逆鱗さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ギャングスターズ 明日へのタッチダウン(2006年製作の映画)

4.0

王道スポーツジャンルムービー。
努力は報われる的な。

実際の人生には報われない努力もあるが、報われることを信じないと努力なんてできない。

しかし、この少年院フットボールチームはどんな練習と戦術で高
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

2.5

世間の高評価の中、サーセン状態の2.5。
もうデニーロもパチーノも歳を重ねているので、ヨボヨボ感が隠せず、若い頃の役に無理が生じている。

歳を重ねるのは良いことなので、イーストウッドみたいな枯れた名
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サバハ(2019年製作の映画)

3.6

Netflixオリジナル韓国映画。
宗教が関わるノワール映画で韓流セブンっていう感じか。

仏教の知識が乏しいので、表面上の物語しか理解できていないが、画面のおどろおどろしさ、双子の妹の脚を食って、1
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

4.0

グラミー賞10度受賞、32回ノミネートのポップアイコン、テイラースウィフトの人としての生き方の部分を魅せてくれる作品。

シンガーソングライターとしての枯れることのない溢れ出る才能。

人として親切に
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

障害を持つ者もそうでない者も、みんな誰かの大切な人。
だから、生きているだけで価値がある。
そう思える作品だった。

みんな己の立場で悩みやコンプレックスがある。
それは障害があってもなくても同じで、
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ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-(2016年製作の映画)

3.5

爆破されたビルなどの瓦礫に埋もれた人々を救助するシリアの民間団体のドキュメンタリー。

尊い活動。
いつ自分の大切な人が被害に遭うかもしれない。
明日は我が身かもしれない。
そんな中、他人の救助のため
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.8

ネットフリックスすごいな!
製作費を半端なく投資していると聞いていたけど、ここまでやるとは!!
ネットフリックスを存分に楽しむために、プロジェクターが必要だと決心。

この作品はアクションを楽しみにし
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最後の追跡(2016年製作の映画)

3.0

つまらなくはないが、昼間地上波で放送される洋画のように薄い内容では?
こちらの感受性の問題かもしれないので、高評価の方々すみません。

ここからネタバレ注意です。

金が欲しくて銀行強盗で稼ぐ兄弟、追
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.5

史上初のNXT王者とWWEディーヴァのベルトを同時に巻いた女子レスラーペイジの物語。
2020年5月時点でまだ27歳であるが、ケガで2018年で確か現役を退いている。
劇中の王者に輝いた試合は2014
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

主役のゼイン君(役名も本名も同じ)は、レバノンに暮らす実際のシリア難民である。
そんな彼を主役に抜擢して、製作費約400万ドルで興行収入は約6800万ドル超を達成した。

日本に暮らす私はレバノンの事
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.0

なんだろうか?高評価作品として期待していたが、なぜか好みに合わない。
こういうの時々あるな。

15年間も監禁されていた理由が、明かされるんだけど、意外ではあるが、それで監禁するの?しかも実の娘と?に
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母なる復讐(2012年製作の映画)

5.0

実話をベースにした作品ということで被害者に哀悼の意を込めて5点。

Filmarksに関連映画の機能が付いたので、GWは少女が暴行に合う実話ものを連続で観賞してしまった…
このジャンルを好んでいるわけ
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ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

5.0

映画としての出来不出来ではなく、これを映画化して世に出したことに5点。

映画は事件をだいぶソフトに描いている。
ソフト過ぎて、事件の凄惨さや被害者の怒りや悲しみが、あまり伝わらなくなってしまっている
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

5.0

これは5点をつけるしかない作品。
2008年に実際にあった幼女暴行事件を基にしている。

●追記:やはり映画はオブラートに包んで描いたようである。Wikipediaで実際の事件を参照されたい。
【犯人
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弁護人(2013年製作の映画)

3.5

今のコロナ渦中の日本政府の対応とダブらせながら観てしまった。

私は左派でも右派でもないので、以下に客観的に記載するが、政治的な話に不快感を感じる人は読まないでください。
ただし、誹謗中傷は書きません
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優しい嘘(2014年製作の映画)

4.0

心理学者のアドラーは説く。
ある共同体の中で理不尽な扱いを受けた場合、もっと大きな共同体の声を聞けと。

例えば、この劇中のように、理不尽に学校でいじめられていた場合、人間社会という共同体では、皆対等
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.5

胸が痛い!感涙の作品!

