1963 年5月、ゴダール『軽蔑』の後半部分を占めるカプリ島 での撮影現場を訪れたロジエは、そこで撮影したフッテージ をもとに二本の短篇を製作する。 『パパラッツィ』では、ブリジット・バルドーを一目見よう と集まる群衆や、スクープ写真を狙うパパラッツィに焦点を あて、『軽蔑』を外側から捉えようとする。 『バルドー/ゴダール』では、作品の内側からゴダールの撮影 美学に迫りながら、ロジエの作家性をも浮かび上がらせてい る。
劇作家のポールは、大作映画『オデュッセイア』の脚本の手直しを依頼された。そんな彼を、女優である妻・カミーユは軽蔑のまなざしで見つめている。ポールとカミーユは映画ロケ地に招かれるが、夫婦の間…
>>続きを読む映画監督のジェルジーは、スイスの小さな村で『パッション』という題の映画を撮影中。その作品は、レンブラントやドラクロワの名画を、扮装したり裸になった俳優をカメラの前で静止させ映像で再現すると…
>>続きを読むヴィム・ヴェンダースは名匠と名高い映画監督、ニコラス・レイが書き溜めていた脚本を映画化させてもらうため、彼のもとを訪れる。しかし、レイの余命は残りわずかだった。それを見たヴェンダースはレイ…
>>続きを読む© 1963 Jacques Rozier