グレハニスト森田さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

グレハニスト森田

グレハニスト森田

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プール(2016年製作の映画)

2.2

事故系スチュエーションホラー風のなにか。
あらすじだけ聞くと閉所恐怖症者を恐怖のズンドコまで突き落とすある意味最強シチュエーションだがその出来は。

原題「12 FEET DEEP」に対して「プール」
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

2.7

現代ホラー映画史における最も使い古されたプロットの一つであるアトラクション系ホラー。
始まる前からオチまでわかっちゃいそうなこの使い古されたネタで、果たして記憶に残る作品に仕上げることができるのだろう
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

2.5

アンビリバボーでやってそうなやつ。

史実に基づいて作られているらしいが、特に娯楽作に昇華されている訳でもなくオチもない。
事件自体も珍妙ではあるが極めて地味なので、80分の映画としてみると退屈極まり
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

1.8

今年度初っ端の駄作。
レンタルビデオ屋の新作コーナーには超大作に埋もれて聞いたこともないタイトルの胡散臭いホラー映画が数多く置いてあり、冷やかし半分で借りて痛い目に遭うという経験が今となっては懐かしい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

30年越しの完結。
「あしたのジョー2」真っ青の時間を経て帰ってきた湘北バスケット部。
公開前から声優交代騒動も含め話題に事欠かなかった本作の出来は。

ストーリィは語るべくもなく、よろしい。
作中最
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白雪姫(1937年製作の映画)

4.2

傑作。

前提として、『アニメーションは7分程度で作成する』が当たり前だった時代に一つの映画作品として完成されたものを作り上げたという試みがとんでもない。
いわゆる「シリー・シンフォニー」シリーズから
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.3

如何にも90年後半のSFホラー。

さて、この作品もご多分に漏れず舞台美術は如何にもリドスコ「エイリアン」に影響を受けているようでモンスター映画の匂いがプンプンする前半から、実のところコズミックホラー
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ワーニング その映画を観るな(2019年製作の映画)

3.0

何故タイトルを「暗転」にしなかったのか理解に苦しむが、ご愛嬌ということか。

さて今どき少し古臭い都市伝説系ホラーである。
結論から言ってストーリィの目新しさもなく、恐怖感は有象無象のホラー映画と大差
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.5

ミラジョヴォの私物作品と成り果てた旧作からようやく開放されたコンテンツ。
REシリーズが好調の中、予告編の出来がファンに期待されたが...

原作ありきの実写化作品のため、ゲームを知らない人間にとって
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ひぐらしのなく頃に(2007年製作の映画)

2.5

所謂「鬼隠し編」の忠実?な実写化。
2000年代のメディアミックスにおける最強の作品ではあるが、原作における如何にもなオタクノリによって実写化は相当な困難があったと思う。
観る前から爆死臭のする作品で
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

続編が出るたびに娯楽性が肥大化した反動により、観客もロッキー自身も「最後のドラマ」で消化しきれなかった”何か”を追求した一本。
あまり評判の宜しくない「最後のドラマ」を失敗だったとは思わないが、やはり
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.6

当時大変話題になった映画。
最後に見たのは高校生くらいだったか、大した印象にも残らなかったが今観たらなにか変化があるのだろうかと思い「ターミナル」から続けて。

何度目の確認か忘れたがこれ監督ロバート
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.6

公開当時、CMがバンバン流されてたおかげでタイトルだけなら誰もが知っているであろう本作。
当時トム・ハンクスといえばこの作品の数年前の「キャスト・アウェイ」が話題になっていて、『またボッチ系か』と思い
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

2.5

もはや義務感からの鑑賞。

いわゆる解決編であるが、意外性はない。
収まるべくして収まったという感じか。

この程度の内容を前後編まで分けたせいで、大して期待もしていないのに必要以上にハードルが上がり
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

2.5

珍しく他人のレコメンドを参照しての鑑賞だったが、当然に肌に合わなかった。

設定的には同世代の中高生が喜びそうなところではある。
子供だけで事件解決しようというアレ。

やはり前後編(2時間弱×2)は
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.5

4の後遺症がモロに出てしまったという感じ。

ナンバリングの中でも最も苛烈な作品となった前作に比べ、あまりにも地味な作風となったために評価もいまいち。
一方で初代監督のジョン・G・アヴィルドセンがメガ
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.0

今回の再編集版の純粋な評価とナンバリングとしての作品の評価が個人的にかなり違うので分けて考えてみようと思う。

まず再編集版としての出来は申し分なかった。
アポロ・ドラゴ戦までの流れが重厚で重いシーン
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.3

いろいろ賛否があることも理解した上で、傑作である。

ヒット作の宿命である初代の精神性の損失という点で、アカデミー的な命題を持った作品ではない娯楽作に成り下がったという評価も頷けるが、その一方で2まで
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ロッキー2(1979年製作の映画)

