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小学校~それは小さな社会~の作品紹介

小学校~それは小さな社会~のあらすじ

桜が満開の 4 月。新年度は入学式から始まる。授業が始まり、1 年生は挙手の仕方や廊下の歩き方、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序について初めて学ぶ。そんな 1 年生の手助けをするのは 6 年生だ。小さくてまだ何もわからない 1 年生も、わずか 6 年の間に自分が何者であるかという自覚を持ち、6年生にふさわしい行動を取るようになる。主人公は学校そのもの。カメラは、1 年生と 6 年生に焦点を絞り、春夏秋冬、彼らの学校生活を追う。コロナ禍において学校行事実施の有無に悩み、安全と犠牲をめぐる議論を重ねる教師、社会生活におけるマナーを学んでいく1年生、経験を重ね次章への準備を始める6年生......。3学期になり、2 年生に進む 1 年生は、新 1 年生のために音楽演奏をすることになる。彼らは社会の一員として生きていくために、ものごとをやり遂げる責任感や、そこで得られる達成感を感じて学び、また“誰かのために何かをする喜び”も体験するのだ。桜のつぼみがほころび始め、また新年度が始まる。

小学校~それは小さな社会~の監督

⼭崎エマ

原題
公式サイト
https://shogakko-film.com
製作年
2023年
製作国
日本アメリカフィンランドフランス
上映時間
99分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
ハピネットファントム・スタジオ

『小学校~それは小さな社会~』に投稿された感想・評価

5.0
【個性/知ること、理解すること】

映画「型破りな教室」と同じ日に意図して観た。

ただ、案の定と云うか、比較対象というより、自分の小学校時代のことを思い出していた。

3年ほど前、小学校一年から三年生の時にクラス担任だった恩師が亡くなった。
コロナではなかったとのことだったが、突然だった。
この頃は結構悪ガキで、先生を困らせていたと思う。
家庭訪問では、授業中、黒板と反対を向いてることが多いですとか、廊下に〇回立たされましたとか言われて、後で親によく怒られていたが、極め付けは、三年生の時のある日の清掃時間の際の出来事だった。
2階の教室の窓拭きをする時に、窓枠の外側につかまってカニ歩きをする遊びを思いついて、まあ、それを実行してしまったのだ。
そして、先生に見つかったのだ。
落ちたら大怪我だったと、こっぴどく怒られて、先生のデカい手で背中をバシッと叩かれた。
そして、親が学校に呼び出された。
母は平謝りで、事故にならなくて良かったのだと言う先生に、こんなバカ息子はもっと叩いてやってくれと何度もお願いしていた。
背中には先生の赤く大きな手形が付いていた😁
家に帰っても両親二人とも口をきいてくれなかった。
祖母の耳にも入って、なんでそんなことをしたのか分かるように説明しろと詰められた。

「型破りな教室」の舞台は治安が著しく悪いアメリカ国境沿いにあるメキシコの街の小学校だ。

日本の首都の住宅街の小学校とは大違いだが、先生も生徒から学ぶものがあると感じている点では同じじゃないのかと思ったりする一方、あちらは混乱の中、個性と能力をどうやって引き出し、学業に結びつけるのかが重要で、こちらは没個性と言われる可能性もあるが、平等と競争を両立させながら、個性を育てていく方法を先生たちも親も模索し考えようとしているのだと思った。

更に、この東京の小学校の話は、コロナを除けば、良くも悪くも、ン十年前の僕が卒業した東北の山間(やまあい)の街の小学生と大して変わらない。

國學院大学の先生が、戦後の小学校教育は、戦前・戦時中の軍国主義に小学校教育が利用された反省に基づいて作られていると話していたことは理解できる気がする。

だからこそ、良くも悪くも、これまで大きく変わらずにやってこれたのだと思う。

六年生の縄跳び、一年生のシンバル。

小学生の頃は、やればいろんなことがどんどん出来るようになる。

先生が目配せしてくれて、叱咤激励すれば進度はもっと早い気もする。

日本の小学校の良いところは(基本的には)平等に勉強の機会が与えられているところだ。

先生の負担は大きいと思うが、本当にそう思う。

競争もある。

得意・不得意もある。

でも、励まし合ったり友情も育める。

小学校低学年の時、隣の席の女の子に言われたことを今でも思い出す。

「あのね、読書感想文はね、最初にあらすじ書いて、面白かったとか、面白くなかったとか書くのは下手ってことなんだよ〜。さっき、先生言ってたよね〜。ちゃんと聞いてた〜?もぉ〜っ!」

