけど、全然コメディではないので要注意。

観終わって気付いたのが、主演ジェイソン・ベイトマンの監督作だという事。好きな俳優さんの1人だけど…。こちらは正直そこまで刺
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.1

原作は1929年に出版されたエーリヒ・マリア・レマルクの同名の反戦小説。1930年と1979年にアメリカ製作で映画化されているけど、どちらも未鑑賞。

第一次世界大戦開戦から3年目の1917年。17歳
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.8

来たゼ来たゼ、
Golden Weeeeeeeeeeeeek!!

今!この!数日間だけは!!
仕事の事など忘れて浮かれてやるぅぅぅぅ!!ヒャッフゥゥゥゥゥ!!

という事で。
ワインを飲みながらのほ
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

デヴィッド・フィンチャー監督作としては、「セブン」(1995)と「ファイト・クラブ」(1999)の間、1997年に公開され、前後の作品が何せ傑作なもんだから、何故か見逃していた本作。興行的にも不振に終>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.8

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

桜の場合、枝の切り口から菌が入りやすく腐りやすい為、無闇に剪定してはならない。一方で、梅は無駄な枝を切ってやらないと樹形が崩れてしまい、良い花や実がつかなくなってしま
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ドク・ハリウッド(1991年製作の映画)

3.2

久し振りに若かりしマイケル・J・フォックスを堪能すべく鑑賞。

ハリウッドを舞台にしたドクターの話かと思っていたけど、ハリウッドになかなか行けないドクターの話だった。

ワシントンの病院に勤める外科医
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

「舟を編む」「生きちゃった」「町田くんの世界」等、ふと気付けば観ていた石井裕也監督作。

交通事故で夫(オダギリ・ジョー)を亡くした良子(尾野真千子)は中学生になる息子純平を女手1人で育てている。良子
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バビロン(2021年製作の映画)

4.4

豪華絢爛!!
光り輝くハリウッド映画の黄金時代。

しかし、美しいだけではない。

冒頭、ゾウさんのお尻の穴から勢いよく噴き出すウ◯コを目の当たりにして、この作品が低俗で下品で汚いんだゾウという、製作
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トラベラー(1974年製作の映画)

3.9

イランを代表する巨匠アッバス・キアロスタミ監督による1974年公開の作品。

「友だちのうちはどこ?」が良かったのと、72分という短尺に惹かれて鑑賞。

サッカー好きの10歳の少年がテヘランで行われる
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ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

4.2

「スリー・ビルボード」に続き、「イニシェリン島の精霊」もすこぶる良かったので、マーティン・マクドナー監督×コリン・ファレル×ブレンダン・グリーソンのトリオによる2008年公開のこちらを鑑賞。

アイル
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.6

1995年。
僕は高校2年生。阪神大震災の被災者となり、自分の母校である小学校に1泊だけ避難して、生きる気力を完全に失い、避難民が雑魚寝状態の教室で、ひたすら寝た。両親の友人宅に泊めて頂ける事になり、
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.3

"最 狂 の 愛 を 

    食 ら い や が れ"

孤独な少女が家に匿ったのは、覆面バンドの推しメンだった…!?

パティ(エミリー・スケッグス)は地味でいじめられっ子な孤独な少女。唯一、平
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権力に告ぐ(2019年製作の映画)

3.5

実際に起きた韓国最大の金融スキャンダルをもとに、巨大な利権に立ち向かう熱血検事の奮闘を描いたサスペンスドラマ。

"事実は小説よりも奇なり"

猟奇殺人
児童虐待
そして、今回の金融スキャンダル

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酔拳2(1994年製作の映画)

4.1

Happy
Jackie's
Birthday!!

4/7はジャッキー・チェンの69回目の誕生日!!ジャッキー、おめでとう!!

今宵、お酒を飲みながら「酔拳2」を観て、ほろ酔い
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.6

ナオミ・ワッツ!!
好き!!

ヴィゴ様!!
好き!!