自閉症の少女が自宅の向かいで起きた殺人事件を証言する。
容疑者の家政婦の証言や状況証拠からは、無罪のように思えるし、自閉症の少女の証言の証拠能力は一度は裁判所によって棄却され
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.0

踊る大捜査線ばりに大味な作品。
大味だけど、踊る大捜査線ばりに面白い。
けど、これも踊る大捜査線ばりに何も残らない。
映画なので主人公の都合の良いように運んでいいんだけど、紆余曲折や緩急織り交ぜて、観
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.0

今のティーンも俺がそうだった頃も悩みは同じ。
イケてるグループとの差や違いを必要以上に気にしてしまうし、できればイケてるグループの末席でいいから入りたいと思ってしまう。
学校は同調圧力の塊に苦しめられ
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.0

母の狂気

借金取りの主人公は確かに残忍なんだけど、わりとあっさりと母と称する女性を受け入れて一緒に暮らし始める。

その時点から残忍性は薄れて、やがて借金取りもやめてしまう。
そこからは、マザコンの
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悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

3.8

執念!!

自身の子を誘拐された挙句に殺害された事件から15年の月日は無慈悲に過ぎ、時効が成立してしまうところから物語は始まる。

その子の母の人生は生きながらの死であっただろう。

冒頭の母が車の中
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共犯者たち(2017年製作の映画)

5.0

素晴らしいジャーナリズム!
2008年から報道を権力の犬から取り戻す闘いを続けている先人たちに敬意を!!

私もようやくここ数年で気付いた。
日本も報道が真実を伝えているわけではないことを。

今はW
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.0

グッドコップは誰一人としていないんだけど、韓国ノワールというよりかは、コメディさも合わさって少しポップな仕上がりになっている。

テーマが汚職警官モノだったので、バッキバキの韓国ノワールを期待して観る
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

5.0

韓国映画はテーマが重い作品があるがこれもその一つ。

中央日報によると2018年の児童虐待通報件数が36,392件で、2014年対比で2.4倍に急増しているとのこと。
加害者の75.4%が両親であるそ
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.9

骨太な作品!韓国民から見るとどうなのわからないが、国家の裏も描き、民の苦しみも描いた良作。

この作品の経済危機ときっかけは違うが、現在もコロナ渦中で、日本でも中小零細企業や個人事業主は運転資金に困窮
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

バットの使い方のクセがスゴイ!
全体的にアクションがサーカスの曲芸のようで小気味いい。
ローラースケートでのカーアクションが特に良かった!!

でも、今回はハーレイクインのスーパーヴィランっぷりは抑え
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パターソン(2016年製作の映画)

3.0

オサレムービー📽

雰囲気は良いよね。
何気ない日常を描いていて、ちょっと天然で美しい奥さんと暮らし、まじめにバスを運転し、夜の犬の散歩の途中でバーに立ち寄りビールを一杯だけ飲んで、趣味は詩の創作。
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

いつ来るのかこの世界。
ヒューマントランスフォーメーション!
コレ、サイボーグ009の世界だわ!!

もうここからネタバレ注意です。

四肢麻痺から復活するために、デジタルチップを埋め込まれる実験台と
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.0

母は偉大なり!

反抗期の娘とのコミュニケーション方法として、キャラ弁やメッセージ弁当を卒業までの3年間作り続ける母。
シングルママで、仕事に子育てに奮闘し、しっかり娘の就職まで見届ける母。
ただ偉大
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星屑の町(2020年製作の映画)

3.6

のん女優力が満開!
この女優のこの年齢だからこその輝きというものがある。
個人的には、渇きの小松菜奈、チアダンの中条あやみがそうである。

あまちゃんの時の、のんも同様だと思っていたが、26歳になって
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.5

予備知識なく観てしまったが、R.B.Gをググってから観た方が偉大さが分かると思う。

小生、40歳代だが、自分が生きてきた時代が、性差別や人種差別の真っ只中にあったのだと改めて気付く。

今でも完全に
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ステップ(2020年製作の映画)

5.0

filmarksさん、試写招待ありがとうございます!
感涙です!!!!!!!

物語は、すでに奥さんが亡くなったところから始まり。
昇進祝いの日をカレンダーに赤マジックで書いたときに、倒れた拍子に壁に
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.0

人はなぜ家族になるのか?そんなことを考えてしまう作品だった。

圧倒的に1人の方が自由に生きられるが、家族になる人々がいる。
それも今はかつてよりも減っているが…

なぜ、赤の他人と結婚して、一緒に暮
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

この作品は、次のような物語である。

普通である勇気。
何気ない日常の重要性。
いつもそこにあることが当たり前と思っていると、ひょんなきっかけで無くなってしまうこともある。実はそんな儚い日常。

私も
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.0

人には3つの生活がある。
公的な生活
私的な生活
秘密の生活

そりゃそうだ。
みんな真っ正直に生きてるわけじゃないしな。
パートナーを裏切る行為をしているかは別として、パートナーにも言っていない秘密
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

ズルイなぁ〜コレ〜
人間の根源的な感情を直に描くんだから釘付けになるしかないヤツじゃん!

もう以下ネタバレ注意です。

自分の女が強姦される現場で、酔い潰れて寝てる宮本。
相手は絶対勝ち目の無い大学
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