垂直落下式サミングさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

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呪怨(2002年製作の映画)

5.0

映画をみていて、怖すぎて泣いたことが三回あるんだけど、そのうちの一本がこれ。本当に怖い。きらい!
音がもう怖い。家のなかを歩くだけでガサゴソ…、階段を上がればギシギシ…ミャーオ!そんでギギギギギギギギ
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呪怨2(2000年製作の映画)

3.5

学校に来ない俊雄くん。呪怨ハウスに家庭訪問をするクラス担任。一作目のクライマックスをダイジェストで繋げたオープニング。1をみていなくても安心の親切設計。
柳ユーレイは、妊娠中の奥さんに「あの子ってさ…
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呪怨(1999年製作の映画)

5.0

最新作『ベルファスト』に『カモン カモン』と続けて白黒のガキをみたことで、なぜかこのシリーズを思い出してしまった。(なんでだよ)
『リング』シリーズや中田秀夫監督については、いくつもレビュー書いた気が
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.0

連絡手段として飼育していた伝書鳩を殺された日本かぶれの殺し屋ゴースト・ドッグが、復讐を決意して戦いに身を投じていく。監督ジム・ジャームッシュのニューヨーク派なセンスが光る。
燃えよウータン!なハーレム
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ホステル2(2007年製作の映画)

4.5

逆さ吊りの女性のシークエンスがめちゃくちゃいい。捕獲された女性が、なにやら古代遺跡の生け贄の祭壇ような場所に猿ぐつわを嵌められ素っ裸の状態で逆さ吊りになっていると、そこにもうひとり女が入ってきて、ガウ>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.5

和製ワインスタインは園子温かもねってことで、これが解決しないと新作は見れないだろうし、今後次第では過去作品のお蔵入りもあり得るのかなと、今のうちに代表作みとこうかと思い至った次第。
やっぱ、このへんが
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

4.3

20世紀初頭のニューヨーク。文芸作家を目指す富豪の娘が、イギリスからやって来た準男爵で発明家の男に運命を感じて結婚するが、嫁いだ先で恐ろしい呪いに悩まされる。古びた大きな屋敷を舞台に、怖ろしくも美しい>>続きを読む

クロノス(1992年製作の映画)

3.8

錬金術師の作った未知の機械「クロノス」によって、人間の生き血を欲する吸血鬼となってしまった骨董品店の老人の姿を描くダーク・ファンタジー。
クロノスなる闇のアイテムを用いた自傷行為への依存から、生命の危
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.1

ネロンガちゃんは、はじめて買ってもらったソフビ人形でした。持ってたオモチャのなかでは、お気に入り順位けっこう上のほうで、ずんぐりフォルムが戦闘向きじゃないから、毎回おままごと要員だった。お姉ちゃんたち>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.5

傍聴席に阿蘇山大噴火というリアリズム。確かに半分は法廷劇だからって、いるか?これ。サンジャポ過ぎて、ちょっと笑ってしまった。
ストーリーは、Fラン大学でくすぶって時間もやる気も持て余していた大学生のも
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

『ベルファスト』の白黒のガキは、そこそこ育ちのいいエエトコの子なのにあんま好きじゃなかったけど、コイツはそこそこのクソガキなのに可愛いね。クソガキだからかわいいのかな。どうだろう?
妹の子供を預かるこ
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リング2(1999年製作の映画)

3.5

『リング』の続編で映画版オリジナルストーリー。正規の続編『らせん』が存在するが、それとは異なる展開を見せるある種のパラレルワールドを描いた作品。
中谷美紀が、怨霊・山村貞子から亡き恋人の一人息子を守る
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

部隊を率いて凶悪なサイバーテロ犯罪に立ち向かう女性捜査官が、先端ロボティクス研究者の連続殺人事件の真相を追うなかで、隠されていた自身の過去と向き合うこととなる。電脳ネットワークと肉体の義体化が高度に発>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

「幸せだからって見せびらかしてると、不幸せな人が刺しに来る。」
僕の座右の銘のひとつ。これは故事でもことわざでもなんでもない。世界の欺瞞を暴きたてる男、蛭子能収大先生の言葉だ。
暴力は突発的だが、人の
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

ドクター・ストレンジの一作目は、悟ってないくせに偉そうな東洋思想かぶれの師匠(美しきスキンヘッドティルダ姉様)が苦手で嫌いな映画。今回のは明るくて真っ当にエンターテイメントで好き。
ここんところ一年く
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続・光る眼/宇宙空間の恐怖(1963年製作の映画)

3.8

光る眼の子供が、毒親家庭の教育虐待を受けているシーンがあったりして、純粋な不気味ホラーだった一作目の路線とは大きくテイストを変えた続編となっている。国と国の政治的な関係が絡んできて、おはなしがちょっと>>続きを読む

未知空間の恐怖/光る眼(1960年製作の映画)

3.8

DVDは続編と二本立て収録。
ある日、村中の人間が一斉に意識を失う事件が発生し、その二ヶ月後に村中の妊娠可能な女性が全員妊娠していたことが発覚。生まれた子供たちは奇妙な髪色で高い知能を持っていて、やが
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クイック&デッド(1995年製作の映画)

3.5

1995年。サム・ライミ監督。シャロン・ストーン主演。同時期に作られた西部劇には、『デッドマン』『ワイアット・アープ』『マーヴェリック』など、ジャンル映画らしさを保ちながら多少ひねりを加えてある個性的>>続きを読む