っつー事で観たデヴィッド・クローネンバーグ監督作。ロシア・マフィアの闇の深さを知るクライムサスペンス。

ロンドンの病院で助産師として働くアン
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.0

第16回本屋大賞で大賞を受賞した、瀬尾まいこの小説が原作だそう。

父親(大森南朋)と2人暮らしの泣き虫の少女みぃたん。やがて父親は梨花(石原さとみ)という女性と再婚するが—— 。

そして、血の繋が
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

5.0

「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督最新作という事で楽しみにしていた作品。

島民全員が顔見知り。
そんな中で生じた2人の男達の不協和音。
やがてその小さな歪みは果てしなく深く大きな溝と
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

「トランスフォーマー」シリーズは、あまりに長いから途中でリタイアしちゃって卒業しないまま。長いぞ、マイケル・ベイ。

で、そのスピンオフみたいな本作を長らく放置したまま。

MARVELのドラマシリー
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GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

3.9

ホアキン・フェニックスがエグゼクティブ・プロデューサーに名乗りをあげ、"最も革新的なドキュメンタリー作家"と称される、ヴィクトル・コサコフスキー監督による、納屋から生まれたモノクロの映像美。

予告を
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.7

ナチス・ドイツによって56万人ものユダヤ人が殺害されたというハンガリーの物語。

終戦後の1948年、家族をホロコーストで亡くした16歳の少女クララは、親代わりの大叔母や学校に馴染めずにいた。しかし、
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クライシス(2021年製作の映画)

2.9

週末ですから。
雄叫びます。
クッソ忙しい1週間で、こちとら碌に映画も観れていませんし、レビューも滞りまくっているんで。
雄叫ばせて下さい。

お も し ろ く

 な ーーーーーーー い ! !
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スランバーランド(2022年製作の映画)

4.0

まさに"夢の大冒険"。

少し子供向けのファンタジー?鼻くそホジーぐらいのテンションで観たら、これがどうしてなかなかの良作。

原作はウィンザー・マッケイの「Little Nemo in Slumbe
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泣く男(2014年製作の映画)

3.4

チャン・ドンゴン。
役名もゴン。
タンスにゴン。

監督は「アジョシ」のイ・ジョンボム監督。

アメリカのアジアン・マフィアに所属する殺し屋のゴン(チャン・ドンゴン)は、ある仕事で無関係な少女ユミを誤
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恋人まで1%(2014年製作の映画)

2.9

たまには美男美女のラブコメが観たくて。

ハイ、先ずはイケメンきたよ。
ザッッック・エフロン!!

生まれ変わったらダンディなジャン・デュジャルダンの顔になりたいと常々思っていたけど、ザック・エフロン
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

韓国のオリジナル版は鑑賞済み。
当方、広瀬すずを好いている為、広瀬すずが成長した姿を篠原涼子が演じる事に些か抵抗があり。目の大きさが違うがな。しかしそこは大目に見る事に。

オリジナルでは1980年代
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.7

当時のソ連に生きていなくて神様ありがとうございます。

思わず、そう祈ってしまう。

オーディション人数39.2万人
衣装4万着
欧州最大1万2,000平米のセット
主要キャスト400人
エキストラ1
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.2

小津安二郎監督作品は「東京物語」を観たっきりになっていたけど、次に観たのがこちら。小津監督の遺作。

大手企業で働く平山(笠智衆)は年頃の長女の路子(岩下志麻)、次男の和夫との三人暮らし。友人から長女
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.5

恥ずかしながら初めて観ます名作シリーズ!!

第62弾!!

すっかり観たつもりでいたけど、冷静に考えてみたら一度も観た事がなかった"天ラブ"。

「ゴースト/ニューヨークの幻」が1990年公開。"天
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フラットライナーズ(1990年製作の映画)

3.9

2017年のリメイク版は観ていたけど、満を持して漸く本家オリジナル版を鑑賞。

そしたらそしたら、もう!!

今やトップスターと言える美男美女達が最も旬な年頃の奇跡の共演に鼻血ブーなんですがっ!?何こ
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導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)

3.4

とにかくスッキリする作品を観たい気分。キレのいいアクションを求め、ドニさんのこちらをチョイス。

1997年中国返還前の香港。刑事のマー(ドニー・イェン)は、ベトナム人マフィアに潜入捜査中のウィルソン
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ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.0

レオナルド・ダ・ヴィンチ、最後の作品!?

この言葉の響きだけで、鼻の先をツンと刺激するロマンの香り。劇場で観たかったけど、ドキュメンタリーなら自宅鑑賞で良いかと配信待ちしていた作品。

レオナルド・
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