hirogonさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.7

江戸時代、ひょんなことから”蚤とり屋”で働くことになった武士を描いたちょっとエッチな好色時代劇コメディ。
予告編で、”蚤とり屋”のイメージは概ね理解していましたが、役者さんの演技と役の設定のはまり具合
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心の旅路(1942年製作の映画)

4.0

切なくも最後は笑顔になれるラブストーリーです。
いわゆる”記憶喪失物”ですが、記憶を取り戻して以降の展開がよく出来ていて話に惹きこまれます。
原作は、「チップス先生さようなら」、「失われた地平線」等で
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.9

吹替版で鑑賞。
原作は、あのイラストを見たことがある程度。
原作を良くは知らなくても、楽しめる内容になっています。

リアルなウサギの造形と動き。CGの描写や動きは上出来!
イラストに比べるとリアルな
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

-

ジェームズ・ボールドウィンという人をこの作品で初めて知りました。
60年代公民権運動の中心的人物・思想家として活躍した黒人文学のレジェンドと呼ばれる人とのこと。

本作は、彼が残した僅か30ページ程度
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.9

吹替版で鑑賞。
巨大化した動物たちがシカゴの街で大暴れ!
予告編から「これは映画館で見なくちゃ」と思ってました。
予想以上に楽しめました!時にはこんな娯楽映画もいいです。

巨大化する動物は以下の三頭
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ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~(2018年製作の映画)

3.9

YUI主演の邦画オリジナル版は未見。

XP (色素性乾皮症)という病気を小さい時に発症したケイティ(ベラ・ソーン)。太陽の光に晒されると命に関わるという。
こんな病気を取り上げた時点で、話の大きな流
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

やくざ映画は残酷な描写が苦手なのであまり見ないのですが、TVで本作の紹介番組を見て急に役所広司が見たくなり劇場へ。

「今さら、昭和のやくざ映画の焼き直し?」と思っていました。
でも、役所広司、松坂桃
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.0

実話ベースの少女スポ根レスリング物語。
実話とは異なる部分も多そうですが、エンタメ重視の映画ですからOKです。

まず、アーミル・カーンの体つきの変化にビックリ!
冒頭、筋肉パンパンのレスラー体型での
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.9

ギレルモ・デル・トロ監督の世界!
独特の世界観・空気感を持った映画でした。

1944年のスペイン内戦後の状況を背景にしたダーク・ファンタジー。

スペイン軍のヴィダル大尉と結婚するために山中の軍施設
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

”フリッツル事件”という実話を基にしたエマ・ドナヒューの小説「部屋」が原作。(実話とは内容が少し異なっています。P.S.)参照)

ジョイ役のブリー・ラーソンがいい。
ジャック役のジェイコブ・トレンブ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.1

光州事件での軍事独裁政権の民衆弾圧の実態を描いた作品。

冒頭に「実話を基に再構成した内容」とのテロップが入る。
基本部分は実話ベースですが、特に後半の展開は、お話を感動的にするためにかなり脚色が入っ
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

4.0

美しいイタリアの風景を背景にしたちょっとオシャレなラブストーリー。

「ロミオとジュリエット」の舞台、イタリアのベローナ。
“ジュリエットの家”を訪れる女性たちは、恋愛相談の手紙を残していく。
そんな
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.9

「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ」が良かったので。
監督は、「聲の形」、「けいおん!」などを担当した山田尚子。

オープニングからカット割りが印象的。
各カットの映像表現も繊細。
身体の一部を
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

71歳にして、想像の世界をイメージ化する衰えを知らないスピルバーグ監督の創造力に拍手!

2045年のアメリカ、コロンバス。
人類は現実社会を良くしようと努力することよりも、荒廃した現実から逃避するよ
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

マーベルヒーロー大集合!
そして、最強の悪役サノス!

マーベルの過去作品が全て繋がってきます。
私も全ては見切れていませんが、とにかくある程度は過去作の知識がないと本作の内容を十分には楽しめません。
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.7

デルトロ監督の「パシフィック・リム」の続編という期待感なしで見れば、巨大ロボット同士やKAIJUとの戦いはそこそこ楽しめました。

まず、素直な感想としては、イェーガーの動きが軽快過ぎて、巨大ロボット
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.7

メカ好きにはうれしい作品。
特撮レベルは、お見事という感じです。ロボット化された体のトランスフォームシーンは細かい部分まで表現されていて、オタクゴコロをくすぐります。

佐藤健と木梨憲武。
二人のキャ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

原題は”Short Term 12”。
少年少女のための短期保護施設を表しています。年齢制限があり、上限は18歳。

その保護施設に出入りする少年少女たちと施設スタッフの交流と各自が抱える葛藤を描いた
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.2

愛知県高蔵寺ニュータウンの一角に雑木林のある庭に囲まれた平屋。
庭で作物を育てながら暮らす老夫婦。撮影時点で、津端修一さん90歳、英子(ひでこ)さん87歳。二人に寄り添った密着ドキュメンタリー。
お互
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

リーアム・ニーソンが活躍する列車サスペンスアクション。

マイケル・マコーリー(リーアム・ニーソン)は、通勤列車で見知らぬ女性ジョアンナ(ベラ・ファーミガ)から、あるミッションを依頼されます。

報酬
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

後味の良いラブコメディでした!

