夜10時から朝4時＿「アーティストたち
が安心して集まり 無料でワインやビール
を飲んでお腹いっぱい食べられる」＿😋

そして「扉を開けば、人生が変わる」場所
2020.2.9／INTERVIEW, THE STORY
＿＿ ［Max’s Kansas City]

1965年NY🗽 ＿パンクを生んだ伝説の
ナイトクラブの始まりから終焉までを映した初のドキュメンタリー映画 ……🎸⚡️

登場人物のエピソードだけでも かなり面白かった ＿＿ 中でも アンディ・ウォーホルと彼の取巻きが NY 東47丁目のアトリエ「ファクトリー」と 日々行き来しながらドラッグをしていたかと思うと ウォーホルの性格まで 思わず想像していまう …… 📷 😆✨

その他にも ジョン・レノン に オノヨーコ＿＿ を はじめ多くのアーティストや文化人が 集う社交場として その存在感や新たに生まれた芸術や歴史的な背景は 当時のアメリカそのものだったのだと感じましたー …… 👏🏻🥰✨

僕も仕事でよく お客様や仲間と集う場が ＿＿ 新たなビジネスや企画 政策になることがあるのは やはり世界共通なんだと思う …… 😌✨

最近は コロナ禍で色々と制限され ビジネスライフやディスタンス感に変化せざるを得ない場面も多いけど ＿＿ 新たなドラマを生むには 寂しい様に感じますねー …… 🤔💥

そういう意味でも「Max’s Kansas City」の存在自体 今でも当たり前に面白い ＿ 89分のドキュメンタリーでは まだまだ伝えられない伝説をもっともっと違う角度から 深堀して欲しいぐらい 興味深い作品でした 〜 ちょい短過ぎますね …… 🤷🏼‍♂️✨

僕的には 久しぶりに見た ビリー・アイドル ＿ 良い感じに 年取ってましたー …… 👍🏻😆✨



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

本当、やり方忘れてますな…消してしまいました…すみません…。

ウォーホル取り巻きセレブ連中のオサレたまり場から始まり、グラム、NYプロトパンク祖の地？を当時の関係者やレジェンドレベルな錚々たる面子のミュージシャン達のインタビューからなるライブハウス「マクシズ」のラリポンなドキュメンタリー。

ポストパンクスがCbgbに系譜？される流れや、なかなか興味深い話しも多く、画面越しだけど当時の雰囲気も感じられて面白かったです。

個人的にはパティ・スミスの印象が180度変わって、明日の出勤時の車中はサブスク大音量で聴きまくりそうな予感。

てか、これってオーナー夫婦の一件だけで充分1本の映画作れんだろ？？？

晩酌映像としてお薦めです。🍺

CBGBと双璧を成すニューヨーク・パンクの拠点なのにCBGBと比べて不当に評価されてるMax's Kansas Cityの正当評価を求めたドキュメンタリー。
ライヴハウスにあまり興味ないのとおれにとってニューヨーク・パンクより重要なニューヨーク・ハードコアに殆どリンクしてないのであまり気が進まなかったがヒマだったので見ることに。

そんなMax'sだからニューヨーク・ハードコアとも縁深いCBGBと比べてかなり評価（興味）が低い。でも、閉店が81年だから仕方ない。ハードコアの黎明期だったから。閉店理由が2代目オーナーの偽札作成使用で逮捕ってのがぶっ飛んでる笑これがなければMax'sも間違いなくニューヨーク・ハードコアの拠点になっていたと断言できる（理由は後述）。

終わりの次に始まりを話す。1965年にミッキー・ラスキンがMax'sを開店する。そこにアンディ・ウォーホルが常連となり彼の取巻きやファン、仲間のアーティストが集うアート・サロン・クラブとして人気を博す。ジェーン・フォンダやウォーレン・ベイティ等のハリウッドスターも顔出す。要するにヒップでいけ好かないセレブとワナビーの店だった。この時期はライヴはやっていなかった。が、69年頃からウォーホルがベルベット・アンダーグラウンドを引き連れライブを企画、これを皮切りにアリス・クーパー、ニューヨーク・ドールズ、イギー・ポップ等が次々とライブを敢行。70年代初期はライブハウスに変貌する。しかし、メンツを見ても分かるようにニューヨーク・ドールズ以外、ニューヨーク・パンク勢はこの時点ではいない。新進気鋭の旬なバンドを呼んでる。ローカルシーン中心のライブハウスではない。業界臭い笑

