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12日の殺人
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目次

12日の殺人の作品紹介

12日の殺人のあらすじ

10 月 12 日の夜、ある女子大生が何者かに殺されたー だが刑事はまだ知らなかった、 この“未解決事件”が自分自身を蝕んでいくことを。 フランス南東の地方都市グルノーブルで、10 月 12 日の夜、帰宅途中の 21 歳の女性が何者かに火をつけられ、翌朝焼死体という無惨な姿で発見される。そして、地元警察でヨアンを班⻑とする捜査班が結成され、地道な聞き込みから次々と容疑者が捜査線上に浮かぶも、事件はいつしか迷宮入りとなってしまう...浮かび上がる容疑者、そして掴めない証拠。 あなたも気がつくだろう、いつの間にかこの事件に蝕まれていることをー。

12日の殺人の監督

ドミニク・モル

原題
La nuit du 12/The Night of the 12th
製作年
2022年
製作国
フランスベルギー
上映時間
114分
ジャンル
ミステリークライム
配給会社
STAR CHANNEL MOVIES

『12日の殺人』に投稿された感想・評価

kuu
3.6
『12日の殺人』
原題 La nuit du 12/The Night of the 12th
映倫区分 G
製作年 2022年。上映時間 121分。
劇場公開日 2024年3月15日。
フランスのドミニク・モル監督によるサスペンススリラー。
ポーリーヌ・ゲナによる2020年のノンフィクション書籍をもとに、モル監督とジル・マルシャンが共同で脚本を手がけ、未解決事件の闇に飲み込まれていく刑事の姿を描き出す。
主人公の刑事ヨアンを『恋する遊園地』のバスティアン・ブイヨン、相棒マルソーを『君と歩く世界』のブーリ・ランネールが演じた。2023年・第48回セザール賞で作品賞・監督賞・助演男優賞・有望若手男優賞・脚色賞・音響賞を受賞。

10月12日の夜、女子大学生クララが焼死体となって発見された。
捜査を担当するのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事マルソー。
2人はクララの周囲の容疑者となり得る関係者に聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係を持っていたことが判明する。
殺害は明らかに計画的な犯行であるにも関わらず、容疑者を特定することができない。
捜査が行き詰まるなか、ヨアンは事件の闇へと飲み込まれていく。

今作品はフランスの優れた伝統の中で、このジャンルを満足のいくものにするのに十分なスタイルと抑制の効いた作品に仕上がっていました。
FBIの犯罪捜査部門に相当するフランスの司法警察グルノーブル支部の警官たちが登場する(後者の国家安全保障部門は別の場所で扱われる)。 ここで再現される実際の殺人事件のように、本当に困難で複雑な捜査の場合は、地方警察や国家憲兵隊からP.J.が引き継ぐ。 
捜査判事と一体となって活動するこの組織は、ここで実証されているように、善き捜査権を持っている。
捜査主任が指摘するように、魅力的でカリスマ性のある若い女性が、仲間との夜から徒歩で帰宅する際に、さまざまな容疑者の誰が殺してもおかしくない。
捜査官たちを蝕むこの事件が未解決のままであることは、ネタバレでもなんでもない。
そのため、警察活動の勝利はなく、突破口と思われるものはすべてどこにも行き着かないのだが、そのすべてがこの映画に珍しい質感を与えている。
捜査官たちは賢く、決断力があり、よく訓練され、繊細である。
今作品は、男性による女性への虐待というもっと露骨な、そして、おそらく強調されすぎたテーマと同じくらい、彼らが直面する限界に(必ずしもうまくはいかないが)どう対処するかということを描いている。
このジャンルの常套句はいくつかある。
対照的な個性を持つ警察官たちのグループ内での緊張、手順をめぐる論争、基本的な哲学をめぐる論争があり、ベルギーの俳優ブーリ・ランナーズが力強く演じる彼らの一人、マルソーの結婚生活における問題にも脱線する。
これらすべてが、類まれな手際の良さと控えめな表現で扱われている。
これにグルノーブル周辺の壮大な山の風景が加わり、今作品は個人的に引き込んで離さない。 
今作品の大部分は、比較的新人のバスティアン・ブイヨンが説得力たっぷりに演じる、ひときわ若々しい主任捜査官ヨハン・ヴィベス警部の肩にかかっている。
ヨハン・ヴィベスという役柄も、彼自身も厳しい任務を与えられている。
俳優のバスティアン・ブイヨンの場合、脚本は彼に長い沈黙によるコミュニケーションを求めており、その間に微妙な表情の変化だけで反応することを要求しているけど、彼はそれを見事にこなしていた。
また、優れた脚本が彼に課した、スマートで俗っぽい台詞の扱いにも説得力があった。
鋭い言葉遊びのすべてが字幕に反映されるわけではないやろけど、周りの笑いを見ていると、それほど多くのことが失われているわけでもなさそう。
そやし、今作品は、時代を超えた偉大な古典ではないかもしれないが、その思慮深さ、ウィットと誠実さ、そして関係者全員による巧みな演技のために、満足のいくエンターテイメント作品に仕上がってました。
symax
3.7
"警察というのは、男が犯した事件を男が調べる…奇妙なところだ…"

