実在のサッカー監督:ブライアン・クラフの成功と苦悩を2つの時代を行き来しながら描く。とても複雑な語り口をスマートにこなすのは、ほぼ無名ながら「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フー>>続きを読む
『 J( 'ー`)し ……… 』
舞台はニューヨーク最北端の町、アメリカとカナダを隔てるセントローレンス川が流れる。凍ったその川:フローズン・リバーは、それ自体が自体がいつ壊れてもおかしくない微妙>>続きを読む
『飛んで、跳んで、滑って、回る』
隠し味のチョコレートは豆から作るくせにメインのカレーは全然煮込んでいない、みたいな映画でした。
リメイク元の「ハートブルー」は男同士の友情の物語だったのに、いつの>>続きを読む
『ハイ!皆さん、こんばんわ。今回は「ハートブルー」ですよ。「ハートブルー」何でしょう?
ハーバード大学を出たエリートFBI捜査官のユタが銀行強盗の捜査を任されました。そこで相棒のパパスは犯人をサーファ>>続きを読む
『南極で繰り広げられる人と犬との友情の物語』
ワンワン!ワンワン!南極の白い大地を走る一匹の犬。それを追う一つのヘリコプター。ヘリの上から犬を狙って銃を撃つ男がいる。こら!なんてことをするんだ。ワ>>続きを読む
『シーズン3.5』
迷い込んではいけません。
本編映像 93分+ 本編前映像 8分 (脚本家が美術を褒める映像)+メイキング 16分(出演者が仲良さそうにしている映像)
この構成から分かるように完>>続きを読む
『Think Different』
誰も共感できないであろうスティーブ・ジョブズという人物を誰もが共感できる父と娘の愛の物語に昇華。脚色の天才アーロン・ソーキンの名人芸が光る。
時代をまたぐ3つ>>続きを読む
『自分を偽ってまで存在する意味がない』
1950年代、舞台はコネチカットからニューヨークへ。主観と客観との間を不安定に揺れ動く、自分に嘘をついて生きること苦しさ。
街の排水溝のカットから始まる今>>続きを読む
『天が許し給う全て』
本当の自分に嘘をつきながら生きようとする人の物語。トット・ヘインズ監督が反復するのは、『自分の魂に嘘をつかなければ生きることができない人』だと思います。
高級住宅地に住む一見>>続きを読む
『12人の怒れるオールスターキャスト』
オリエント急行に同乗した様々な人たち。閉鎖された空間で起こった殺人事件、この中に犯人がいる。複雑怪奇な人間関係とその会話劇を整理するシドニー・ルメットの手腕>>続きを読む
『ガンマン あるいは(筋肉がもたらす予期できる奇跡)』
全世界的に名優に殺しのライセンスを与えて暴れさせるのが流行のよう。今回ライセンスを受け取ったショーン・ペンは、過去の非合法な暗殺に関わったこ>>続きを読む
『Shintoto has disappered.』
またアイツらが帰ってきた、というと宇多丸氏の『モリタ映画版フォースの覚醒』というコメントが非常に的確。また志ん魚ちゃんに会えるし、シーユーアゲ>>続きを読む
『面白い人が一杯いるわね』
変な映画だな、ではなく、映画は変だ、と思いました。森田芳光監督による編集の暴力を全身に受け、森田作品初体験の私はお尻の穴からフィルムを突っ込まれて奥歯ガタガタ言わされた>>続きを読む
『यौन उत्पीड़न के लिए उद्घोषक』
ダニー・ボイルによるイギリス式インドカレー。今作がエポックメイキングと言われる所以は、全編デジタル撮影にも関わらずアカデミー撮影賞を受賞>>続きを読む
『ワトニーはあきらめなかった』
リドリー・スコット監督が反復する『実はそこにある残酷な世界』が牙をむく。水なし、食料なし、酸素なし、火星に一人取り残された主人公(マット・デイモン)は科学を武器にそ>>続きを読む
『エレベーターピタゴラスイッチ』
1950年代初頭、サスペンスの神様ヒッチコック全盛期のアメリカから遠く離れたフランスでは、富豪一家生まれの若干25歳のルイ・マイが実家のお金で製作。『ヌーヴェルバ>>続きを読む
『園児に会うエンジニア』
SF×ホラーの金字塔「エイリアン」の前日譚としては壮大すぎるオープニング。太古の地球に立つ、ふんどし一丁のツルっぱげ。この謎のハゲの体が崩れ、地球の海に細胞が生まれる。>>続きを読む
辛くなった時、いつもこの映画のエンディングを見ていると気付いた。
