Jeffreyさんの映画レビュー・感想・評価 - 64ページ目

Jeffrey

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浅田家!(2020年製作の映画)

3.5

「浅田家!」

本作は私個人が2016年に見た日本映画で相当好きだった宮沢りえ主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太が監督脚本した2020年の作品で、去年の公開から気になっていたが、今回レンタルに
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無法松の一生(1943年製作の映画)

5.0

「無法松の一生」(一九四三年)

〜最初に一言、遂に宮島の想いが(修復版)がコロナ禍の中、無事に完成された稲垣浩監督の映画史上最高水準の一本である本作が鮮やかに甦ったのに感無量である。七十八年前の奇跡
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秋菊の物語(1992年製作の映画)

4.5

「秋菊の物語」

〜最初に一言、女性主義、社会的に重要な意義を十六ミリ隠しカメラで、ドキュメンタリータッチに描いた張芸謀の傑作の一本。張芸謀映画の中でも彼の特色ある映像美が封印され、台湾ニューシネマの
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.5

「マイ・フレンド・フォーエバー」

〜最初に一言、薬に手を出し25歳の若さでこの世を去ったレンフロの感情を抑えた芝居が胸にくる90年代の青春映画の傑作にして、まだ偏見に毒されていない少年の、純粋で自然
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Boris Godounov(原題)(1989年製作の映画)

3.0

「ボリス・ゴドゥノフ」

冒頭、16世紀のロシア。皇帝ボリス・ゴドゥノフが、自ら殺害した皇太子の亡霊に取り付かれ、ついには精神に破綻をきた。圧倒的オペラ、豪華な衣装とメイク、不条理劇、即位、チェロリス
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

「大人は判ってくれない」

〜最初に一言、ここまで詩情に溢れて胸をつく美しさときらめきに満ちた傑作もないであろう。ヴィゴの傑作「新学期・操行ゼロ」へのオマージュに始まり、映画狂の監督による様々な仕掛け
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ミスター・ソウルマン(1986年製作の映画)

3.5

「ミスター・ソウルマン」

〜最初に一言、現在では間違いなく差別的だと言われ封殺される陽気で愉快で、チャーミングな目覚めるコメディ映画だが、風刺のきいた演技や人種問題の冒険と新しいタイプの社会派コメデ
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交渉人(1998年製作の映画)

4.5

「交渉人」

〜最初に一言、ゲイリー・グレイ監督映画史上最高傑作だと思う。基本的に2つの部屋の中で展開されるストーリーの手に汗握る、頭脳と頭脳、知力と知力、意志と意志、全てが互角の2人の人質交渉が写し
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

「わたしは、ダニエル・ブレイク」

〜最初に一言、ケン・ローチ監督の今までの社会的地位の低い人間を徹底的に描き続けた、ぶれない姿勢の集大成である。健全に生きる権利、何とか生き抜く権利さえも刻一刻と奪わ
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明日へのチケット(2005年製作の映画)

4.0

「明日へのチケット」

〜最初に一言、イラン、イタリア、イギリスを代表する映画監督3人が初のオムニバス映画を撮った記念碑的ワン・シチュエーション人間ドラマである。個人的にはセルティック・フットボール・
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THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014年製作の映画)

3.5

今Netflixでボルトをシーズン配信されてるところまで見てる途中なんだけど、この映画がNARUTOからボルトへのつなぎ映画と言うことで同じくNetflixで初鑑賞したんだけど、すごいバトルアクション>>続きを読む

大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

3.0

岡本喜八が1991年年に監督したコメディータッチの活劇で、この度Netflixにて初鑑賞したけどまぁ普通かな。つまらなくもないしめちゃくちゃ面白いと言う感じでもなかった。かわいい女の子を誘拐するのは嫌>>続きを読む

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

5.0

「ブリキの太鼓」

〜最初に一言、「地獄の黙示録」とパルムドール賞を受賞した白熱の79年の最大の傑作にしてシュレンドルフ監督の代表作になった本作の、圧倒と堪能と感動の3拍子に揃え、映画の力強さ、深遠さ
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パトリック(1978年製作の映画)

2.5

「パトリック」

〜最初にお知らせ〜

映画「サイトシアーズ」の対談動画が出来上がったので載せておきます。興味ある方はYouTubeへどうぞ!(脱線多め)。

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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

5.0

「放浪の画家ピロスマニ」

〜最初に一言、私のオールタイムベスト級の大傑作。グルジア(ジョージア)映画史上の見事なまでの芸術を極めた作品で、古い歴史、豊かな山河、荒地の風土、そして動く絵の如く美しい映
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.8

「エリン・ブロコビッチ」

〜最初に一言、ソダーバーグ監督の中でも最大の傑作にして、ロバーツのキャリア史上最高の演技を見せてくれた女のWINDING ROADを突っ走る最高のタフ・ウーマンによる全米史
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

5.0

「テルマ&ルイーズ」

〜最初に一言、リドリー・スコットの最高傑作だと思ってる。これほどまでにウーマン・パワー炸裂のロード・ムービーを見たことがない。デニス・ホッパーの「イージー・ライダー」が男と男の
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春香伝(2000年製作の映画)

2.5

「春香伝」

冒頭、季朝時代。南原府の若様と絶景の広寒楼。美しき娘、深まる愛、悲しい知らせ、辛い別れ、新任の長官、ゆるぎない意志、手紙、婿の帰還、密使の招待、大団円。今、命をかけて永遠の愛を貫こうとす
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風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)(1993年製作の映画)

