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『スイングライド』に投稿された感想・評価

2023年5月4日@東京会場(有楽町朝日ホール
イタリア映画祭2023で上映
ベルリン国際映画祭(2022)パノラマ部門選出。イタリアの新鋭・キアラ・ベッロージ監督の2作目
15歳のベネデッタが移動式遊園地で出会ったとトランスジェンダーのアマンダが出会うことで、変化していく青春物語か?

イタリア映画祭公式サイト
https://www.asahi.com/italia/2023/

短評は、映画祭で鑑賞後追記します。
Omizu
1.0
【第72回ベルリン映画祭 パノラマ部門出品】
キアラ・ベッロージ監督の長編4作目。トランスジェンダーのアマンダ役を演じたのは『キアラ』にも出演している期待の若手アンドレア・カルペンツァーノ。

イタリア版『ミッドナイトスワン』のようなデリカシーのない作品。当事者キャスティングではないし、トランスジェンダーを人間として描いていないのが問題。

体型に悩む少女とその家族をめぐる描写は繊細でよかったが、アマンダとの関係になると途端に雑になる。トランスジェンダーのはずなのに少女とのキスに自発的に応じたり、男をひっかける尻軽に描いていたりと観ていて違和感しかない。

スイングライドというのは遊園地の遊具で、その使い方はよかったと思う。しかし終わり方がよく分からず、投げやりにすらみえる。

少女が悩んでいるのはよく伝わってきたが、いくらなんでも行動が突飛だし、アマンダを自分の都合のいい存在としか思っておらず、それが変わらないまま終わってしまう。

クィア映画って今もっと先に行ってるんですけどね。今こういう描き方をする?という問題のある作品。
イタリア映画祭にて。

学校と家の往復の生活だがいまいち居場所のないベネデッタがトランスジェンダーとして自由に生きるアマンダとの出会いで変わっていく。

母からは痩せろと言われ、太ってることでなにかと怒られ、内に籠りがちなベネデッタの姿がすでに見ていてツラかったが、アマンダとの絶妙な距離感の関係はとてもよかった。

やはり抑圧された生活をしていると、奔放な存在に惹かれるんだろうな。羨ましさもあると思う。

ベネデッタが少しずつ変わっていく様子を見守るような映画。

ただ、鶏肉を生でムシャムシャ食べるのは驚いた。あれはさすがに母同様「やめなさい」と言いたくなるかもな……。

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