kumadaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.3

最初の3分で「あっこれ見たやつだ。しまった。」と思いましたが、300円払ちゃったので最後まで見ました。プーチンに良く似た俳優さんが、ロシア諜報機関のお偉いさん役で出てきます。ロシア人たちも英語で会話す>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.8

 リュック・ベッソンって「レオン」と「ニキータ」しかまともな映画がないと思ってたけど、これは面白い。主人公アナをスカウトするシーンや初仕事の場面でアナの退路を意図的に絶って苦境に陥らせる場面、上司の男>>続きを読む

PROSPECT プロスペクト(2018年製作の映画)

3.5

SFかと思ったけど、中世のお話を見ているようなレトロ感満載の映画でした。「宝石」の採掘の仕方がとても興味深かったです。真珠貝から真珠を取り出すような設定ですね。主人公の少女にとても惹きつけられました。>>続きを読む

ディス/コネクト(2012年製作の映画)

3.7

重たい映画ですね。終始引き込まれて見ました。描かれるのは3つのストーリ。個人情報をネットから盗まれ全財産を失った夫婦の復讐劇、ネット上の遣り取りで息子が自殺してしまった父親の復讐劇、ネットを通した未成>>続きを読む

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.2

先週に引き続きオルガさんの映画です。2作続けてオルガさんのアクション映画を見ましたが、本作はラブストーリーです。でも、アルバイトでスタントをしている学生役なのでハードなアクションもしっかりこなしてます>>続きを読む

ザ・クーリエ(2019年製作の映画)

3.3

お話に無駄のないハードボイルドなアクションです。少しユーモアも加味されてます。ゲイリー・オールドマンの狂気を宿した演技は見応えありますね。配達人(オルガ・キュリレンコ)を追い詰める指揮官の苛立ち具合も>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.6

随分と強引なストーリ展開ですね。敵はあまりにも強大なので、倒せないことを悟ったワンダーウーマン。彼女が最後に取った手段が、ドラマチックです(笑)。ワンダーウーマンが最後に着るゴールドの鎧がとてもゴージ>>続きを読む

サンティネル(2021年製作の映画)

1.5

とても薄味なお話でした。復讐劇なので主人公に感情移入できないのは致命的です。アクションシーンも迫力ないし。オリガさん、もっと作品選んだほうが良いよ(笑)。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.2

劇画タッチですね。2時間半の長い映画ですが、全く退屈せずに見ることが出来ました。物語は5章から成ります。各章において登場人物たちの造形や駆け引きがとても丁寧に描かれます。見応えあります。悪役はヒットラ>>続きを読む

クーリエ 過去を運ぶ男(2011年製作の映画)

3.0

無駄のないテンポの良い映画でした。結局、主人公は自分の過去を忘れていたのですね。このあたりが少し分かりにくかったです。派手なアクションはありません。主人公を演じるジェフリー・ディーン・モーガンの渋さを>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

見応えのあるサスペンスでした。愛した旦那が実はクズ人間だったというお話です。奥さんはとても聡明で優しい人です(とても綺麗な女優さんですね)。終始、彼女に感情移入して見てました。子供の親が誰なのかは曖昧>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.0

 話の展開が不条理というか訳分からな過ぎて、中盤以降「もう、終わりにしよう」とずっと思って見てました。TENETより分かりません。基本的に男女二人が吹雪の中をドライブしつつ、ハイレベルな文学談義のよう>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

まさかSFになるとは思いもしませんでした。最初は純文学風の不条理な物語になるのかしらと思っていたら、その不条理さは、異なる時間軸にいる3人を同じ時空間に配置することで理解できてしまうというお話です。序>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.2

押井守が自分のやりたいことを全て注ぎ込んだ作品ですね。義体というものを分かりやすく表現する手段として球体関節人形が登場します。人形にゴーストをコピーしたものが、攻殻機動隊におけるサイボーグであり、その>>続きを読む

さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

3.9

エド・ハリス主演の映画です。その息子役をジェイソン・サダイキスが演じます。父と息子の和解を描いた渋い人生ドラマです。物語の半分ぐらいのところでオチが読めますが、実際にラストでそのシーンが流れると涙が止>>続きを読む

ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常(2016年製作の映画)

3.2

 「やさしい本泥棒」の主人公を演じていたソフィー・ネリッセが主演の映画です。キャシー・ベイツ、グレン・クローズ、オクタヴィア・スペンサーなど他の俳優陣がとても豪華です。

 里親を転々としていた孤児ギ
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やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

3.0

随分と大人びた女の子ですね。8年前の映画なので当時は13歳ですか。ドイツが舞台のドイツ人の物語ですが英語で会話してるのは秘密です(笑)。1938年から1945年までのお話なので、ユダヤ人狩り、共産党員>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

ホアキン・フェニックスとジェイク・ギレンホールが共演してます。舞台は、ゴールドラッシュに沸く南北戦争前の米国(日本は江戸時代末期ぐらい)、西部劇の時代です。随分と地味なストーリですけど、見てて飽きませ>>続きを読む