10月12日深夜…21歳の女性クララが殺された…ガゾリンをかけられた生きたまま燃やされたのだ…

捜査を担ったのは、班長になったばかりのヨアン警部…次々と捜査線上にあがる男達は、皆怪しく、それぞれクララを殺害する理由があるも決め手に掛け、逮捕するには至らず、何時しか事件は未解決事件として世間から忘れ去られていく…

"悪なき殺人"を作ったドミニク・モル監督の最新作は、実際に起こった未解決事件をベースにしたサスペンス…いや、未解決事件に翻弄される刑事達を通じて、閉鎖的な現代社会の歪みを描いたような閉塞感たっぷりの人間ドラマでありました。

緻密な捜査で事件の手掛かりを見つけ、解決に導くという爽快なストーリー展開ではなく、ヨアンがオーバルコースをひたすら自転車で回るように、刑事達もひたすらぐるぐると事件の縁を回っているように見え、出口の無い出口を探し、事件の沼にはまり込み、自らの生活も破綻していく姿は辛い…

容疑者として上がる男どもは、皆クズ…捜査する刑事ですら、被害者の事を貶める言葉を発するクズ…やるせない雰囲気が作品全体に漂い、男女差別に代表される社会の歪みを見せつけてられているようで…ドミニク・モル監督の手腕を堪能致しました。

内容が内容だけに、モヤモヤ感は決して晴れる事はありませんが、遂にオーバルコースを飛び出し、峠を自転車で挑むヨアンの姿に唯一、救いを感じる良い終わり方だったのでは?と思ったのでした…
ぶみ
3.5
10月12日の夜、私は殺された。

ドミニク・モル監督、バスティアン・ブイヨン主演によるフランス製作のドラマ。
女子大生が焼死体で発見された事件を追う刑事等の姿を描く。
主人公となる殺人捜査班の班長ヨアンをブイヨン、ヨアンの相棒マルソーをブーリ・ランネール、殺された女子大生クララをルーラ・コットン・フラピエが演じているほか、ポーリーヌ・セリエ、ムーナ・スアレム等が登場。
物語は、2016年10月12日の夜、パーティー帰りの女子大生クララが、何者かにガソリンをかけられたうえに火をつけられて殺されるという衝撃的なシーンでスタート、以降、捜査線上に容疑者が浮かび上がるものの、決定的な証拠がなく、三年の月日が流れてしまう様が中心となるのだが、イメージビジュアルに文字が躍っているのに加え、本編の冒頭でもフランスの現状が示されるように、本作品のテーマは未解決事件。
公式サイトによれば、本作品は2013年に実際に起きた事件をベースとしたフィクションであるとのことなのだが、その事件が今も未解決であるように、本作品でも本格ミステリのように頭脳明晰な名探偵が登場して事件を解決に導くということはなく、描かれるのは、捜査班による地道な捜査。
考えてみれば、通常の刑事ドラマでは、捜査陣の華やかな活躍シーンだけが切り取られているが、それは膨大なる時間を費やして捜査を行った賜物であり、その裏には聞き込みや、アリバイ崩し、はたまた調書作成といった地道な作業があるはずで、本作品では、そんな日常の捜査風景が丁寧に描かれていることから、警察当局の大変さを気づかさせてくれる仕上がりとなっている。
加えて、被害者が女性、捜査する側や容疑者がすべて男性という状況がもたらすバイアスについても触れられており、捜査はゲームではなく、あくまでも人間が行っていることを示していると同時に、そんなツラい仕事の精神バランスを保つため、非番の日に夜な夜な自転車に乗るヨアンの姿が印象的だったところ。
派手さはなく、比較的淡々と進行していくため、所謂エンタメ映画的な面白さは皆無ではあるものの、刑事たちの捜査風景を描くお仕事ムービーとしては一級品であり、観る側も一緒に捜査しているような感覚に陥ることができるとともに、監督の前作『悪なき殺人』同様、フランスの片田舎を舞台とした映像の雰囲気は北欧ミステリを彷彿とさせるものであり、原題の直訳となる『12日の夜』ではなく、前述の監督の前作に準えたかのようなタイトルとした邦題も悪くない一作。

「終わり」とは言わせない。

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