はるさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

はる

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プロフェッショナル(1966年製作の映画)

3.2

前半のバート・ランカスターがほぼ下着姿ってところが面白かった。
4人の役割がはっきりしているから、西部劇が苦手でも見やすかったし、標的が昔の仲間って事もあり、最後のオチは良かった。

メキシコ革命のこ
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

リリー・コリンズの役作りが凄い。ちゃんと栄養士をつけていたようだけど、ここまでやる彼女の姿勢には、摂食障害を社会に認知させる事への強い思いが感じられました。

Netflixのドラマ『エミリーパリへ行
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笑の大学(2004年製作の映画)

4.0

舞台は、戦争のため娯楽に厳しい制限がかけられていた昭和15年。
役所広司演じる検閲官と、稲垣吾郎演じる喜劇作家の掛け合いがめちゃめちゃ面白かった。

検閲官の絶妙な突っ込みにうなりつつ、作家の答弁がま
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

根が関西人なので、はじめは関西弁が気になって仕方なかったんだけど、がっつりなミステリーにはまってからは全く気になりませんでした。
未解決事件なのにトントン拍子に真相に近づいて行くので、テンポ良く楽しめ
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.6

スティーヴン・キングの閉じ込められちゃう系はどれもめちゃめちゃ怖い。
これは被害者が肉体的にもかなり痛い事になっているから尚更に怖い。
殺人看護婦って設定も今見るとなんかリアルで、、、
主演女優賞も納
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2012(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公のカーティス一家が九死に一生を得る場面が何回も訪れるけど、『Don't Look Up』よりまともに見れる。

大災害の原因が何だったかをすっかり忘れていたけど、こっちはニュートリノでした。
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

ありえない設定だけど、妻がさり気なくCMを始めちゃうところにリアリティを感じる。

視聴者が、トゥルーマンをまるで親戚のように身近な存在として見ている姿にドキリとします。
小さい頃から活躍しているアス
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レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

4.8

周瑜と小喬の夫婦が美しすぎます。
この二人に目を奪われっぱなしだけど、孔明の聡明さも見どころですね。
矢の調達も天候を見抜く力もお見事でした。
曹操好きのわたしとしては、もうちょっと色気のある役者さん
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

4.8

これも年始の鑑賞にピッタリの豪華な大作。
イメージ通りのキャスティングなので、登場人物が多い三国志だけど、いちいち個々の顔を覚える手間が省けるところも良いです。

関羽や張飛をはじめ、ほとんどのキャラ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

年始の鑑賞にピッタリの名作ですね。
希望を持つ事の大切さはもちろんの事、教養を身につける事の必要性も教えてくれる。

今年も多くの芸術に触れたいと思うし、いろんな事に興味を持って楽しく学んでいきたいで
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.9

すごく楽しかった。13が1番好きかも。
今回はわかりやすい計画だったので純粋に楽しめました。
メキシコの工場のシーンと、ライナスの細いシャンパン・グラスが特に笑える😂。

男たちの仲間意識が良かったの
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オーシャンと十一人の仲間(1960年製作の映画)

3.2

リメイク版オーシャンズ11、12を観たので、ついでに鑑賞。

テンポもオシャレ感も全然違うし、メンバーの個性も見えなくてストーリーに入っていけませんでした。
年齢も服装もほとんど同じ男性が11人。毛量
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.8

計画があまりにも遠回り過ぎて分かりづらい。緻密な計画だけど1、2回観たくらいじゃ理解できない。
なのに目が離せないのはさらに豪華になったキャスト陣によるところも大きいかと。

ジュリア・ロバーツのあの
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たらみんな若くてびっくり。もう20年も経っていたとは。
それでも色あせることなく今もおしゃれで年末に楽しむのにピッタリ。
ジョージ・クルーニーの目ヂカラがやっぱり凄かった。

この後、エッ
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消えない罪(2021年製作の映画)

3.9

サンドラ・ブロックが刑務所を出所した所から始まるのは『オーシャンズ8』と同じ流れだけど、こっちは真逆の重たいストーリーでした。

ボサボサの髪でずっと暗い表情のサンドラに目を奪われました。
だけど途中
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トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

3.6

「もしあの時に別の対処をしていれば?」っていう分岐点がいっぱいあったように見えました。
多くの犠牲者を生むことになった大戦の始まりだと思うと緊張感も高まり、見入ってしまいました。
でも、日本側のセリフ
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さらば! 2021年(2021年製作の映画)

3.5

待ってました!今年も見られて嬉しい。ヒュー・グラントの年忘れコメディ。

「トランプvsバイデン」から始まって、「イギリス王室」や「ワクチン接種」そうそう、「熱波」もありましたね。

楽しみにしていた
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.3

ギズモがかわいい。ぬいぐるみを欲しがっていた当時を思い出す。

グレムリンのイタズラのレベルが、お父さんの雑な発明で部屋を引っ散らかすのに近くて笑える。
それに対して、キッチングッズで立ち向かうお母さ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.2

