20世紀イタリア文学の巨匠チェザーレ・パベーゼが1940年に執筆した同名の短編小説が原作とのことですが、読んだことがないのでどの程度、翻案・脚色されているのか分かりません。
田舎から出てきて兄と二…
何か大事なピースが抜け落ちていたり、後始末が出来ずにいたりする映画。勿体ない印象。
時は1938年、主人公は有能なお針子のジーニア。彼女は田舎から兄と出てきて二人暮らしをしている。兄は大学を休み肉…
ジーニアの自分の外の世界を覗き見るかのような主観カットが度々挟まれ、それに切り返されるクライマックスの彼女が脱ぐ行為を誠実に捉えたカットに映像的エモーションがあり、小説から映画へとメディアの翻訳をす…
>>続きを読むんーー原作がかなりよかったがゆえに、観ながら「あ、あそこ削るんや…」「あ、こんなん加えるんや…」みたいな気持ちにはなってしまったな。告白なくていいんですか〜(告白至上主義の人の意見)。あーでも、原作…
>>続きを読む美しかった。ずっと見てられた。この人、いま何を感じてるんだろうって、表情の奥を探りたくて掘るように見てしまう。影、色、構図など、たぶんカメラワークもすごく素敵、なんだと思う(素人なのでよくわからない…
>>続きを読む"繊細"の解像度が色鮮やかだった。
観るタイミングもよかった〜。
数日前に工藤監督の『裸足で鳴らしてみろ』を観て、とても良い比較になった。
比較するものでもないんだけど。
なんていうか、それぞれの…
1930年代に書かれた作品が原作だが、全く違和感を感じず、本作で扱われるテーマの普遍性に感心した。と同時に、普遍性はどうしても退屈さに片足を突っ込む場合も多く、本作もまったり観れてしまった。ただ、音…
>>続きを読む2024/06/04
やっぱり、人を好きになるということはコントロールを失う事なのかな。
愛に囚われて相手が気になって何も手につかなくなって自分のことよりも相手を優先してしまって。全部全部崩れ落ちて…
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