気狂いピエロ 2Kレストア版の作品情報・感想・評価

「気狂いピエロ 2Kレストア版」に投稿された感想・評価

こうき

こうきの感想・評価

3.2
寝不足で観るのは良くない
難解で次いつ観るかはわからないけれど、何度も繰り返し観れば理解が及ぶと感じた。
何年後かに良さがわかるタイプのやつ
言い回しとかほんと綺麗
有無を言わさずひたすら良い
こんなに自由に生きれたらいいな
初めてみた時はその歩く運動の工夫に目を奪われていたのだけれど、スクリーンで見ると大きく映るジャン=ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナの顔面と演技に惹きつけられた。
全てが家で見たそれよりも美しかった…。やっぱ家ではなく、映画館で見て面白いと思える映画こそが映画たり得るのだと痛感…。
めめ

めめの感想・評価

4.2
2022/9
ゴダール追悼。みなみ会館にて

さいっこう、なんじゃこりゃ
話されていた言葉は全て正しいと思ったし、表情も仕草も全て美しかった。主人公が死ぬストーリーは好かんと決めていたし(ましてや自殺などもってのほか)、人がばんばん死んでいくのにこんなにわくわくしていいのかなあ。
素晴らしい作品を豊かな色彩で観られることがとても幸せ。120人くらいのスクリーンに、8人しかいなかった。ゴダールさんありがとう、大好きです。

好きなところ!↓

些細ですが
…旅を始める前、朝ごはん中にフェルディナンのたばこをとってキスをするところ

美しい
…赤と青の車がすれ違い向きにぴったり止まってキスをするところ
(キスばっかり笑)

カメラ
…主に話している方ではない方を写すシーン。「家まで送るよ」の車内や、船の上にて

衣装
…冒頭奥さんのピンクワンピと、マリアンヌちゃんのおしゃれピンクワンピ、下着ピンクワンピ、踊りにいきたいときの赤ワンピ


…運命線と腰の線
豚肉丸

豚肉丸の感想・評価

4.7
人を殺してしまった男女二人が妻も生活も投げ出して逃避行を繰り広げるお話

この映画を映画館で見られただけでも感動。あのラストと詩を映画館で味わえる日が来るなんて...!
一回目は小難しい会話と詩に気を取られて「難しい映画」という印象が残ったが、再び見直すことでようやく映画本来の物語が見えてきた。小難しい会話と詩で着飾られた、メタフィクション的な犯罪小説であったのか。
感情の女と文学の男。二人は恋に落ちるが、結局はすれ違ってしまうことを感情と文学によって表す。中盤の島で暮らす場面ではこれが顕著に表れて、最初はどうして女が平和な暮らしから逃げ出したいのかよくわからなかったが見直すことで少し納得できた。

と言ってもやっぱり難解なものは難解で、上手く言葉にして表せられない。多分ヌーヴェルヴァーグの革新性とか映画史とか踏まえたらさらに理解が進みそうだがここら辺はよくわからないので...
だけど詳しくなくても、物語自体は純粋な犯罪ノワールだからゴダール映画の中ではかなり楽しみやすい。少なくとも中期以降の政治的な映画に比べたら...

この映画を映画館で味わうことができて本当に良かった!!最高!!!
kakko

kakkoの感想・評価

4.0
 ゴダール追悼🙏 台風の最中、学生時代以来何十年ぶりかで「気狂いピエロ」を見ました。あれっ、こんなに色鮮やかだったかしら?と思ったらやはり色彩再生版でした。この頃のジャン・ポール・ベルモンドの存在感は改めて半端ないと思う。
 学生時代に見た時、スリリングな疾走感や自由に挟み込まれる詩の言葉、挑戦的映像や緊張感にヒリヒリドキドキしたことだけ覚えている。
 大人になって見るとどうしても分析的に見てしまう。やっぱりこういう映画は若い時に見ておいて本当に良かったと思う。
 個人的な好みで言えば「勝手にしやがれ」のモノクロのリリカルな映像や軽快なテンポの方が好き。ベンモンドもジーン・セバーグも素敵でした。
 でもいずれにせよ、現代の映画はほとんどゴダールから生まれたんだと今さらながら思いました。

このレビューはネタバレを含みます

・Avant-gardeという言葉が相応しい大傑作
・別にストーリーは面白くないんですけど、絵面とか話し方とかセリフとかユーモアに愛着湧きます
・何しろ言葉が聞き取りやすいのでオールタイムフランス語教材映画に任命されました笑(アメリ以来初)
さ

さの感想・評価

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ゴダールもヌーヴェルヴァーグもろくすっぽ知らないが、この人が生きていた時代に映画ファンをやっていたのは実は結構すごいことだったのではと訃報を聞いてしみじみ。
どうして悲しいの?
"あなたは言葉で語りかけ、私は感情であなたを見つめるから"
ジャン=リュック・ゴダール
学生時代以来の再見で、初見時は奇抜さと強烈なラストに酔ったが、今回は色彩と音に惹かれさすがだなと。そしてこの即興演出を成立されているのは間違いなくベルモンド&カリーナで、この2人の魅力あってこその本作。全作観ているわけではないが、ゴダールの最高作と確信。
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