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Babysitter(原題)
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『Babysitter(原題)』に投稿された感想・評価

akrutm

akrutmの感想・評価

3.6
性差別的な行為がバズって職を失った夫と産後うつに苦しむ妻、そして夫婦が雇ったベビーシッターが織り成すコミカルな日常生活を描きながらミソジニー的世界観を笑い飛ばす、モニア・ショクリ監督の長編二作目となるコメディドラマ映画。

血みどろになった総合格闘技のリングや熱狂する観客たちが映し出される冒頭はインパクト大だが、全体を通じてベタな(でもあまり笑えない)コメディ映画である。ことの発端は、試合後に熱狂した観客の一人である主人公の男性セドリックが、TV中継で話している最中の女性レポーターの頬に、"I love you"(実際はフランス語)と叫びながらキスしてしまうという出来事。この映像がバズって(彼の兄が書いた記事も追い打ちをかけ)、セドリックは停職処分を受けてしまう。でも、あまり反省の色はなく、兄と一緒に、女性レポーターへの謝罪の手紙を書くという形式で小説を書き始めるのである。

このように、男性の女性蔑視(ミソジニー)が本作の根底をなすテーマではあるが、それをとことん脱深刻化しながら、どこか妙な笑いに変えている。実は、本映画の原作になっているキャサリン・レジェの演劇では、女性レポーターの背後で男性が女性蔑視の発言をするという、明らかに悪意のある(意識的な)行為が発端となっている。このシーンを女性へのキスに変えることで、より根深く残っている無意識的なミソジニー感覚(スペインサッカー連盟会長が女子サッカー選手にキスした事件はまさにコレ)を上手く表現するとともに、笑いへ昇華させやすくしているとも言える。

そして、無意識的なミソジニー感覚を持つ(もちろん持たなくても)男性たちが典型的なセックスシンボルとして思い浮かべる女性像を体現したような女性がベビーシッターとして現れ、予想外に全知全能ぶりを発揮するなど、どんどんとコメディ感が増していく。モニア・ショクリ監督自らが演じる産後うつに苦しむ妻も、ディルドをつけて夫を襲ったり、ベビーシッターにハマっていくなど、ミソジニーが乗り移ったような行動に出る。

セドリックを演じたパトリック・イヴォン(モニア・ショクリの監督デビュー作にも出演している)のコメディアンぶりがなかなかのものだが、なんと言っても注目すべきは、ベビーシッターを演じたナディア・テレスキウィッツ。メイドコスプレ姿がめっちゃ眩しい。彼女は現在注目株の仏女優であり、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの自伝的映画『フォーエヴァー・ヤング』での主演によって、2023年のセザール有望若手女優賞を受賞している。そして、フランソワ・オゾン監督の最新作『私がやりました』でも主演している。

最後にもうひとつ本映画で印象的なのは、ストーリーの時代設定は現在なのにもかかわらず、例えばベビーシッターがローラースケートで登場したりと、映像や小道具にどこか70年代の香りがする点である。そんなところも、コメディ映画として成功しているのか失敗しているのかわからない出来にも関わらず、個人的には飽きずに見れた理由なのだろう。
サンダンス映画祭にて。

後から知ったが舞台劇が元になっているらしい。

「有害な男らしさ」という言葉が最近よく使われ、このおバカコメディもその戒めの方向に行くかと思いきや全然行かない、完全にそれをおバカコメディにして笑い飛ばす。若干時代遅れ感はある。

ミソジニーのテレビキャスター、セクハラで仕事を失ったセドリックは、イメージ挽回のため反省もこめて女性賛辞のsexiest storyという本をライターをやっている兄ジャンミッシェルと共同執筆する。

セドリックと妻ナディーンは娘のベビーシッターを雇うのだけど、このベビーシッターのエミリーが一昔の典型的なエロと少女性を持ち合わせるキャラクターというか、一昔のエロ視線と妄想の具現化という感じ。

男性なんてこんなもんだと言いたいのかはよくわからないが、今こういうのはウケない気がする。そこをあえてやりたかったのかもしれないが。
サムネに惹かれて観たけど、つまらんかった。出だしのスピード感は良かった。ベビーシッターの女の子可愛い。