ミッション：インポッシブルの拓馬のネタバレレビュー・内容・結末

ファイナルレコニングに向けてシリーズ走破ミッションに挑む。

王道スパイモノという事で派手にドンパチやるのかと思いきや、そうでもない。
濡れ衣を着せられる哀れな幕開けから水槽爆発、までのプロットがあまりに自由で大胆、その独創的な幕開けに存外ボルテージを高められる。

加えて水面下で強かにネゴシエートする様子や、某怪盗キッド顔負けのワイヤーアクションをハイテンポで繰り出してくる為、最早スパイそのものの認識が甘かったなと思い知らされました。

そして若い頃のトムクルーズがあまりにもブリティッシュで見惚れてしまった。
こんなもん全人類同じ感想を抱くだろ。
耳馴染みの深い劇伴も彼の背景に用いる事で本領発揮、ゾクゾクくる噛み合い方をする。

ヘリがトンネルに入っていくラストシーンは流石に面白すぎたが、こういう物だと割り切れるぐらいに前フリが効いてたので、傑作シリーズの皮切りとしては100点満点な1作目じゃないだろうか。