海さんの映画レビュー・感想・評価

海

猫と映画と本がすき 海とひかり、花と季節。好みの映画に☆をつけてく練習中です。ベストムービーは気分でうろちょろ

レオン/完全版(1994年製作の映画)

5.0

‪はじめて観たのは小学生の頃だったような気もする。
好きだから何回も観るんだから、って理由でdvd買ったのはいいけど、それから観るの今日がはじめてだった。
完璧な映画だとおもっているし、個人的にも大好
>>続きを読む

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

恐ろしくて切ない。
とても悲しいのに、愛に飲み込まれてしまうような、
物語の結末ははじめから決まっていたような、完璧なまでに美しい伏線たち。

宝物を見つけると、願い事が叶う。シモンはコインを見つけ、
>>続きを読む

IT/イット(1990年製作の映画)

-

キングのIT…!ついにぜんぶとおして観た。
ITも三時間と長いけど、ローズレッドは四時間あったし、キングが撮り直したシャイニングも四時間半あるらしい、
こんなにながなが〜っとホラーをやってて面白いのが
>>続きを読む

グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

4.9

伝えるということ。映像や音楽もそう、このドキュメンタリーでドランを語った色々なひとたちをもとおして、ドランはいままでもずっと自分自身を表現し続けている。世界を語るそのときに、彼は自分自身を語る。

>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

本当に文字通り見惚れるほどの復讐だった。
ジェイソン・ステイサムまでいけば本当に無双なんだけど、これくらいの手応えと切なさがあったらなおいい夜もあるね。(ステイサムの映画でも切ないのももちろんあるよ)
>>続きを読む

地獄愛(2014年製作の映画)

-

観ていて笑えてしまうほど不気味で気持ちが悪かった。
なんとなく「アレックス」みたいな気持ちの悪さがあった。(色かな?)気分が悪くなるほどじゃなかったから最後まで観れた。

グロリアのあの言葉で表しにく
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

ゾンビ映画で泣いたのはじめてかもしれない。
ゾンビ系、ゲームも映画も凄く好きでたくさんの作品に触れてきたけど、そのゾンビを使って表現できる世界観の、素晴らしいとこを全部この一本で観せてもらったような気
>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.8

夏・秋にひきつづきごはんがとっても美味しそうで、季節が美しかった。
夏が始まる前に、秋が始まる前に、冬が始まる前に、春が始まる前に、ひとつ前の季節の名残がきちんとある。春は花を咲かす前に、古い葉を落と
>>続きを読む

さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

4.3

見ていて苦しく痛いだけ、それでもオスカーがワイルダーと居るシーンだけは、ふしぎとすごく安心して、心がすっと楽になった。きっとこれはオスカーが、ワイルダーと一緒に居る時に感じていたものなんだろうな、すご>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

5.0

放課後校舎のあいだへ吹き込む冷たい風。どんなに走っても誰も抱き込んではくれない。壊された家具。口をついて出ていく本音。ひかりは、木の皮膚は、雨のように頬に降りて飛び舞う。孤独を恐れていた。足元から崩れ>>続きを読む

招かれざる隣人(2015年製作の映画)

-

映画の中のどんなに不安な音楽より赤ちゃんの泣き声のほうがずっと不安になる
胸糞悪いけど赤ちゃんがよかった〜とは思ったけど、あの毛布の中にくるんでたのじゃあなんだったんだろ、もしかして、って今気付いて
>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.8

ご飯がとっても美味しそう。
ごはんをすきなひと、きっともっとごはんをすきになるし、あんまりこだわりのないひと、きっともっと、やっぱりごはんをすきになる。

夏、瑞々しい緑がひろがる。日差し。汗でべたべ
>>続きを読む

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.6

毎朝ひかりを浴びて、生まれ変わっているような海は、ほんとうはきのうと 幾千年もむかしと おなじ命を運びつづけている。
ずっと深く底へ潜る。あわいひかりのおよぐ場所。彼の記憶のいちばん底には、いまはもう
>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.1

明暗。
自然がしてみせる、わずかな陽の傾きや、影の悪戯との距離もしっかりと 感じて、そこには敬意を感じる。
見える明暗の美しさ。聴こえる音の美しさ。
日々みつけていくもの、ひろっては 表現されている。
>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

主演の女の子、アーニャ・テイラー=ジョイ、とても綺麗だった。
どうしようもないほど陰鬱な雰囲気のなかに咲くただ一つのイノセンス。罪や罰なんかにまだ染まっていないみたい ゆいいつとても光って見えた。
>>続きを読む

息ができない(2015年製作の映画)

3.9

砂でつくられた短編映画。
張りつめた表情も、ひとをゆるす笑顔も、やわらかく あたたかい砂で、ながれるように描かれていく。
水も砂も、いつのまにか運ばれて、長い時間の中で、ひろく旅をする。
それはひとも
>>続きを読む

アンフォゲッタブル(2017年製作の映画)

-

ヒロイン、「まえは生きるか死ぬかだったけど いまは生きるだけなんだから ガンバレ!」みたいな感じで友達に励まされてたけど、
結局生きるか死ぬかだったな。そんな中で精神状態をたもってたのよく考えたらすご
>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