その子には作文を書く時の手ほどきをしてもらったこともある。そして、僕は中学の時に地域の作文コンクールで賞をもらった。

だから、僕は映画のレビューを書く時に、最初にあらすじは書かない(ように気をつけている)。

先生とその女の子の教えを守っているのだ。

その子はその後大学を卒業して田舎の小学校教師になった。
良い先生になっていると思う。

良いところは残して、改善すべきところがあれば変える。

そのためには大人が、社会が、小学校とはどんなところか、何を学ぶのか、まず初めによく理解する必要があるような気がする。

この二つの作品を通して考えたのは、細かいところにあれこれ言うのはヤボじゃないかと言うことだ。

僕はこの作品は楽しく観れた。
4.5
私の小・中学校は、東海地震予想エリアだった為、避難訓練を尋常でないほど本気でやっていた。
校長先生がストップウォッチで測り
「はい、君達は今みんな死にました」
と淡々と死亡宣告する。

「1人1分ロスだったので、先生は1000分損しました、時間を返してください。返せませんよね?どうしますか?」
と無茶な理屈で詰められた。

血管が切れそうな程、怒る体育教師から竹刀で脅されながら、避難訓練のやり直しを3回もやらされたりした。:(´◦ω◦`):ガタガタ

今作の避難訓練の映像を見て強烈に思い出してしまったこと。

世界は理不尽と覚えること。
それが学校だと思ってた。

特に、自分の育った地域は「管理教育モデル校」だったのもあり、軍事教練のような行進練習、体罰だらけのやり方は、当時でも相当ヤバかった。
教師から殴られ、鼓膜を破られた生徒がクラスで(!)2人いた。
目の前で髪の毛を切られた女子も沢山居た。
スカートの長さを点検する為に、男性教師が床で寝転がる中、その上を通る。
女子の健康診断も担任の男性教師が、胸囲の数字を記入する名目で立ち会う。
何故か前屈みな先生の顔が忘れられません( ˊᵕˋ ;)

多分その時は、辛いけどそんなもんだよねと思ってた。
ギリギリ違反の狭間も楽しんでいた。
そんな感じに、みんな折り合いをつけてたように思う。
そうやって周囲が耐えるから、自分も我慢しなきゃとなる、洗脳は恐ろしいね。
北朝鮮の民草の気持ちに目頭が熱くなる。

そんな中、我が校にNHKのドキュメンタリー取材がやってきた!
行き過ぎた管理教育にメスを入れる番組だという。
画面いっぱいのモザイク校長が、甲高く変えられた声で正当性を語っていた。
体罰した男性教師が車に乗って逃走するのを、カメラが走って追いかける様は、他人事のように面白かった。

結局問題になり最後の1年は少しだけ楽になった。
ボールペンの使える色が青赤黒だけだったのに、緑も使ってよくなるという快挙に、生徒は拍手喝采したものだ。

狂ってた。( 。﹃ ° )

市外の他の学校は普通にルーズソックスを履いて楽しそうに人生を謳歌していたというのに、、。
おかっぱ丸刈りの私たち。
壁の向こうを見てしまった東ドイツ国民かくやの気持ち。。゚(゚`ω´ ゚)゚。

前振り長すぎ!すみません。
なんだか恨み節が篭ってましたꉂꉂ(ˊᗜˋ*)


