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ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You Allの作品紹介

ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You Allのあらすじ

2013年にウクライナで起こった大衆デモ・ユーロマイダンによって、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領は追放され、親欧米派の政権が樹立された。しかし、ウクライナ東部のドネツク州とルハーンシク州では、ロシアを後ろ盾とする分離主義勢力とウクライナ政府の武力衝突に発展。分離主義勢力によって14年4月にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立が宣言される。15 年4月、スロバキアの写真家ユライ・ムラヴェツ Jr.は、ユーロマイダンの中心地だったウクライナ・キーウを出発、分離主義勢力が支配する東部のドネツクに向かう。分離主義勢力が支配する村を取材するムラヴェツに、戦争の悲しみと平和への望みを語る住民たち。クリフリク村最後の住民となった老婆は「プーチンに助けてほしい」と訴える。16年2月、ドネツク人民共和国情報省によって入国禁止ジャーナリストとして登録され、入国できなくなったムラヴェツは、今後はウクライナ支配下の村やウクライナ-ドネツク紛争の最前線マリウポリでウクライナ側の人々の取材を開始する。ドネツク側とウクライナ側の両方の住民に平等に話を聞くことで見えてくる、「繰り返される戦争の理由」とは?

ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You Allの監督

ユライ・ムラヴェツ Jr.

ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You Allの出演者

ユライ・ムラヴェツ Jr.

原題
Mir Vam/Peace to You All
製作年
2016年
製作国・地域
スロバキア
上映時間
67分
ジャンル
ドキュメンタリー

『ウクライナから平和を叫ぶ Peace to You All』に投稿された感想・評価

【プーのおバカさん】

以前Netflixで鑑賞した『WINTER ON FIRE』と現在のウクライナ侵攻の間を繋ぐ貴重なドキュメンタリー映像。
この映像が撮影されたのは2014年クリミア危機以後から2016年のドンバス人民共和国との内紛が激化しいていたまさにその頃。
今年になって公開された「DONBASS(ドンバス)」という2018年製作の作品も時期的には近い内容(そちらはモキュメンタリー調のドラマ)なので、セットで観てみると理解が深まるかもしれない。
この頃はまだロシアは表立ってウクライナに対して宣戦布告こそしてはいないけど、すでに導火線に火は点いているそんな状況でもありました。

ここ最近のTVやネットで流れてくる「今の大局」を見れば、世界中の8割以上は「ロシアが悪」という構図を頭に描くと思う。
僕も「現状だけ」を見れば諸悪の根源はロシア・・・というかプーチン一択なんだけどね。

いっそのこと、アメリカの特殊部隊とかがロシアにこっそり潜入してプーチンとプーさんをすり替えてくれないだろうか。
で、国連の演説でプーが「ハ~チミ~ツ食~べた~い♪」と言って、バイデンが「プーのおバカさん」って突っ込む。なんと平和な光景か・・・。

でも、現実にはプーチンがプーさんになったくらいでは解決できないのがこの紛争。
思っていたよりも根は深く、正義の所在すらも曖昧になっていく。
果たしてこの戦争に勝者は存在するのだろうか・・・。

続きは危険な内容も含むので「非武装地帯」にてこっそりと・・・。
T
4.0
2013年からの公民権運動により新ロシア派大統領が追放されたのは『ウィンター・オン・ファイヤー: ウクライナ、自由への闘い』(2015)で見た。これはその後。ウクライナ政府軍と分離主義派との内紛ドキュメンタリー。

今のウクライナ侵攻へつながる流れがいくつかのドキュメンタリーで数珠繋ぎのように見てわかってきた。この映画ではスロバキアの写真家が、ウクライナ側と分離主義側の双方を取材する。戦争なんてやめてほしいと皆が願いながら戦争は続く。

みんなへ平和を
兄弟姉妹!
あなたへ

と歌われるラスト。言葉もない。
スロバキアの写真家ユライ・ムラベツ・Jr.は、ドネツク側とウクライナ側の戦場に参加した人、しなかった人、スパイと間違えられて拘束された人等の証言を集めて当時の記憶を辿ったこのドキュメンタリーは、紛争の本質や人が戦争を繰り返す理由を問い質していく。
2013年、ウクライナで大衆デモにより親ロシア派のヤヌコービチ大統領が追放となり、親欧米派による政権が樹立する。
しかし、ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州では、親ロシア派の分離主義勢力とウクライナ政府の武力衝突に発展し、分離主義勢力によって14年4月にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立が宣言される。
2015年4月、分離主義勢力が支配する東部のドネツクに向かったスロバキアの写真家ユライ・ムラベツ・Jr.は、様々な人々に取材を敢行し、声を拾い集めた。 
その後の2016年2月、入国禁止ジャーナリストとして登録されたことでドネツクへ入れなくなったムラベツは、ウクライナ支配下の村や紛争の最前線マリウポリでウクライナ側の人びとへの取材を開始する。
このドキュメンタリーを観ると、2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの全面侵攻以前から、ウクライナとロシアの間で絶えず紛争や小競合いが起きていて、今回の侵攻に繋がっていることが改めて分かる。
ただ本作は、ウクライナやロシアに片寄ること無く、フラットなスタンスで今に繋がる背景や、それに巻き込まれた市民の悲劇を色濃く浮き彫りにしている。

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