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『軽蔑 60周年4Kレストア版』に投稿された感想・評価

kuu
4.0
『軽蔑』
原題 Le mepris 4K
製作年 1963年。上映時間 104分。
ジャン=リュック・ゴダール監督の『軽蔑』(1963)60周年4Kレストア版が、11月3日公開。

ゴダールの最高傑作の一つと評される本作は、カプリ島を舞台に、作家ポールとその妻カミーユの悲劇的なロマンスを描く。
ポールの美しき妻カミーユにブリジット・バルドー、作家ポールにミシェル・ピッコリというフランスの伝説的俳優が主演。
アメリカの俳優ジャック・パランス、イタリアからジョルジア・モル、そしてフリッツ・ラング監督が本人役で出演という豪華出演陣。

ポスタービジュアルは、『地獄の黙示録 ファイナル・カット版』などのオルタナティブポスターの製作で知られるベルギーのアーティスト、ローラン・デュリューによるもの。
陽光降り注ぐ部屋のソファに寝転ぶカミーユのアンニュイな姿を映し出した、唯一無二のデザイン。

作家ポールは、フリッツ・ラングが監督する映画の脚本の修正を依頼される。自身と愛する妻カミーユの生活のために依頼を引き受ける一方で、ポールに脚本の修正を依頼したプロデューサーはカミーユに関心を寄せていた。
それから突然、愛を囁き合っていた前日までと態度や言動を変えるカミーユ。
彼女を問い詰めるポールだが、核心に迫ることはできない。不穏な空気のまま撮影場所のカプリ島を訪れた彼らは、決定的な瞬間を迎えることになる。

フランスのヌーヴェルヴァーグ(1950年代末に始まったフランスにおける映画運動)の筆頭・監督ジャン=リュック・ゴダールの明らかな意図は、映画製作を、触れるものすべてを汚す不潔で卑劣な商業事業として描くことと云える。
この軽蔑的な前提に立てば、映画プロデューサーはポン引きであり、映画監督は売春婦。
かなり辛辣で🙇すいません。
したがって、映画製作は本質的に芸術的売春と云える。
これが、迷路のように絡み合ったテーマの中の主要なテーマであり、そのほとんどはめちや微妙やし、それを理解しようとすると、何度も鑑賞したり、大学の授業を受けたりする必要があるんちゃうかな。
今作品さプロットの遅さは否めない。
単発のシークエンスが多く、全編で約150ショットしかない。
その結果、シーンが非常に長くなる。
さらに、メロドラマがほとんどないという点でも、このストーリーは個人的に善き。
スローペースとメロドラマの欠如の結果、多くの観客は絶望的な退屈を味わうことができる。
しかし、その効果は意図的なものやと思う。
個人的な印象やと、ゴダールは観客が映画のプロセスに参加することを期待しているんちゃうかな。
監督役のフリッツ・ラングが『人は苦しまなければならない』ちゅうシーンがあるが、それは映画作りの文脈で、観客もその中に含まれているって勝手に思てます。
『軽蔑』には5人の主要人物が登場する。
ジェレミー・プロコシュ(ジャック・パランス)はハリウッドのプロデューサーの典型で、粗野で、愚かで、金に貪欲で、文化や詩に興味がない。
彼は支配的で独裁的。
あるシーンで彼はこうつぶやく『文化という言葉を聞くと、私は小切手帳をつかむ』とセリフを述べるシーンがある。
フリッツ・ラングはこの映画のモラルの中心として、ナチス・ドイツでは『小切手帳』ちゅう言葉は『チャカ/リボルバー』に等しかったと反論する。
ハリウッドの映画プロデューサー(プロコシュ)をゲッベルス(ナチス・ドイツの政治家)と同一視するのは、ハリウッドを侮蔑するのと同じことと云える。
しかし、今作品のプロットには、ポール・ジャヴァル(ミシェル・ピコリ)ちゅう作家と、彼のふてぶてしく、拗ねたような、めったに笑わない妻カミーユ・ジャヴァル(ブリジット・バルドー)も登場する。
プロコシュはポールに『軽蔑』の中の映画『オデッセイ』の脚本を書かせる。
『オデッセイ』は古代ギリシャの神々の物語。
そして『軽蔑』の主要登場人物は、『オデッセイ』の登場人物をある程度反映している。
今作品のプロットは大きく3つの部分に分かれてて、第一部と第三部は、『オデッセイ』と相対する映画製作に明確に焦点を当てる。
中間部はポールとカミーユの不和な関係に焦点。
ここでは、ほとんどの筋書きが彼らのアパートの中で展開される。
映画製作に対する批評は続くが、より微妙な形で、ミザンセーヌ(作品の筋、登場人物を作り出すこと)の演出とフレーミングによって描かれてます。
そして、それはほぼリアルタイムで描かれ、その効果は観客の退屈を増幅させる。
ゴダールは視点ショットを多用し、そして映画全体がトラッキング・ショットで飽和している。 カメラフィルターの使用は、現実を "フィルター "する技術的装置を象徴しており、映画は決して現実の生活のようにはなり得ないということを暗に示している。
赤、白、青がこの映画のメインカラーであり、アメリカ映画製作への映画的言及なんやろな。
屋外のシーン、特に地中海の風景は美しかった。
また、ジョルジュ・ドルリューの心を揺さぶるスコアが映画全体のトーンを決めており、ギリシャ悲劇の叙事詩にふさわしく、悲劇的で哀愁を帯びた荘厳な音楽と云える。
演技は、特筆すべき点はないものの、許容範囲内かな。
しかし、ジャック・パランスのスーツ姿は、あまり説得力がない。 この映画の予算はおよそ500万フラン。 興味深いことに、その半分近くは女優ブリジット・バルドーのギャラに充てられたから仕方のないことかな。
明らかにエンターテインメント性に欠ける今作品のストーリーは、小生にもそうであったように、多くの観客にとって苦痛かな。
しかし、美しいスコアとカプリ島の豪華な風景が、この映画の脚本を補って余りある。
全体として見れば、この映画は歴史的に重要であひ、そして個人的最も賞賛するんは、ハリウッドの映画作りを侮蔑するというテーマが、1963年当時としては勇気あるものだったということ。 残念ながら、そのテーマは現在に経った今でも有効である。
桃龍
3.5
カプリ島は行ったことあるけど、波が高くてボートが青の洞窟に入れなかった。それに時間が厳しそうだったのでケーブルカー乗らなかった。こんなに景色いいなら乗るんだった…。