「何気ない日常の中に幸せがあると気付くことこそが真に豊かな人生につながる」
優しいジェームズ・ガンのメッセージに自分の年齢が近づいて>>続きを読む
『顔面凶器』
ジョニー・デップ、カルトスター復帰と聞いて。これは顔面の映画だと思いました。スクリーン全体に映るジョニデの顔のクローズアップ、闇の中で光に当たる顔面、顔のアップが切り返しで会話。暴力>>続きを読む
『良ヤク 口に苦し』
人生の夏休みとされる大学生、若者は『やらなければいけないこと』を強要されると、しばしばその若さを武器にして『今しかない』『今を楽しみたい』など『今』を強調します。一方で、フタ>>続きを読む
『え?俺が殺人マシーンに?』
青春ラブストーリーと『殺人マシーンでした』アクションの折衷。『なめてた俺が実は殺人マシーンでした』ムービー。
『覚醒したコンビニバイト』推しの宣伝とは裏腹に恋愛要素が>>続きを読む
『 ━━━━━━━━━━━━━━ 』
20世紀最大の犯罪芸術の映像化。今作のストーリーをワールドトレードセンターに取り憑かれてしまった主人公が自慢話のように語り始める。第四の壁。観客のいる>>続きを読む
『溶鉱炉の外で』
閉鎖的な炭鉱町、そこに生まれ育ち全てを失った男はその世界で生きていかなければならないのか。
名優たちの演技合戦、それを引き出すスコット・クーパーの手腕。「ブラック・スキャンダル」>>続きを読む
栄光に溺れていた男が愛に触れることで、過去を清算し再び立ち上がろうとする物語。
アカデミー賞歌曲賞受賞のカントリーミュージックをベースとした音楽映画でもあり、落ちぶれたミュージシャンである主人公が営>>続きを読む
『マーマレード食ってる場合じゃねぇ!』
絵本の中のロンドンの見事な映像化。矢継ぎ早なギャグとテンポの良いストーリーテリング、映画的なワンアイディアが詰め込まれたエンターテイメントとして誠実すぎるア>>続きを読む
『歩け歩け運動』
これは『人間の死亡率は100%である』についての映画だと思いました。
ホラーを下敷きにしながら、死に対する生、愛の尊さ、果ては人間賛歌にもつながる美しさが描かれていると感じます。>>続きを読む
『Here's Babadook !』
夫を事故で亡くしたシングルマザーのアメリアは手のかかる一人息子サミュエルと暮らしている。ある日、サミュエルが彼女に読んでほしいとせがんだ本は「ババドック」と>>続きを読む
『 There is no Why 』
1974年、ワールドトレードセンターのツインタワー間にロープを張り45分もの間、綱渡りをした男がいた。大道芸人フィリップ・プティはまだ綱渡りを始める前、そし>>続きを読む
『モハド最強説』
1972年ミュンヘンオリンピック事件、それに対するイスラエル諜報機関モハドによる報復作戦が行われた。主人公のアヴナーは暗殺チームのリーダーに選ばれる。そこにはアヴナーの家族との別>>続きを読む
『Saving a Private Soviet 』
時は1957年、アメリカとソ連間の冷戦下。弁護士ドノヴァンはアメリカで逮捕されたソ連のスパイの弁護士として選ばれる。敵国のスパイを弁護すること>>続きを読む
『この商品を買った人はこんな商品も買っています』
2054年のワシントン、プリコグと呼ばれる3人の予知能力者による殺人予知システムが施行されていた。ある日、犯罪予知局のジョン・アンダートンが見た犯>>続きを読む
ドイツ人のシンドラーは戦争で金儲けをしようと軍需工場の経営を始める。そこで労働力として雇ったのは低賃金のユダヤ人だった。経営はどんどんと拡大する中、ユダヤ人への差別は激しくなるばかりだった。
自身が>>続きを読む
『このクソまみれの戦争で』
第二次世界大戦、アメリカ陸軍のミラー大尉(トム・ハンクス)を隊長とする8人に与えられた任務は、敵地からライアン二等兵を救出し母のもとに帰還させることだった。
映画史を変>>続きを読む
『踏み込め 打ち抜け』
ロッキーのライバル、相棒のアポロに隠し子がいた。父親アポロに憧れながらも一流の企業に勤めていたアドニスは昇進を機に退社。彼の父の血がリングに向かわせる。そして、彼がトレ>>続きを読む
『時が経つのは早いな』
エイドリアンは死んだ。老いボクサーを引退、レストランエイドリアンズを経営するロッキー。最愛の妻の死と孤独に立ち向かうため、もう一度リングの上に立つ。
スタローンが自身の神話>>続きを読む