EDDIEさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.9

改造車のエンジン音、超速スピードでの走行シーンと血がたぎるシーンの連続!
ブライアンとドムの友情はここから始まった…車に詳しくなくとも迫力あるカーレースとして万人にオススメしたい人気シリーズ第一弾。
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.1

“あの頃。”と思いを馳せる時期があっただろうか。ハロプロ、アイドルファンに限らず“あの頃”熱中する何かや仲間がいた人に思いっきり刺さる映画。
これは自分の映画だと思わせてしまう今泉力哉監督の手腕はさす
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スカイ・シャーク(2020年製作の映画)

4.0

サメとゾンビとおっぱい…
カロリーの過剰摂取でエンドロール後まで盛り沢山すぎてお腹が破裂しそう!
ゴア描写満載で派手なB級映画としては満点!だがしかし、物語の構造が現在過去を行き来するためわかりづらい
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

世の中は汚い。だけども美しい。
矛盾した対立する美と醜さ。どんな人間にもその両面が内在する。
自分勝手でもいいじゃないか。好きに生きよう。
寝ても覚めてもそのときに愛した人を心から信じたい。

不倫し
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.8

この男が生きるには世界はかくも厳しい。
しかし純粋な彼の正義は人を幸せにし、大切な人を笑顔にできる。
私は町田くんほどの聖人を見たことがない。

この作品を観た人は自然と困っている人を手助けしたくなる
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.3

“エルビスは建物を出た”
人生に絶望しても生きていれば逆転や希望はある。
テロの脅威からの再生を描く叔父と姪の心の調和。
ラストシーンが秀逸だ。

『アマンダと僕』
この邦題は素敵ですね。原題は“Am
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

3.5

狂信的・盲信的なストーカー男をトラボルタが熱演!ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞も、この怪演は俳優として最高のパフォーマンスでは?ファンが行き過ぎると恐ろしい負の連鎖が巻き起こる。みんな気をつけよ>>続きを読む

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

4.0

『ダンス・ウィズ・ウルブズ』と『ローガン』を掛け合わせたような心温まるロードムービー。優しき主人公が言葉の違う少女と心を通わせていく模様とラストシーンが胸熱!この手の役はトム・ハンクスにやらせたら右に>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

「見ぃ〜つけた!」
怪演の渡辺直美、キャラクター演技はさすがの浜辺美波と北川景子。
ただ子役キャスティングに難あり。役者に罪はありません。
展開はアニメとほぼ同じなので土台は面白いんだけど、演出がすべ
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

3.7

ポルノ雑誌“ハスラー”の創業者にして“表現の自由”を求め闘争した奔放な人生。
成功までの道のりはダイジェスト的で物足りないが、彼の厳しい闘いは中盤以降の法廷劇にあり!
髪のあるハレルソンと若手弁護士ノ
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

4.0

“諦め”からの“救済”
愛とは多様的。
トラウマは自らを蝕む。親も頼れないとき子は何に縋ればよいのだろうか。
複雑に絡み合う人間心理を丁寧に描き、役者陣も芳根京子を筆頭に抜群の表現で引き込む。
表面的
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

4.4

一家を襲った悲劇のはじまり。
16年後…小説家として成功した双子の妹。
物語の着想は若き日の体験がもとか。
その世界観に浸るとすべてが覆される。
少女虐待の残虐描写が酷いが、細かい伏線を散りばめ回収す
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ダニエル(2019年製作の映画)

3.0

子供の頃の“イマジナリーフレンド”。
大人になれば消えると思ってた。
甘いBL映画と思うなかれ。
主人公が存在するのかどうかわからないダニエルに翻弄され自我を失っていくスリラー。
終盤の斜め上な展開に
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

4.3

居場所ができると感覚が麻痺する。
親になるということ。
幸せムードたっぷりなヒューマンラブストーリーからサスペンスへの転換。
狂った家族の感情や行動…すべてにおいて恐怖が募る。
人を簡単に信じることが
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

少女の内に潜む闇と狂気。
魔女に翻弄され崩壊していくキリスト教一家。小さなコミュニティにおいて、家族が信じられないことは耐え難い。

最近ブレイクして映画にドラマに引っ張りだこのアニヤ・テイラー=ジョ
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

2.5

X-MENの世界観でとんでもない能力者たちがとんでもなく小さなコミュニティだけで終始する物足りなさ。他者と違う者たちが自らの殻を破り新たな世界へ羽ばたく話なのかもしれないが明らかな描写不足。

さて、
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半世界(2018年製作の映画)

4.0

継承と新化。周りを山で囲まれた片田舎を舞台に3人の同級生が一同に集い、それぞれの生き方を憂い、羨み、蔑む。再会により、本気で向き合い互いを敬う流れが実に尊い。ラストシーンは最高の締め括り。

稲垣吾郎
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

4.0

ゴア、グロは当たり前。アホのような邦題から想像の斜め上をいく描写の数々に目を覆いたくなるも、冗長とさえ思える会話劇が常に緊張感を与えてくれる。あのシーンもあのシーンも驚愕で頭から離れない!!