最近、名作が次々に4Kレストアされてるのは、自動的にできる機械やソフトがあるからではと思っていたら、この作品には220時間もかかったそうで。解像度だけでなく、発色もいい。
唐突なラストもレストアしてほしいが、それは無理か。
劇場で見れたことに感謝。

あえてイラストのチラシ、いいね。
こんなシーンはなく、3つぐらいのシーンを組み合わせている。
ポスター欲しい。
4.8
【芸術への献身】

ジャン=リュック・ゴダール監督×ブリジット・バルドー×ミシェル・ピコリ共演の1963年の作品。4K修復版

〈あらすじ〉
劇作家のポールのもとに、辣腕プロデューサーのプロコシュがシナリオの書き直しを依頼しに来た。フリッツ・ラングが監督する新作『オデュッセイア』があまりにも難解すぎるからだ。打ち合わせの後、プロコシュの自宅へ招かれたポールと妻カミーユだったが、後からやって来たポールにカミーユの態度は冷たく…。

〈所感〉
大体他の映画作品を見る時は、さてさてどんなもんかいの〜とどうも上から目線で眺めてしまうが、ゴダール監督作を見る時は、やや私如きにこんな素晴らしい映画を見せてくれてありがとうございます!と思わず低頭したくなる。本作は映画撮影中の夫婦の痴話喧嘩とその行方、という至ってコンパクトな内容だが、フリッツ・ラング監督本人の登場のインパクトが凄いし、海沿いのエレガントで美しいロケーションに愛を巡る会話劇がギリシャ神話の題材そのものに重ねられているようで奥深いプロットだと思う。室内での細かなカッティング、屋外での緩慢だが奥行きのあるカメラワークも鮮やかで、見ていて飽きない。何より本作はブリジット・バルドーの美しすぎるケツ映画である。ケツに始まりケツに終わる。ずっと眺めていたいこの臀部。ミシェル・ピコリ演じる劇作家ポールへの軽蔑の視線にはもう居た堪れない。大抵女の見切りは早いし正しい。桑田佳祐の本当は怖い愛とロマンス〜突然「ハイそれまでヨ!!」である。早いとこプロコシュとアルファロメオで脱走を決め込んで正解だったかも。「映画は欲望が作る世界の視覚化である」という言葉の通り、欲望の作り出す芸術=ミューズにあまりにも傾倒すると、現実の恋人を失うという風刺が効いている。とても味わい深い古き良きフランス映画でした😄

"過ちを自覚するは転ばぬ先の杖"
"映画は未来なき発明品である"
"人々に安らぎを与えるのは神の存在ではなく不在だ"

《2026年 120本目》

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