kumadaさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

嵐の中で(2018年製作の映画)

4.0

見ている間ずっと頭フル回転の映画でした。よく練られたストーリです。2時間超えますけど飽きることなく見ることができます。物語は25年前(ベルリンの壁崩壊の年)から始まります。ある一軒家に母と息子(ニコ)>>続きを読む

月影の下で(2019年製作の映画)

3.2

未来から過去へ向かう孫と、過去から未来へ向かう祖父の物語。孫は、2024年に米国で起きる内戦を防ぐために、その元凶となる思想を持つ人々を抹殺するために、未来からやってきます。まるでターミネータみたい。>>続きを読む

アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)

4.5

試験時間中に完答は無理だけど、なんとなく筋道は見えていて部分点は取れる問題があります。試験終了のあと模範解答を見て、考え方は正しいけど、もっと奥の深い緻密な問題だったことが分かり、もう一度復習したくな>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

尊敬する父親のもとで豊かな生活をしていた少年フランクが主人公。父親の事業の失敗と両親の離婚のあと、フランクは家を出て、小切手偽装に手を染め始めます。それを追いかけるFBI捜査官カールとの追いかけっこが>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

AI絡みのSFは数多く見てきたけど、既視感のない展開や初めて見るアクションが随所に見られて満足しました。ラストシーンにもどんでん返しがあります。事故で四肢麻痺となった男性が主人公です。脳と四肢の神経系>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

4.0

とても面白いです。妻を誤って殺してしまった夫が主人公。自分もなぜか死んでしまう。そのあとグループディスカッションをしている部屋に迷い込んでしまい、妻殺しを認めるよう追求される。TVの中のおばあさんに言>>続きを読む

TAU/タウ(2018年製作の映画)

3.0

Netflixオリジナル映画です。内容はAI meets girlですかね。主人公は娼婦まがいの格好でスリをしているジュリア。ある日拉致されて首の後ろにチップを埋め込まれ、何処か分からない場所に監禁さ>>続きを読む

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

5.0

感動しました。2006年の映画ですが、とてもアップツーデートな内容です。アメリカではデモが暴徒化し軍隊の投入まで考えられています。香港の自治は中共により風前の灯火となりつつあります。そう言えば昨日(6>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.5

「今のアメリカはクローバーフィールド状態だ!」と某経済評論家が言っていたので見ました(笑)。随分むかしに評判になっていた映画ですが、今回が初鑑賞。まあ、おバカな主人公たちが出てくるのは仕方ありません。>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

不覚にもゾンビ映画で泣いてしまいました(笑)。ラストシーンの父と娘の別れのシーンは本当につらかった。仕事人間であった父親が必死で娘を守る強い父親になっていきますが、自分も感染してしまい。。。コロナ禍中>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

4.0

Netflixのコンテンツを見てたら「マッツ・ミケルセン」の文字が。気づいたら開始ボタンを押してました。前知識はゼロです。マッツが演じるのは暗殺請負会社に務めるダンカン。彼はもうすぐ定年を迎えます。彼>>続きを読む

ホワイト・ボイス(2018年製作の映画)

3.6

貧乏な黒人青年がチャンスをつかんで成り上がっていくけれど、昔からの友人や恋人を失ってしまう。我に返った彼は、成功を投げ捨て、恋人のもとに帰る決意をするのであった。こんなストーリを、人種差別や資本主義に>>続きを読む

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.2

主演は、ナイトクローラーで共演したジェイク・ギレンホールとレネ・ルッソです。監督はナイトクローラーと同じダン・ギルロイ。レネは監督の奥さんでもあります。ホラーですが、怖くないです。恐怖より人間ドラマの>>続きを読む

ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

4.0

これは面白い。舞台は寂れた漁村。生まれてから死ぬまで同じコミュニティの中で生活する人たちの村です。向こう見ずな妹が弾みで仕出かしてしまった殺人を、一見、沈着冷静に見えるお姉さんと一緒に隠蔽しようとする>>続きを読む

スペクトル(2016年製作の映画)

2.9

ゴーストバスターズからコメディ部分を失くし舞台を戦場に移した映画です。お金はかけられているのでB級感はありません。敵はお化けではなくて人間により作られた「兵器」ですが、その作られ方が奇想天外というか、>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

 GWの締めくくりは攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLで。この作品が私にとっての攻殻機動隊の原点です。原作よりも硬派な雰囲気がお気に入り。もう何度も見てますが、現在でもこの映画(もちろん原>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5

少し前に、音を出すと化け物に狩られる映画がありました。本作は、目を開けて屋外にいる「何か」を見ると自殺してしまうというお話です。「何か」を見た人は目に涙をためて悲壮な面持ちとなり自殺してしまいます。た>>続きを読む

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.1

1960年代にアメリカ人向けのフランス料理レシピ本を初めて出版しテレビ等で活躍した女性ジュリア・チャイルドと、2002年にこの本の全レシピを再現しその様子をブログに残した女性ジュリー・パウエルを描いた>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