4.7

おもいもしない嘘をついて、靴の裏でちいさな魚を殺した。
おんなじ唇で友達にキスをして、おんなじ足で草原を雪の上を歩いた。

いくつもそうじゃないことがあっても誰も分かってくれなかった きもちや指先の、
>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

5.0

あいすることももちろんそう
喜んだり、それをわかちあったり 怒ることも、わかりあおうとすることも
みっともないほど身勝手な、言葉やとおまわりだってぜんぶ、才能のひとつ
持って生まれてきた可能性
一つず
>>続きを読む

長い散歩(2006年製作の映画)

4.4

人生は、愛がなければ歩けない 長い散歩、そのとおりなんだなあと思った。

これからまだまだ、何十年も生きていく幸の、その力になるために 精一杯の愛を捧げたんだ。
愛し方も愛され方も、きっと何一つ 学ん
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.9

自分で、運も価値も美しさもみちびきだす
「ダサい」ものを、きれいだって きっとわらうそのひとの美しさ。ちゃんと見えた。そのままの、いとしい美しさ
仕事や恋やプライベートを越えたもっと確かなつながりが、
>>続きを読む

キャスパー(1995年製作の映画)

4.8

ちいさい頃すきだったみたいだけど ぜんぜんおぼえていなくて はじめて観るようなきもちに、なつかしさもとってもあるような気がして、
そんなふうにとってもすきだったはずの映画が、いまとっても可愛い だいす
>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

勝つことよりももっとむずかしいのが、いつだって 逃げないで戦うことなんだ
一子は誰よりもまっすぐだった。逃げなかった。凄いな。
自分にしか愛せない自分を一子はちゃんとまっすぐに殴ってやった そうして抱
>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

子供が親を育てる。
親がほんとうに親になる頃には きっと子供がもう大人なのかもしれない
でもそんなふうに、だれもがまずは 一人の人間 であっても、子供にとってママは生まれた時からママでパパは生まれた時
>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.5

うつくしかった。
桜が雨に散って、ひとは ひとをいつのまにか傷つける。
悲しいことのようで、ほんとうはとても ただうつくしいこと。

わたしたちの、生きる意味
傷つけるより、いつくしむように 生きてい
>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.5

おんなじ時間を重ねていく。
ばかって言って、ばかって言うなって言う。
尊敬なんてするよりもっとはやく、かなわないなあときっとおもってる。
二人がまた、描き始めた絵が、すこしずつまいにちの再生をそだてて
>>続きを読む

シュリ(1999年製作の映画)

3.6

国や戦争や政治のこと、環境や、考え方の根本的な違い、理解するにはまだまだとおくて、でも変わらない 戦争や極端なちがいがない私たちでもきっと変わらない わかるものがあって
ただそのひとと居る時だけ ほん
>>続きを読む

デビルズ・バックボーン(2001年製作の映画)

4.0

幽霊とは何か、苦しみの記憶、痛みの瞬間、
死んだものの中に 生き続ける何か

ホラーの怖さはひかえめで、だけど「パンズラビリンス」同様に、寂しさと切なさと やるせなさと、そうしてはっきりとおそろしさを
>>続きを読む

サウスポー(2015年製作の映画)

4.9

サウスポーという耳馴染みのない言葉が、魔法のように、リングの上にだけ 戦場の中にだけ咲くほのおのように、勝利ばかりを確信させる
燃えるように激しいのに、確かに一つのために燃やしているものだから、うつく
>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.6

くるしさに 嘆きのなかに、ほんとうの救いを見たのかもしれない。
胸が潰れそうなさみしさに、もうこれ以上 憎しみも怒りも勝てなかった 殺して回るよりも、自分がいま 誰かの憎しみのために死んでしまったほう
>>続きを読む

おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

3.5

いっぱいの恋
夢をみること、言葉を追うこと、感情にゆらぐことたちが、一つの恋のためにいろづいて おどって 毎秒 変化を繰り返して
それは身勝手で、みっともないくらいに、はじめて知る世界のきらめきの、虜
>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.9

重ねられたたくさんの歴史を感じる。
最後の爪跡と、その言葉に いくつもの傷跡をおもいだすように 私たちの中に残るきずあとは、どこにも還れず胸の内にばかり残るきずあとは、たしかにこの物語の歴史だ
物語は
>>続きを読む

ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.6

怒りにも憎しみにも、悲しみにも苦しみにも、負けることのなかったもの、
そんな感情につかれきって、すべて消えたその時にもきっと のこっていたひとつのもの、胸の奥を温めていたものは
愛、愛ばかりだ

とく
>>続きを読む

エミリー 悪夢のベビーシッター(2015年製作の映画)

-

ベビーシッターがサイコパスだったらたしかに怖いけどミザリーとかエスターとかとはちがったかんじ
そんなふうに期待すると裏切られる

エミリーがなんで子供たちにいじわるしたのかいまいちわからないし、エミリ
>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.8

長い旅をしていたんだね
ずっと帰りたかったね。

ニコール・キッドマン(母)が出てきた途端だいじょうぶだ!っておもえるあんしんかん

みんな、帰る場所をさがすみたいに生きていて、長い時間をかけてやっと
>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.8

あんな心のひとに会ってしまったら 男も女も関係ないんだよ。
みたいな台詞に うんうん うなずく。

男も女も、それ以外も、木星人でも火星人でも、何個上でも何個下でも、関係ないよ
いままでとこれからの自
>>続きを読む

>|