次は、心臓を狙う。の作品情報・感想・評価

「次は、心臓を狙う。」に投稿された感想・評価

ザン

ザンの感想・評価

3.4
すいとんの術で日暮れまで沼に潜むのはなかなかの根性だな。自分そっくりの指名手配犯の似顔絵を手に聞き込みを続ける異常性が印象的。暴走が過ぎたな。

このレビューはネタバレを含みます

2014年。1978年、フランス北部のピカルディ地域圏で起こった女性連続事件の犯人、「オワーズ県の殺人者」がモデル。シリス(棘付きベルト)めいた針金で腕を縛る、氷風呂に入る等、主人公ヌアールが自分の身体を痛めつける様子が出てくるが、熱心なキリスト教徒という様子ではない。自分の欲望にうまく向き合えず行なっている感じである。物語が進むにつれどうやら彼が潔癖症らしいことが分かってくる(幻視に出てくるミミズのおぞましさ)。彼の住居全体の様子が憲兵の捜査によって明らかになり、住人の精神状態が判明する結末が衝撃的。
ギョームカネの気持ち悪さがちょうどいい。本当によくハマってる。
内気で、めちゃくちゃ溜め込んでて、爆発、みたいなのが。
はにかんだ笑顔の気持ち悪さ最高!

憲兵と警察の違いがよく分からなかった。
出てくる車がみんな昔のボルボっぽくて良い。

寒い中の忍者プレイ辛そう。
何故そこまでして…ってレベル
本人もやりたくてやってるわけじゃなさそうでかわいそうにも思えたし本当に捕まって良かったね!
Uknow

Uknowの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

憲兵として優秀な働きをし、裕福で円満な家庭に育った主人公。しかしその内面は過激的で抑えきれない攻撃欲求を含んでいた。女を殺し、時に苦渋満ちた表情さえ浮かべながら引き金を打つ。そして同じ手で己の身を償いとして傷つける。
自身も憲兵として事件の捜査をしつつ、重ね続ける殺人が自らを追い詰めて行く。

アラン・ラマール事件を元にしたサイコサスペンス

ゆで卵の殻をひたすら割り続ける。
時折見せる幼い子供の呆けた顔の様な表情がなんとも言えん。
かなり処理が甘いと思ったけど、誰かに咎められることが目的だったのならばある意味成功しているよね。
しかし水遁の術を用いるとは…やりおる。

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「私は人殺し ゆえに殺し続ける」
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「理解は求めない」
「私の行為は 熟考の末の特別な心の状態の産物だ」
「私は正常で 自分の行動を完全に把握している」
「無気力な人々にはおぞましい行為だろう」
「偽善と利己主義 無関心と残酷さこそ人間の特徴なのだ」
「人間への憎悪が繊細で おとなしい人間を冷酷な怪物に変えた」
「血と復讐の鬼に」

「私が殺されるまで無差別に殺し続ける」
「私は自由だ」
「誰にも到達できないほどに」
「私は戦士だ警官や憲兵とは違う」
「また娘を殺す 心臓を狙って」
「死体を取っておけたら 切り刻んで街にばらまく」

「地獄は近い」
#猫
s

sの感想・評価

3.0
動画【字幕】
・不気味。フランクの思考が分かりそうで分からない
・フランクが似顔絵持って聞き込みするとこ笑ったw
・ミミズうじゃうじゃはきもい
ごとー

ごとーの感想・評価

3.0
2016/06/25
翻訳者 村上伸子
麻薬とかと同じなのかな?どんどん逃げ道がなくなっていく中で殺し続けて気づけば八方ふさがりになってる。ゲイかそうじゃないかは微妙なところだけど潔癖症で若い女の血がつくのを嫌がったところを見るとそうっぽいかな。童貞で見向きもされないから性の対象を殺すってこともありそうだけど…
kumi

kumiの感想・評価

2.6
1970年代のフランスで起きた連続殺人事件の実話。
理由はない、ただ犯行をしたい。

自分の存在を知ってほしいけれど
必死で逃げてる。イカれてる。
ホーク

ホークの感想・評価

2.5
特に盛り上がりもなく淡々と話が進みます。実話ということだがこれでは何も残らない。事件を風化させないための映画化なら犯人の精神面と被害者側に焦点をあてるべきである。
ノワールの傑作だとは思う、けど、やりきれないラストは、鬱氣分のときに観るものではない。
Kenchang

Kenchangの感想・評価

4.0
私の愛読書は猟奇殺人犯のノンフィクション物なんですが、人格を疑われるのであんまり言いません

春樹っすよね〜とか言ってます

この殺人犯は暗に女性への潜在的な嫌悪感(また、潜在的なゲイであること)が引き金になっているような描写があります

愛した女性にハエがたかっているのを見てしまったり、クシに絡んだ髪の毛を手を触れずに取り除こうとしてイライラしたり、その後突然冷たくあしらったりと女性に対する潔癖が伺えます

だけど部屋はゴミ屋敷っつう、何が何やら

有名な猟奇殺人犯にも、幼児期の虐待から倒錯した性的嗜好を持ってしまい、理性と欲求の狭間で苦しんでいることが多いんですが、この殺人犯も性的な部分で苦しんでいる、そんな感じがしました

同性愛だって今では決して公に差別される性の形ではないのですが、時代的にそういったことがあったのかもしれないです

フィクションを織り交ぜているのでどこまでが実際と沿っているのか分かりませんが、動機が判然とせずこういった描写をしたのかもしれません

ギョーム・カネはかなりハマり役で素晴らしい演技をされてました(^^)
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