題名とは裏腹に離婚を描いた映画です。アメリカの離婚事情の良い勉強材料になります(笑)。弁護士が介入したとたん情が入る隙間はなくなり、全てが法律に則りシステマティックに進められてしまうんですね。お金もべ>>続きを読む

シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)

3.5

 初めて「ザ・レイド」を見たときの衝撃は忘れられません。2011年のインドネシア映画です。ストーリは単純ですが、格闘技アクションが異次元でした。銃撃戦ではなく、鉈やナイフによる零距離戦闘のオンパレード>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.3

兄弟愛と家族愛を描いたアクションコメディです。思春期の子どもたちが主人公ですけど、みなさん素直な性格な子ばかりです。終盤、5人もスーパーヒーローが増えてびっくり。7つの大罪の中でも「嫉妬」が一番悪なの>>続きを読む

アップルシード アルファ(2014年製作の映画)

3.2

先日、攻殻機動隊SAC2045を見ました。士郎正宗つながりで本作を視聴。アップルシードは過去に2作見ています。いずれも高品質なセルルック調の3DCGでしたが、本作はフォトリアル調の3DCGです。一見、>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.0

私がIT業界に入ったのは1999年。初代iMacが発売されたのもちょうどその頃でした。当時の私はiMacが大嫌い。マウスは使いにくいし、アプリはすぐにOSを巻き込んでフリーズする。こんなマシーンを使う>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

2.9

母を求めて三千里ではなくて母を求めて2000年というお話です。息子を不治の病のため冷凍保存している夫婦がいました。夫が、自社の開発した少年ロボット「デイビット」を、妻モニカの悲しみを癒やすために家に連>>続きを読む

28日後...(2002年製作の映画)

2.7

これはゾンビ映画ですかね。ユーモアも少々加えられてます。父娘と男女二人のロードムービでもあります。安全・安心を求めてやっとたどり着いた兵士たちのキャンプ場ですが、どこか不穏な雰囲気が漂います。この辺り>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

2008年にムンバイでイスラム過激派による同時多発テロが起きました。標的の1つになったタージマハル・ホテルでのテロを描いた映画です。事件発生から特殊部隊が到着する12時間以上の間、地元警察や軍は有効な>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

主人公は、マンホールや金網を盗んではお金に代えているケチな窃盗犯。ある日たまたま交通事故の現場に遭遇し、カメラ撮影している男と出会う。その男は事件現場にいち早く駆けつけカメラを回しその映像をテレビ局に>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

アメリカで今一番売れてる商品は弾薬だそうです。暴動に備えるというのがその理由ですが、この映画を見るとリアルに納得できます。2011年の映画ですが、見事に現在の世界を描いていますね。コロンビア大学の感染>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

3.2

とても不思議な雰囲気の映画でした。始まってしばらくは物語の筋が見えず戸惑いましたが、輪郭が明確になるにつれて引き込まれていきました。シリアスだけれど、軽い笑いをところどころに散りばめています。この辺り>>続きを読む

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012年製作の映画)

3.5

実話をベースにした映画です。随分と重たい内容ですね。家族には堅気と思わせて、実は100人以上を殺めた男の物語。冷酷無比に人を葬るけれど、娘や妻に対しては優しいパパであり、頼れる旦那。そんな彼の日常が、>>続きを読む

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

この人は将来難病に苦しむことになるので安らかに殺してあげよう、これこそが究極の愛であると考える殺人鬼と、彼を追うもう一人の予知能力者。二人の闘いが描かれます。現実と二人の見る未来とが入り混じりながら緊>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.2

これは単なる怪物映画ではなく、ある家族の群像劇を描いています。それだけでなく、韓国社会が抱えるさまざまな問題を見るものに強く印象付ける内容です。かなり政治的なメッセージを含んだ作品だと思います。この映>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.2

前情報をなしで視聴。途中で「あっこれ『ドラゴンタトゥーの女』の続編だ」と気づきました。映画「ドラゴンタトゥーの女」(ハリウッド版:ルーニー・マーラ主演)はとてもインパクトのある映画でした。猟奇的で変態>>続きを読む

ドリームハウス(2011年製作の映画)

4.0

事前知識でなしで視聴。最初はホラーか?と思いましたが、よくできたミステリでした。一軒家を購入した主人公ウィルが、小説書きに専念するため、会社を辞めるシーンから映画は始まります(このシーンがあとの伏線に>>続きを読む

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

3.8

金次第で犯罪者を無罪にしてしまう強欲弁護士と思いきや、無実のものを決して有罪にはしないという信念を持つ男ミックの物語。女性暴行事件の弁護をミックに依頼したルイスが過去の事件の犯人であることが分かるが、>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

2.5

単なる恐怖映画ではなく、娘と父親の和解を絡ませたお話。主人公が水泳の選手という設定も頷ける。アメリカって銃だけでなく、ワニが普通に人間の居住地に侵入してくるんですね。怖い。