2.5

「風の丘を越えて/西便制」

冒頭、第二次世界大戦期の朝鮮半島。忘れられぬ歌声を探しに一人の男が村へやってくる。旅周りの歌い手、修行の日々、酒席に、人生、獄中歌、薬売りの客引き、光を失って、姉弟、再開
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太白山脈(1994年製作の映画)

2.0

「太白山脈」

冒頭、一九四八年から一九五〇年の混乱が進む朝鮮半島。右翼と左翼間の血みどろの粛清と報復が続いていた。住民調査、政府軍の進行、中立者、恨み、小作人たちの反乱、土地をめぐる葛藤、パルチザン
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祝祭(1996年製作の映画)

2.0

「祝祭」

冒頭、母の死の報せを受け帰省した作家。母への想い、晩年の母、宴、それぞれの葬式、押し寄せる客、恨みの理由、入棺と出棺、遺族、初更、臨終の時。今、祭り事の様に憎しみや嫉妬が交わる…本作はイム
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スケッチ・オブ・Peking(1995年製作の映画)

3.5

「スケッチ・オブ・Peking」

冒頭、一九九四年戌年の北京。警察官の日常、横長の巡回、犬の捕獲、狂犬撲滅運動、新たな条例、痴漢、猥褻図画販売容疑の男、暴力、自転車、新米景観、治安を守る。今、発展途
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北京の天使(1992年製作の映画)

3.5

「北京の天使」

冒頭、蒼空高く風に靡られる凧。六才の孫とおじいちゃんの郵便配達の仕事。赴任先のベルギーから帰宅した母親。躾に厳しく、心はすれ違う。誕生日カード、心臓病、近所の女の子、モルモットの死。
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アダダ(1987年製作の映画)

2.8

「アダダ」

冒頭、一九二〇年代。日本の統治下にある韓国の片田舎。地方の有力者の娘であり美しい女、聾唖の為、嫁の貰い手がない。両親の心配、多額の持参金、貧しい農家の男と結婚、下女扱い、手話、幼なじみの
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日曜日のピュ(1994年製作の映画)

3.0

「日曜日のピュ」

冒頭、スウェーデンの新緑の夏。子供の時の回想、1人の金髪少年とその家族。父との教会への道のり、自転車、列車、嫌いな兄、ミミズ、怪談話、両親の別居の危機。今、ベルイマンの過去が明かさ
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ハラギャティ(1989年製作の映画)

3.0

「ハラギャティ」

冒頭、大仏が並ぶ寺の一角。念仏と共にー人の女がや教師との小旅行、大自然と風光明媚な土地。退学、罷免、自殺から救った男、二人の結婚、祝福、事故死、散髪式、坊主になる。今、真実の愛を求
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ジャーニー・オブ・ホープ(1990年製作の映画)

3.8

「ジャーニー・オブ・ホープ」

〜最初に一言、スイス映画の大傑作。1990年に作られた2時間もないこの作品は、とんでもなく現実感を持って描かれており、状況説明やドラマ性を排除したー種のドキュメンタリー
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勇気ある追跡(1969年製作の映画)

2.0

「勇気ある追跡」

冒頭、お尋ね者に父親を殺され復讐心に燃える14歳の少女。荒れくれ者の保安官補を雇い、強盗男を探す旅に出る。若きテキサス警備員、銃撃戦、山の中、弁護士、小屋、報酬。今、2人の西部男と
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.0

Netflixにて配信が始まっていたので初鑑賞した。絶対つまらねぇと思いつつとりあえず見ようと思ったけど、まぁ普通だったね。ソニックがめちゃくちゃ可愛らしいマスコットのようだった。コメディー俳優のジム>>続きを読む

白痴(1999年製作の映画)

3.0

「白痴」

冒頭、過去と未来とも思える終末戦争下の日本。長屋の並ぶ裏路地、カメラが回転して入ってくる。押し入れの中に隠まわれた一人の女、上空を飛ぶ爆撃機、炎に包まれる街、ディレクター、視聴率、テレビ局
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」

本作は、いよいよ長きにわたってシリーズが映画化された本当のクライマックスであり、前作に引き続きデヴィッド・イェーツが2011年に監督したローリング原作の集
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.8

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」

本作は前作に続きデヴィッド・イェーツが監督した人気シリーズの最終章の前半部分にあたる物語で、この度BDにて久々に鑑賞したがいよいよクライマックスと言うこと
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.5

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

本作はデヴィッド・イェーツが、前作に引き続き監督を務めた人気シリーズの続編で、この度BDにて久々に鑑賞したが面白い。謎のプリンスはシリーズの中では上位に来るほど好
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.0

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

本作は後にファンタスティックビーストシリーズを監督するイギリス人映画作家デヴィッド・イェーツが2007年に監督したヒットシリーズの続編で、この度BDにて再鑑賞し
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.8

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

本作はマイク・ニューウェルが2005年に監督したヒットシリーズの続編で、私が1番好きな作品である。確か少しばかり厭世的な気分になるためか、アメリカではシリーズ初
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.5

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

本作はシリーズの中でも1番個性的なハリーポッターであり、格調高いが私は馴染めなかった。2004年にアルフォンソ・キュアロンが監督したヒットシリーズの続編で、こ
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