4.0

あれ以上何をやるんだ、と誰もが思うが人気作品は続編を作る、というのが映画の難しいところだろう。
この作品の顛末は誰しもが予想しうるベタなものだが、プロセスを結構丁寧に描いているおかげでなかなか楽しめる
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.5

言わずとしれた名作。
散々語り尽くされたであろう作品だが、やはり色あせない。

冒頭からストリートコーナーシンフォニーよろしく、「TakeYouBack」がモーレツ。メインテーマのほかも、とにかくサン
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

ありそうでなかった時間加速系シチュエーションサスペンス。
シャマラン作品ということでお約束のどんでん返しが不安だが果たして。

結局色々詰め込みすぎて消化不良感が否めない。
単に時間が加速したシチュエ
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恐怖人形(2019年製作の映画)

3.5

間抜けなアイドル主演、いかにも馬鹿なティーン向けという地雷臭丸出しの現代Jホラー。
昔「見るのも罰ゲーム」とかいうトンデモキャッチがあったがそんな感じである。

何の期待値もない中でまだ観てみようかと
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.0

”黒沢清=趣味と合わない”をより強固にした作品となった。

本人の思惑に反し?茶の間のアイドル的存在となった松重豊主演のサイコホラーである。
誇張した平成初期・日本の退廃的な雰囲気は抜群に堪能できる。
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.8

ダラボン×キングにハズレ無し。
ビデオリリースから伸びたショーシャンクの実績もあってか世紀末にCMがバンバン流れ、興収もすこぶる好調であったメガヒット作品。
当時は期待値に対して思ったほど面白いと思わ
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(2001年製作の映画)

3.3

重々しい映画を想定していたが、中身はティーンのサスペンスである。

見どころはなんといっても「パイレーツ~」前のキーラ・ナイトレイだろうか。
ティーン映画上等でフツーに濡れ場あり・露出ありというサービ
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呪詛(2022年製作の映画)

2.2

ブレアウィッチ以来、何年かに1度出現するPOVホラー。
触れ合いが殆どない台湾発祥の作品である。

結論から申すとあんまおもんなかった。
内容の割に長尺で冗長に感じる。
実験映像的な冒頭でオチが読める
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.2

どこまで続くんだと言わせんばかりに豪華になっていく出演陣。
一部ではレーティングに配慮し過激なアクションシーンが控えめになりファン層を失望させたと聞くが、ランボーシリーズならともかくこの80年代の同窓
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エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.0

続編にふさわしく、アーノルドとブルース・ウィリスに加えチャック・ノリスまで加わってドンパチするという決定版。
リアルガイルことジャン・クロード・ヴァンダムを敵に置くという意外なキャスティング、もはやモ
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.8

スピード以前の無骨なアクション映画の精神性を絶やさぬが如く制作された一作。
シリーズ全体を通して内容云々より30年前では考えられなかった共演のシークエンスに特化している。

なんといっても「ラスト・ア
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フロッグ(2019年製作の映画)

2.7

あっと驚く展開を目指しすぎてよくわからなくなった典型映画。

いわゆる「2度始まる映画」を目指しているようだが、出来は悪い。
中盤からネタばらし的パートになるも、跡付けすぎて別段の驚きもない。
冒頭か
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パラノーマル・アクティビティ5(2015年製作の映画)

2.4

もう終わりにしようと決めたのか、シリーズの集大成的な作品。
ありとあらゆる歴代演出に加え、シリーズ最大の敵?であるトビーとの決戦がある決定版。

もはやファーストの精神性など微塵も残っていないが、派手
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パラノーマル・アクティビティ 呪いの印(2014年製作の映画)

2.6

まだまだ続けるぜという意気込みと空回り感が堪能できる本作。
ナンバリングもなく番外編的な位置づけだが、本編とのつながり(物理)もある。

特筆と言うほどでもないが定点がほとんどなくなりハンディ主体の構
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パラノーマル・アクティビティ4(2012年製作の映画)

2.3

おんなのこがかわいかった。

正直そんな感想くらいしか無い。
逆によくここまでナンバリングを続けるなぁ、と感心せざるをえないほど見所もなく、大雑把に言うと前作と全く同じと言っても過言ではない。

ここ
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パラノーマル・アクティビティ3(2011年製作の映画)

2.4

ギリギリ許容範囲の三作目。
適当(?)に付加していった姉妹のオリジンを探る。

ツッコミも野暮なのかもしれないが、なんで四半世紀前から揃いも揃ってビデオに記録しておくんだという点はさておき、例によって
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パラノーマル・アクティビティ2(2010年製作の映画)

2.6

一発ネタなのに続編をやってしまう図々しさ満載の本作。

どこまで考えてたんだか知らんがファーストの補完的内容となっている。
一応もっともらしい理由づけをしているが、この作品を見たあとで前作がより面白く
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.5

当時突如として現れた新生オカルト映画。

所謂POVホラーの完成形的な作品である。
記憶の限りでは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が始祖的な作品であるが、『画面酔いする』『オチが微妙』という辛口な評
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