恋愛破綻状態の二人の女性が傷心を癒すために2週間のクリスマス休暇をとって、それぞれの家を交換して休暇を過ごすことになります。
Netのサイトに登録しておくと、希望条件
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

元CIA局員が自身の経験を基に書いたベストセラーが原作。
”スパロー”~ハニートラップと心理操作を武器としてミッション遂行するスパイ。
本作は、心理戦を中心に描いたスパイアクション作品。

予告編など
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.9

面白かった!
ジュマンジというゲームの世界に吸い込まれた高校生の男女4人。

ゲームの主なルールは、
・ゲームキャラクターは、それぞれに特技・能力と苦手な物がある
・ライフは3回。3回使いきるとゲーム
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.9

原作は、「Valerian & Laurelin」。
スターウォーズにも影響を与えたというフランスのSFコミックシリーズをリュック・ベッソン監督が実写映画化。

映像と世界観は好き!
特に映像は美しく
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

原題は「The Post」。

前半は、体調面で集中できなかったところもあり、人物関係や状況が頭に入ってきにくい感じでした。
しかし、中盤以降、ベン・バグディキアン(ボブ・オデンカーク)がマクナマラ文
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.1

原題は、”DARKEST HOUR”。
脚本は、「博士と彼女のセオリー」の脚本を担当した、アンソニー・マッカーテン。
ドイツがソ連との戦端を開くまで、イギリスがほぼ単独でドイツに対抗していた1941年
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ビルビー(2018年製作の映画)

3.7

面白かった!
ボス・ベイビーの同時上映作品。
短編としては、テンポも良く秀逸な出来です。

有袋類のビルビーは、偶然出会ったふわふわの白い小鳥が心配で放っておけなくなります。
ふわふわのまるっこい小鳥
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.8

適度に笑って楽しむのにはうってつけの映画です。
小さい子供さんから大人も楽しめるので、家族鑑賞には最適。

ベイビー社のミッションを託されてテンプルトン家に産まれてきたボス・ベイビーと兄ティム(7歳)
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あん(2015年製作の映画)

4.0

原作は、ドリアン助川の小説。
あまり予備知識なしで見ましたが、ハンセン病を描いた映画だったのですね。
本作では、樹木希林が、どら焼き屋であんづくりを手伝う元ハンセン病患者を演じています。

河瀬直美監
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.6

日本の古代国家の女王ヒミコの力をめぐる話ですが、ヒミコは孤島に渡って葬られたという設定なので日本は出てきません。

ララ・クロフトを演ずるアリシア・ヴィキャンデルのアクションを楽しむ映画です。アリシア
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嘘八百(2017年製作の映画)

3.6

冴えない古物商と埋もれた陶芸家がタッグを組んで、過去に痛い目にあわされた古物商仲間を相手に詐欺で仕返しをする話。

古物商、小池則夫役の中井貴一の演技は、さすがの安定感。
陶芸家、野田佐輔役の佐々木内
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

先日亡くなったスティーヴン・ホーキング博士と妻ジェーンの半生を描く。

wikiによると、本作の映画化の経緯が以下のように紹介されている。
”本作の脚本を書いたアンソニー・マッカーテンは1988年に出
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.2

青春映画の傑作の誕生です!

本作「結び」は、「上の句」、「下の句」に続く三部作の完結編。
上、下の作品の質も上々でしたが、本作は完結編として素晴らしい出来映えです。

登場人物のキャラクター設定が秀
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

亡くなった家族と現世の家族の繋がりと家族愛を描く。

ママイメルダは音楽で成功したいという夫が家をでた後、靴職人となって家計を支え大家族の基を築きます。
ただ、この大家族には”音楽に関わってはいけない
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.0

社会不正に立ち向かう新米議員の闘いを描く。

ひょんなことから、地元選出の上院議員に指名されたジェフ・スミス(ジェームズ・ステュアート)。
その選出経緯には、地元の有力者テイラー(エドワード・アーノル
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技が素晴らしい!

実在のルイス夫妻を描いた作品。
wiki によると、モード・ルイスは以下のように紹介されている。“フォーク・アートの画家。田舎の風景、動物、
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