コリン・ファースとマーク・ストロングがいない『キングスマン』に一抹の不安がありましたが、思いがけずふたりの存在を匂わせる作りになっていました。

『1917 命をかけた伝令』にそっくりなシーンを見つけ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

ここまで豪華キャストで、徹底したブラックコメディは観たことがありません。
大統領の危機感の無さには笑いを通り越してイラッとしちゃう。
コロナ禍のアメリカを風刺しているように見えましたが、これは平和ボケ
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レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー(原題)(2017年製作の映画)

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『ラブ・アクチュアリー』の続編。日本語字幕がなくて、雰囲気を楽しんだだけなので、いったんスコアは保留にします。

それでも懐かしの面々のその後が見られて嬉しかった。
相変わらずお茶目な大統領も健在でし
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.8

タイトルに「クリスマス」が入っていると言っても、シャンパンとケーキをお供に見る作品じゃないです。
坂本龍一とデビット・ボウイの美しさはクリスマス級ですが、ほとんどが日本兵の暴力シーンです。

前回見た
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ロープ(1948年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

友達を殺してチェストに隠し、その上にごちそうを乗せてホームパーティー。
呼ばれた客は被害者の父親、婚約者、恩師。

不謹慎極まりない設定な上に、優生思想も見えてきて不快なんだけど、犯行がバレそうになる
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コンカッション(2015年製作の映画)

3.8

アメフトはまともに見た事がないけど、スーパーボウルの熱狂ぶりは知ってます。
全米で莫大なお金が動いていることでしょう。
そんな巨大な業界を相手に、選手の慢性外傷性脳症の危険を訴えるオマル医師に感動しま
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我輩はカモである(1933年製作の映画)

3.3

「この笑いは私には合わない」と思いながらも、ドリフターズ世代なので、懐かしいギャグの元ネタと言う意味では貴重でした。
そういえばドリフターズも戦争コントが多かったな。
69分という短さにホッとしたのが
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.8

ケニアのジャクソンは象に近づかないよう気をつけながら学校までの15キロを毎朝2時間かけて歩く。

モロッコのザヒラは22キロを4時間かけて毎週月曜日に登校。手に提げたトートバッグには生きたニワトリが入
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GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)

3.8

「世界中の子どもたちに勉強の大切さを伝えたい。」
ケニアに住む94歳のお婆ちゃんゴゴが小学校に入学して、ひ孫と同年代の子供たちと寄宿舎で生活をしていました。

かけ算や英語を一所懸命学んでいる姿は可愛
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.6

ウェールズの炭鉱業で生計を立てるモーガン一家の物語。

炭鉱の町と聞くと、軍艦島を真っ先に思い出してしまう。やがてゴーストタウンに化するという印象が強くて、全体的に寂しいものになりそうですが、ここでは
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スギメ(2021年製作の映画)

3.5

旧石器時代の人類がどうやって琉球列島に渡ってきたか?
当時の植物で船を作り、太陽や星を頼りに台湾から与那国島へ人力で渡る徹底再現プロジェクト。企画制作は国立科学博物館です。

数年前に新聞でこのプロジ
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.5

機械による大量生産社会で、労働者が機械の一部のように扱われるシーンから始まります。歯車に挟まれたチャップリンの姿は有名ですね。

監房に戻りたくなるほどの厳しい社会の中でも、パートナーとふたりで希望を
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.9

タイムスリップしたヒトラーが、現代ドイツの問題を人々から聞き取り、国民を扇動していく。
強いリーダーシップに惹かれるドイツ国民。「この人なら世の中を変えてくれそう。」という期待感に溢れていました。
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.5

あの怪物の名がフランケンシュタインだと勘違いしている人の何と多いことか。
何でもいいから、呼び名をつけてあげれば良かったのに。博士にとっては単なる実験の対象物で、1ミリの愛情も持っていなかったという事
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

ナチスの暗号機「エニグマ」の解読に挑む姿に興奮と感動を覚えました。
でも、歴史的な偉業を成し遂げたのに、暗号という性質ゆえに功績が公にされなかったという現実は気の毒すぎる。
さらにはその後の同性愛への
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

いつ見ても、これってカーターとエドワードじゃなくて、モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンのふたりの物語の様に錯覚してしまう。演技が上手いとかを通り越して、なんかドキュメンタリーの様なリアリティを>>続きを読む

コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本の高校生の部活とは環境が違いすぎて驚きました。
そんな中で短期間であれ程の結果を出すなんて「うまく行き過ぎ」って思うけど、実話だから見ごたえがありました。
コーチの力量でこんなに違いが出るとは。
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「なぜ今、中世の話を持ってきたんだろう?」って、疑問を持ちつつも、監督・脚本・キャストの三拍子が揃っていて、鑑賞前から相当な期待をしていました。

正直、第2章までは「あれ?期待しすぎた?」って感覚で
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