これが変わるのがオーナーのラスキンが1974年12月に突如閉店し、オーナーがトニー・ディーン（偽札で捕まる人ね笑）に変わりブッカーにピーターという男を任命してから。
このピーターがCBGBでも活動する地元のバンド達、ラモーンズ、ブロンディ、スーサイド等を積極的にブッキングし、これがCBGBとの相乗効果もあってMax'sもニューヨーク・パンク・ムーヴメントの拠点として生まれ変わる。ここまでで、デボラ・ハリーはMax'sでバイトしてた、イギーとボウイが初対面したとか、マルコム・マクラーレンがドールズやリチャード・ヘルをオルグしようとしてた、アリス・クーパーとジョージ・ハリソンが会食した、とかロックおじさんが好きなそうなどうでもいい逸話が差し込まれる。ロック有名人の逸話にしか過ぎず、こんな話カットしろよ、と思うものが大半だった…そんな中、興味深いエピソードを披露してくれたのがウェイン・カウンティ。

ウェイン・カウンティは前出の連中のようにビッグネームではないから説明がいる。ウェインはセレブ・アート・サロンの頃からMax'sに出演してたロック・ミュージシャン。やってる音楽はシーナ&ロケッツ的な多分にロックを引きずったプロト・パンク、なのでニューヨーク・パンク、イギリスの移住したので初期パンクと認識されている。しかし、音楽性よりもウェインが今で言うトランスジェンダーで性適合手術を受けたパンク界のカルーセル麻紀、能町みね子なことが大きい。この時代から性的マイノリティも排除しないパンクの先進性の象徴としての存在が大きい。
本作、ウェインの話が多くフューチャーされている。
ニューヨーク・パンクが盛り上がってた頃、最初は両方に出演していたバンド達もCBGB派とMax's派に分かれるようになったとウェインは言う。その亀裂が決定的になったのはCBGBでのウェインとディクテイターズのボーカル、ディックとの殴り合いのケンカ。
CBGBでのライブ中、客席からディックがステージ前に来てウェインの性属性を侮辱するヤジを連発、怒ったウェインがマイクスタンドで殴打する。ディックが殴り返し乱闘に。

この事件はCBGBとMax'sの性質の違いを如実に表してると思った。アート系が強くスーサイドのようなアバンギャルドなエレクトロニック・パンクが支持され、性的マイノリティのウェインの拠点になるMax'sはリベラルだが、CBGBはどうか？これはCBGBで人気を博したディックが所属するディクテイターズがどういうバンドか説明すれば分かると思う。
ディクテイターズ、音楽性は60年代ガレージ・ロックとハードロックを折衷させメタルフレーバーすらまぶした個性的（変な）な楽曲とこの時期のバンド（パンク）としては珍しく男らしさ（マチズモ）を前面に押し出した姿勢で異彩を放っていた。変な曲と言ったけれどもプロト・メタルのような後の時代のスピードとパワーを先取りした曲もあり人気を博すだけのことはある（下に貼っとくから観てね😏）。
ギターリストのロス・ザ・ボスは後に恥ずかしマッチョ・メタル・バンドの最高峰🤘MANOWARに加入することからも分かるようにミソジニーが強い連中。おれが持ってるライブ・アルバムでもボーカルのディックは「移民は出ていきやがれ😬」と叫んでるし（テメーも移民の子孫だろ）😩 因みにディックなんだけど、最初はバンドの取巻きでステージで変な踊りで乱入を繰り返しキャラ立ちする風貌（チビ、マッチョ、巨大アフロ、グラサン）からビジュアル担当？でバンドに加入し、気づきたらボーカルに収まっていたというユニークなヤツなんだよ笑 それはともかくハンサム・ディック・マニトバなんてステージ・ネームを名乗るようなヤツなんで、素朴な反骨精神はあるけどミソジニー全開で性的マイノリティにはまるで理解のない輩なんだよ。要するにMax'sはアート系インテリ・パンク気質でCBGBは反骨精神バリバリだけど排他性も内包したストリート感覚直系気質。
なので、おれとしてはアートでニヒルでアバンギャルドなスーサイド（Max's）も馬鹿で粗野で豪快なディクテイターズ（CBGB）も好きなので、この二つハコがあったからニューヨーク・パンクは幅が広くバリエーションの豊かなムーヴメントになったのだと思った。だから観る前よりMax'sの格は上がったよ。

最後にMax'sが存続してたらハードコアの拠点になってた根拠を、バッド・ブレインズのニューヨークの初ライブはCBGBではなくMax'sだった。CBGBがハードコアをマチネ（昼間）のみに制限してた時もMax'sはハードコアに夜の部を開放していた。Max'sのおかげで自分達は成功したという謝辞をグレン・ダンジグ（ミスフィッツ）が述べる。これは知らなかった。やっぱり観てよかったな😏

The Dictators Science Gone Too Far Live 1977
https://youtu.be/Cz-UBygriqI?si=4Ya8EGpR8FJwhWzL