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Out 1: Spectre(原題)
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『Out 1: Spectre(原題)』に投稿された感想・評価

3.0
若い男女がふたつの劇団と秘密結社が絡む陰謀に巻き込まれる、、、。

あらすじで見たらサスペンス性を匂わせるけど、結構むずかったなー。しかも13時間の作品を4時間に再編集って、、、。Out 1の真骨頂は一体なんだろうと思う。、

最初の青年は聾唖と書かれているカードを持って、飲食店の客に渡し、急にハーモニカ吹く。チップもらったら去る。この展開を一体何なんだろう。

カルト教団みたいな人たちが怪しい踊りしたり、セリフのリハーサルを行って、何のための行動なのか掴み取れなかった。そしてたまに白黒の写真が差し込まれる。

13という数字が強調される、、、。

ちょっと笑える展開があったり、長回しのシーンがあってその場にいるかのような臨場感を感じたりと良い部分は沢山あった。何なら古い感じの映像で映すパリの街並みだったりとファッション最高だった。

あまり分からず、4時間見終わった感想としては、達成感と解放感で満たされた。
3.4
13時間の長尺で有名な「アウト・ワン 我に触れるな」を再編集した作品。それでも4時間20分もあり、休憩10分を挟んで上映された。前作「狂気の愛」を気に入ったプロデューサーが即興をふんだんに取り込んだ形で製作したようだ。監督のフィルモグラフィー的に割と初期の作品だと知り、洗練される前の自由さが爆発しているように感じた。

リヴェット監督の作品で何度か描かれているように、本作でも演劇の練習風景が一つの筋になっている。プロメテウスについての舞台のようだ。加えて、カフェに集まるグループと、謎の組織を探る男コリン(ジャン=ピエール・レオ)。ふらつきながら手紙を使った脅し等をする女フレデリック(ジュリエット・ベルト)。そして、十三人組という組織のメンバー達が描かれる。

本作はバルザックの「人間喜劇」に含まれる「十三人組」という話が原案になっている。原作でも謎の組織である十三人組の影が見え隠れしながら、人間模様のドラマが描かれているようで、リヴェット監督にぴったりすぎるテーマだと思った。

ストーリーがあるようでないような展開と、ブーンという機械音と共に挟まる白黒の写真の不気味さが独特のテンポ感を産むが、どうしても長く感じてしまった。いつか元の13時間バージョンにもチャレンジしたい。
reb
3.1
「フランス映画入門」東京日仏学院で鑑賞。
上映後「リヴェットとヌーヴェル•ヴァーグのポスト68年」大寺眞輔さんの講義を拝聴。

ジャック•リヴェット監督が12時間40分にも及ぶ「アクト•ワン ノリ•メ•タンゲレ(我に触れるな)」を、自ら264分に再構築した本作「アウト•ワン スペクトル」。
いやいやそれでも長かったよ〜。

パリを舞台に、前衛演劇集団や街角の雑貨屋に集まる人たちの背後には、よく分からない秘密結社のようなものがあるらしい。
そこにジャン=ピエール•レオ演じるコランや、ジュリエット•ベルトら風変わりな若者たちが巻き込まれていく。
ルイス•キャロルの「スナーク狩り」とバルザックの「13人組物語」。
う〜ん、よく分からん。

聾唖者を装いハーモニカを吹いて小金を稼ぎ、いつも謎解きをしているジャン=ピエール•レオは、生き生きと変人を演じている。
野良猫のようにしなやかなジュリエット•ベルトは、お金儲けの為ならどこにでも顔を突っ込むおバカな子だけど、やっぱスタイルいいし可愛い。

大寺さんの解説によると、本作の背景には1968年の五月革命とその後のフランスの状況が、大きく絡んでいるという。
結局失敗に終わってしまった革命だったが、その時に熱いパッションを持った者たちが陰に潜み、何やら虎視眈々と計画をたてているというような物語を思い描いてみると、少しは理解できるかも‥。

そして“結集と離散“の映画であると。
登場人物たちはたむろし集まるが、次々とバラバラになっていく。
雑貨屋のオーナーに片想いしたコランは、彼女に無遠慮に近づくが、やんわりとかわされ彼女は去って行く。
そして志を同じくし.結集したヌーヴェルヴァーグの巨匠トリュフォーとゴダールは、五月革命を境に離散していく。

なんだかちょっと切ない気もしてきたが、本作は切ない話では全くない。 
人間関係は複雑で、名前が出ても登場しない人物もいるし、誰と誰が昔っから繋がってるのかとか考えちゃうと、4時間越えの本作を完走することは出来ないので、雰囲気で流すしかない。

気になったのは、ジュリエット•ベルトがカフェでいきなりボコボコににされるシーン。
マーロン(マーロン•ブランドに似てるから命名)という知り合いの男に殴られ、レスリングのような割と長めの乱闘シーンなのだが、これは即興で、当時助監督をしていたジャン=フランソワ•ステヴナンの俳優デビューの記念すべきシーンなのである。
ステヴナンと言えば、錚々たる監督のアシスタントを務め、その後俳優から監督となり3本の作品を残し、多くの映画人から慕われた人物である。

2021年に横浜のジャック&ベティで〈ステヴナン追悼特集〉があり、監督作「防寒帽」を観に行った。
加瀬亮さんのアフタートークがあって、加瀬亮好きの友人と一緒に行ったのだが、トークで彼のフランス映画に対する知識の深さにえらく感心した。

とにかく、このめったに上映されることのない作品を体験できたのは、疲れたけど感激だった。
大寺さんの解説聞かなければ全く理解できなかったけど‥。
 

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