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気狂いピエロ 2Kレストア版

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気狂いピエロ 2Kレストア版の作品紹介

気狂いピエロ 2Kレストア版のあらすじ

パリで金持ちの妻との生活に辟易している男。偶然ベビーシッターにやって来たかつての恋人。彼女を家に送り一夜を共にするも、翌朝男の死体が転がっていた。事情の分からぬまま、彼女の兄がいるという南仏に向かう。ところがある日彼女が姿を消してしまう…。

気狂いピエロ 2Kレストア版の監督

ジャン=リュック・ゴダール

原題
Pierrot le Fou
製作年
1965年
製作国・地域
フランスイタリア
上映時間
110分
ジャンル
ドラマ恋愛クライム

『気狂いピエロ 2Kレストア版』に投稿された感想・評価

「Allons-y, Alonzo」
アンナ・カリーナの小悪魔的な美しさを堪能。メイクも衣装もスタイルもとても現代的でカワイイ。ホント、子猫ちゃん。
「勝手にしやがれ」みたいなジャンプカットとかは無くて、そこらへんについては見やすかったし、絶対計算、意識して配されただろう鮮やかな色彩設計や劇中のセリフ、モノローグは詩的で美しい。でもやっぱり意味不明な部分が多いし難解。“死”というものがが常に周囲に漂っていたという印象。
ただただ破滅へと向かってゆく主人公達。そんな刹那的な姿に不思議と魅了されてしまう。若き日のジャン=ポール・ベルモンドの発する豊かな身体的表現性がとても際立っている。あの軽い身のこなしと芸達者な表情によって、今作は成立しているように思う。
tetsu
4.5
『勝手にしやがれ』リバイバルの流れで見直したくなり、劇場の2K版にて鑑賞。


[あらすじ]

妻子持ちが危ない元カノに沼って破滅する話。


[雑感]

大学時代以来、約7年ぶりの再鑑賞。

当時は「ワケ分からん」という一言で片付けてしまった節があるが、ゴダール亡き今改めて観ると、私的評価が爆上がりして衝撃だった。

監督自身が"安楽死"という最期に辿り着いた事実を踏まえると、その見え方は180度変わる。

まさしく、彼の生き様を象徴するような、"自由のあり方"についての映画だったのではないかと思った。


[自由についての映画]

ゴダール映画が難解と評される理由。

それは脱線に次ぐ脱線、本筋が見えにくい物語に誰もが翻弄されるからだろう。

しかし、本作では、それが作品のメッセージと密接にリンクしているようにも感じられた。

主人公の男は結婚生活や仕事を放り投げ、予定調和な人生から脱線する。

"自由"を追い求めた彼が、その真髄へと到達するラスト。

この名場面こそ、ゴダール自身の生きざまを象徴していたのかもしれない。

また、劇中では、特定のメロディが頭から離れずに狂ってしまったおじさんが登場するのだが、あの場面も強烈。

執着から生まれる狂気。

これも本作の本質のように思った。


[本作の楽しみ方]

難解とは言われているが、逆に開き直ることで、明確な物語を期待せずに観ると案外楽しめる作品でもあった。

それは2回目の鑑賞というのもあったかもしれないが、事前にざっくりとしたあらすじを掴んでいると、割とすんなり観ていられる。

とりわけ、ラストを踏まえると、そこに向かっていく物語として、驚くほどに面白さが増し、興味深かった(それでも数分は寝たが)。


[原作小説の存在]

今回の観賞後、図書館で本作の原作を発見。

物語の本筋が映画だけでは分かりづらかったため、興味を持ち、読んだのだが、これは本作を鑑賞した方には是非オススメしたい一冊。

主人公の心情描写を中心にして描かれた犯罪小説は、映画の謎が次々と明かされる読書体験であり、同じ物語が全く異なる見え方に変わるはず。

映画を楽しめなかった人も本作を読めば満足感は得られるし、なにより、映画の裏話を含む3人の有識者による解説は素晴らしい。

両作をより楽しむことが出来るという点で、是非、読んでいただきたい一冊だった。


[終わりに]

正直、未だに内容はよく分かっていない本作。

しかし、それでも面白いのが最大の魅力。

愛する女性への思いを捨てきれない男の悲哀は、丁度、直近に公開された某アメコミ映画とも通ずる部分で、思わぬ楽しみ方が出来たし、観る度、新たな発見がある作品だと思う。

そういう意味では、年齢を重ねる中で繰り返し観ていきたい大切な一本であり、だからこそ、少しでも長生きしたいなと思わせてくれるような名作だった。


参考

tetsulikemoviesさんの感想・レビュー『気狂いピエロ (新潮文庫)』ライオネル・ホワイト https://booklog.jp/users/tetsu0120/archives/1/4102401911
(原作小説のレビューも書いたので、ご興味あれば是非!)


【Next Movie's HINT】
ヌーヴェルヴァーグの監督たち
>> 愛する女性への思いを捨てきれない男の物語
ys
3.5
観たのは2Kレストア版ではありません。

久しぶりに観てちゃんとレビューを書こうと思い、観てレビューを書いて上げようとしたら
一昨年ゴダールが亡くなった時に
追悼鑑賞してレビュー済でびっくり。
フィルマの下書きは基本使わないので気づかず。
2年前に観たことに気づかないとは。
行き場の無くなったレビューを記録します。

読みはきちがいぴえろ。
ベルモンドとアンナカリーナを堪能できます。
おじいちゃんの真似をするベルモンド。
アメリカ人の真似をするベルモンド。
ベトナム人の真似をするアンナ。
キツネとオウムもいます。
アンナが歌うシーンがよかった。
ダイナマイトにはニトラマイトと書いてある。
アートすぎてついていけず。
ゴダール×アンナ×ベルモンドの映画は
女は女である🎬の方が好きです。

アンナカリーナ本人が人生を振り返るドキュメンタリー、
アンナカリーナ 君はおぼえているかい🎬も素晴らしかったな。

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