殺人ブルドーザー(1974年製作の映画)

3.5

舞台は、アフリカ大陸沖に浮かぶ孤島。美しいビーチは水面が揺蕩い水平線の向こうに日が沈む。工事中に整地作業員たちが掘り起こした隕石には、未知の宇宙生命体が眠っており、接触したブルドーザーに憑依して大暴れ>>続きを読む

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

3.5

中谷美紀の日替わりロングワンピースという奇跡を目撃せよ!しかも、仕事中は咥えタバコ眼鏡女子っていう、鬼の萌えアイテム重複使用でコンボってくる。魅力がヤバい。柄も色合いもシックで柔らかいものを好んで着て>>続きを読む

らせん(1998年製作の映画)

3.0

科学で超常存在をタネ明かしな続編。亡霊やモンスターよりも、現象としての「死」を踏襲する続編は、世界的にも新機軸な試み過ぎて戸惑ってしまう。
ウイルスなのか、呪いなのか、光通信なのか、永山貞子は何故ひと
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

3.5

開き直ってゴーストハウスものの新作としてるわけでも、日本版シリーズを再構築して仕切り直したってわけでもない。『呪怨』の文字が心苦しそうにアルファベットの奥に消えていくオープニングが、内容のどっち付かず>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.5

レンタルのDVDに入ってた孤児支援団体の広告で、もう泣きそうになった。代表のドクターと一緒に慰問するアンドリュー・ガーフィールド。めちゃめちゃいい。ガキはかわいいね。
本編でも、子供が出てくる。同級生
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

同い年の同僚が、「新しいスパイダーマンみたけど、しゅっとした人は知らんかった。電気マンと恐竜も知らなかった。」と言ってた。やっぱアメイジングシリーズはその程度の認知度なんだなあ。
スパイダーマンという
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

要らん知恵がついてからは、敵が三人になったことで前二作よりも散漫になったなんてネットの受け売りでほざいた時期もあったけど、アクションのパターンがたくさん増えて楽しい作品だと思う。
今回、確かに敵はイマ
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

5.0

高校を卒業して理系大学生になったピーター・パーカーが、普段は一般人として生活しながら、ニューヨークのピンチにはスパイダーマンとなって活躍していくヒーロー映画の続編。だが、いきなりピザ屋のバイトをクビに>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.5

スパイダーマンには華がある。マーベルヒーローのなかでは、とりわけ個性の強いキャラクターだろう。それでいて、青年期の等身大っぽさもあるから、共感もしやすい。
サム・ライミの一作目は、子供のころにみたきり
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モービウス(2022年製作の映画)

3.5

医者の不養生が、生血でムキムキ。モービウス先生はコウモリがお友達、病弱な引きこもりにみえて南米アマゾンにお出掛けするなど、案外アウトドアなご趣味もお持ちのようだ。ご足労なことである。
ノーベル賞を辞退
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.2

はじめてみました。今年で定年の職場最長老おじさんが教えてくれたオススメの一本。同時上映の『食人族』は微妙だったけど、これは最高だったらしい。二本立て映画館が一般的だったという30余年前かあ。ジェネレー>>続きを読む

シン・ランペイジ 巨獣大決戦(2020年製作の映画)

3.0

ここは北太平洋、ドラゴン・トライアングルはクロコダイル・アイランド!どこやねんそこ。太平洋戦争末期のアメリカ軍の航空機が、島に墜落するところから始まる必要があったのはなぜだろうとずっと考えていたけど、>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.5

テーマソングは公開年の鼻歌グランプリ。この頃はランニングしてたんだよなー。今はもう長距離走の呼吸なんてやり方がわからない。歌いながら走るのってどうやってたんだろ。もう身体が思い出せない。この前なんて寝>>続きを読む

ミミック(1997年製作の映画)

3.5

ニューヨーク地下鉄スタンドバイミーは片道切符。子供が殺されると悲しくなってしまう。しかも、わりと容赦ない。あの子達は、貧困家庭の子供。博士に珍しい虫を売って小遣い稼ぎをしているんだけど、そもそも子供に>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

初ポランスキーは、この作品だった。小学生の夏休みに、お母さんと一緒にビデオでみた。母親が、ホロコーストが題材の歴史の悲惨さを描く映画を、わざわざ我が子にみせようとして意識的に時間をつくってくれる家庭で>>続きを読む

P2(2007年製作の映画)

5.0

残業を終えて帰宅しようと車を停めた会社の地下駐車場に向かった女性が、何者かに背後から麻薬を嗅がされ、意識を失う。目が覚めた彼女は手錠、足枷をされ、監禁されていることに気付き…。異常性格の警備員によって>>続きを読む

ズール戦争(1963年製作の映画)

5.0

約半年間続いたズールー戦争において、英国軍が先住民族相手に思わぬ痛手を負ったロルクズ・クリフトの戦いを描いた戦争叙事詩。見知らぬ土地の風景がイキイキと映し出される異国情緒ある旅行映画風味ってのが、宗主>>続きを読む

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

3.5

変なタイトルで、そのタイトルのまんまの変な映画なのに、なかなか好き。普遍的な物語の型通りだからかな。過去の後悔に蝕まれるのを恐れながら生きている男は、まったく別の試練に直面しそれを乗り越えることで、自>>続きを読む