
日本の〈差別〉を丸ごと見つめて学びほぐす いまだかつてないドキュメンタリー映画 かつて日本には穢多・非人などと呼ばれる賤民が存在した。1871年(明治4年)の「解放令」によって賤民身分が廃止されて以降、かれらが集団的に住んでいた地域は「部落」と呼ばれるようになり、差別構造は残存した。現在、法律や制度のうえで「部落」や「部落民」というものは存在しない。しかし、いまなお少なからぬ日本人が根強い差別意識を抱えている。なぜ、ありえないはずのものが、ありつづけるのか?この差別は、いかにしてはじまったのか?本作は、その起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチで鮮やかにときほぐしていく。 監督は、屠場(とじょう)とそこで働く人々を写した『にくのひと』(2007年)で第一回田原総一朗ノンフィクション賞を受賞するも、劇場公開を断念せざるをえなかった経験を持つ満若勇咲。あれから十数年、プロデューサーに『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新を迎え、文字通り〈空前絶後〉のドキュメンタリー映画をつくりあげた。
瀬川丑松(間宮祥太朗)は、⾃分が被差別部落出⾝ということを隠して、地元を離れ、ある⼩学校の教員として奉職する。彼は、その出⾃を隠し通すよう、亡くなった⽗からの強い戒めを受けていた。 彼は⽣…
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>>続きを読む1957年。フランス・パリで執筆活動をしていたボールドウィンは、故郷アメリカへ戻る決心をする。パリ中で売られていた新聞に載っていた少女、アメリカ南部シャーロットの高校に黒人として初めて入学…
>>続きを読む(C)『私のはなし 部落のはなし』製作委員会