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011年製作の映画)

3.7

2D版を視聴。

[あらすじ]
 政府は、虐待を受けている子供たちを組織的に誘拐し、彼らに英才教育を施し、国の将来を託す仕組みを作り出していた。それがSolid State Society(SSS)で
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カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)

3.0

ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが共演するSF西部劇(?)です。一歩間違えればキワモノ認定されそうなストーリです。西部劇における人間関係もエイリアンとの絡みも丁寧に描いているのでB級感はありませ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.5

序盤はドキドキするホラーですけど、中盤以降はSFアクションになります。攻殻機動隊に出てくる光学迷彩服を発明した科学者と彼に束縛されてる奥さんとの物語。この光学迷彩服、結構リアルな造形してますね。カメラ>>続きを読む

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

2.5

映像はA級です。アバターのVFXに関わった会社が作ったそうです。俳優は知らない人ばかり。高級マンションを舞台にしたワンシチュエーション映画です。一般市民の視線から見たエイリアン襲撃が描かれます。なので>>続きを読む

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

3.8

この映画が描くのは南北戦争が終わって数年が経った時代です。南軍の退役軍人ジェファーソン(トム・ハンクス)は町を渡り歩き、新聞の記事を面白おかしく語る商売をしています。当時は文盲が多かったのでしょう。あ>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.0

碇シンジくんを皆んなで寄ってたかっていじめるシリーズの3作目です(笑)。前作から14年後の世界が描かれます。状況が激変してますね。舞台に宇宙が加わったり、空飛ぶ戦艦が出てきたり、葛城ミサト率いる勢力が>>続きを読む

盗聴者(2016年製作の映画)

2.5

どこかで見た俳優さんだなーと思ったら、「最強のふたり」(フランス映画版)で大富豪を演じていたひとでした。彼の演技でなんとか最後まで見れましたが、残念ながらとても退屈なお話でした。ストーリが分かりにくい>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.0

先日「序」を見たので、「破」を見ました。ヱヴァンゲリヲンというシリーズは映画だけでストーリが理解できるようには作られていないのでしょう。私のような初心者には、大人の都合で乗らされているのにいつの間にか>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.5

原作である漫画を知らずに本作を見ました。見応えありますね。攻撃を仕掛ける敵国が架空の国になっていますが、これを中国に置き換え、占領される島を尖閣諸島に置き換えれば、現実味を持って見ることができます。本>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

実話に基づく物語。米国の山火事の凄まじさはよく耳にします。その山火事に立ち向かう消火隊のお話です。彼らの消火活動の様子、プライベートでのパーティの様子、隊長(マーシュ)と隊員との間にある強い信頼関係な>>続きを読む

虐殺器官(2015年製作の映画)

3.3

伊藤計劃(故人)は私の好きなSF作家です。この映画の原作(小説)を読んで好きになりました。言語機能が人間の行動にもたらす影響を、SFの題材として扱っています。言語を介して人間に虐殺行為をおこさせること>>続きを読む

ペンギンが教えてくれたこと(2020年製作の映画)

4.0

実話に基づく家族再生の物語です。旦那さんが本当に優しい男性です。母の痛みは家族の痛み。つらいときは周りを頼っていいんだよってことを教えてくれるお話です。自分を責める息子とそれに気づき自分の振る舞いに涙>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

4.5

 2013年の映画です。公開時に映画館で見ました。そのあと、自宅で何度も見てます。トム・クルーズ出演の映画の中で一番好きかもしれません。

 映像は美しく、音楽はこころにしみます。世界観が過不足なく伝
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

2.5

 初心者です。大昔にYoutubeで少し見て「キモ」と思って以来見てませんでした(ロボットが血出してるし)。私はガンダム世代。ヱヴァンゲリヲンが流行ってた頃はロボットアニメには興味を失っておりました。>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

2.8

身分違いの二人のラブストーリです。お下品なエロネタ満載なコメディーですね。政治風刺も少々入ってます。残念ながらこの手のアメリカン・コメディ(?)は苦手です。ストーリも予定調和過ぎて先が読めちゃいます。>>続きを読む

ホンモノの気持ち(2018年製作の映画)

3.2

 スティーブン・スピルバーグ監督の「AI」、スパイク・ジョーンズ監督の「her/世界でひとつの彼女」を連想させる映画でした。「意識の再現に成功しても機械は人間にはなれない」というテーマは多くの映画で描>>続きを読む

デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

3.5

 ボストン・ダイナミクス社のロボットを見ているので、この映画で描かれているロボット兵は十分あり得る未来です。犬型も人型も。
 リオ大尉(人造人間)とロボット兵が戦うシーンは攻殻機動隊の草薙素子を見てい
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エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.2

ある日突然宇宙人が襲ってきたという映画かと思いましたが違いました。予想外の展開、なるほどね。2018年の映画です。AI(人工知能)に近い業界にいるので何となく分かるのですが、現在のAIのロジックには限>>続きを読む