昨年日
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

3.8

スパイク・リー監督節炸裂の戦争ブラックコメディ。かつてベトナム戦争で共に戦った仲間たちは再び彼の地で集う。黒人自らの特徴を活かしてアメリカを皮肉る…賑やかな仲間たちの語らいに楽しませられるが、後半はま>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

ヤクザの栄枯盛衰…義理と人情、綺麗事だけでは生きていけない現実の厳しさを3つの移り変わる時代と並走しながら真正面から描く。周りに与える影響が連鎖していく模様があまりにも切ない。家族とは…他人に対し人は>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

恋愛を映画的偶然の重なり合わせ演出で物語るが、2人の嬉しいも楽しいも悲しいも辛いもすべて現実的に描く。だからこそ共感が働きやすいのかもしれない。いつまでも見ていたい2人だったけど、そうはいかないのが現>>続きを読む

ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

何気なく働いている見知らぬあの人はもしかしたら物凄く強い人かもしれない…キャラの背景描写について気になるところがあるものの、潔くゲームハント的な殺し合いアクションに振り切ったことに好感。笑いどころも多>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.6

ジャームッシュの作家性を物語る彼のすべてが詰まったデビュー作。
“孤独”な男は街を彷徨いアテもない旅に出る。ラストは主人公のさらなる“はじまり”を感じさせるジャームッシュの物語であり、我々の物語だ。
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.5

憎しみや怒りがもたらすものとは?
負の連鎖を断ち切る勇気が必要。20年以上の時が経過してもなお同じ人種問題が取り沙汰される現代を憂う。BLMをもう一度振り返る意味でも全人類が観るべき映画。

十数年前
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.5

“視える”ד祓える”探偵の新感覚バディムービー。想像を超えたグロ描写に驚きを隠せないが、一つ一つ丁寧に真相に迫っていくミステリーとしての作風が楽しい。性格の全く異なるメインパーソン4人が関わり合って>>続きを読む

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.8

物語を紡ぐこと…それは自分の存在価値を証明すること。
1人の作家の苦難と出会いの物語。勧善懲悪な作品ではあるがコメディタッチな演出と演技に穏やかな気持ちにさせられる。終盤のある別れが駆け足感で唐突に感
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.5

至高の両想い…1人は自分の想いに戸惑い、もう1人は自分の想いを信じる。すれ違いの先に結実する悲恋たるクライマックス。同性愛を描きながらも、それぞれの夫婦関係の拗れをもリアルに浮き彫りさせた最高のラブス>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.1

“グレート・ギャツビー”が著されるまで。
自らの欲に目が眩み金と不倫にひた走る富豪たちの末路はなんとも愚かなことか。他者をも巻き込む彼らの愚行はあまりにも無責任。真実が闇の中にあってもでっち上げの記事
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ザ・バンカー(2020年製作の映画)

4.0

前例のない黒人投資家が成り上がっていくビジネスドラマ。
人種、生い立ち、性別、決められた境遇から“アメリカンドリーム”は夢の話だった1960年代。1人の黒人男性が知識と知恵で上り詰めていく模様が爽快。
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デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

2.5

2036年、そう遠くない近未来…
才能はあるが上官の命令に背く無法者が危険な任務に挑む。
アンソニー・マッキーがAIの大尉を演じた近未来SFアクション!だけど、脚本がおざなりすぎる…。

Netfli
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.9

“真実の愛”とは。
ロバート・ゼメキス監督サスペンスラブストーリー。
愛する人を疑うこと、それ以上に苦しいことはない。

ブラッド・ピット&マリオン・コティヤールの美男美女W主演という贅沢な作品。
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

「誰かに褒められたい」
社会から爪弾きされても必死に生きるのはそんな些細なことかもしれない。

生きるのを諦めないで。

過去の罪は消えない。だけど前に進むしかない。
笑いあり涙ありのエンタメとしても
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.6

あのときこうしたら良かった。
夢や恋の成就に犠牲は付き物か。
冬春夏秋、そして冬…1年の間、2人の男女の恋模様を通して描かれる人生の過程。
時に楽しく、時に切なく、劇中のミュージカルシーンに思いを馳せ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

“鶏が先か卵が先か”
1人のバーテンダーと1人のライターが邂逅したとき、物語は動き出す。
原作“輪廻の蛇”を映像化したタイムリープ作品。運命からは逃れられないのか、はたまた自らその運命を生み出すのか。
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おとなの事情(2016年製作の映画)

4.2

人間関係は脆く崩れやすい。知らない方が幸せなのか。正直になることの難しさ、疑うことの醜さ、すべては自分を正当化するための防衛策。全世界リメイクも頷ける大人の人間関係の複雑さをかくもわかりやすく描いた傑>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.9

映画製作で欠かせないスタントダブル。常に男性が優位だった現場において、女性スタントの躍進は語るに欠かせない。危険や死とも隣り合わせな状況も多い中、いかに努力し地位向上したかの歴史を物語る。

新年特に
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