そして今作です。
やっと観に行けたヾ(*´∀`*)ノ

2021年 世田谷区の小学校、1年生と6年生、2つの学年に密着するドキュメンタリー。
コロナ禍の配慮が沢山された学校風景も、既に映像的な価値を感じます。

これは世田谷だから良い所の子だからかなとも思う。
入学前に配膳の練習までしているのは凄いのね。

まだ幼稚園から出てきたばかりのような1年生。
靴の仕舞い方から、ランドセルを入れること、椅子の座り方、手の上げ方まで学校のルールを教えていく。
箒の使い方を教えているのは面白いなと思った。
今家だと掃除機だものね。
箒とチリトリを見たこともない子もいるのだろう。
掃く角度まで伝えていて、細かいな!と思うけど、学校は勉強を教えることより、生活を教える貴重な場になっているかのようだった。


今の子は良い子が多いなぁとは思う。
大学生と話すことがあるけど、凄く気を使って話してくれたり、自分の意見はあるのだけど波風を立てず、本音を強く言わない子達が多いなと思う。
仲良くは出来るけど、テリトリーを守り合う、そんな人間関係の形成をしているようでもある。

私の時代と給食や当番、放送委員(児童会長がやってたのかな)、、システムは大きく変わらないのに、教師の指導や児童たちの人間関係がとても変わったなと思う。

教師が、児童を叱責したり注意することは簡単だ。
「走らない!」「静かにして!」
今作では、一貫して過去の紋切り型の注意を捨て、何故そうしなければいけないのか?の説明を加えて注意するように心掛けられていた。
「他の人に当たると危ないから、走るのはやめましょう。」
「他の人がうるさいと思うから静かにしましょう」

想像力が配慮を産む。
頭ごなしに怒られるのはその場の嫌な気持ちを作ることだけになる。

だが、「他の人」という他者の目を気にして、空気を読もう。という日本人の無言の圧力にも繋がっているようにも感じた。
日本人が人の目を気にしすぎて、大人しいと海外で言われる一端はここにあるのかもしれない。

昔は他の人ではなく、教師が当事者として主観で会話をしていた。
「うるさい!」は、感情的ではあるが、発言者が責任をもつ言葉だったように思う。

折り紙の手裏剣を、他人のを作るのが嫌でも伝えられない男の子がいた。
断ると友達を嫌な気分にさせてしまうと思ったのだろう。
何処までも優しい。
自分の責任の元、相手に苦情や意見を言えることも、ひとつの教育でもあるのかなと思う。


その他人の気持ちという、離れた観念から指導をする例が、シンバルの子が練習をやってこなかった時、延々詰めることになってしまったエピソードだと思う。

実際、彼女は家で練習してなかったのだろう。
オーディションに受かったことが成功体験ゴールになってしまったのはわかる。
朝の登校時は、ピアニカパートの階名を朗々と歌っていたのも印象的だ。

教師に、シンバルが出来ないことを問われ
(´._.`)「楽譜がないからできない、、」
と言うが、その反論として教師は
「楽譜がなくてもみんな出来てるのはなんでかな?」と子供たちに聞く
子供たちは一斉に「練習したから!!」と元気に答える。
教師は彼女に、なぜ練習しなかったのか?と問う。
受かったから練習しなくても良いのか?練習してきた人の気持ちはどうなのだ?
別のやりたい人がいたのだから代わってもらうか?
1人のミスで台無しになってもいいのか?

と、ありとあらゆる他者に迷惑をかける可能性を問いかける。
決して厳しい言葉では無い。
でも、苦しいなぁとおもった。
シンバルの子はボロボロ泣き出す。

その先生が悪いという話はしていない。
ただ、今の他者を思いやるだけしか注意の方法がない状態が厳しいなと思う。
「サボったんだろ!?次はちゃんとやれよ!」
で済む言葉が、先生の口ではなく、第三者の代弁者として話されるので、何処までもネチネチ詰めることになってしまう。

その後、優しい女の先生に、
「色々あって出来なかった、、」と言い訳しているのは微笑ましかったし、ちゃんと練習に戻ってきた勇気を偉いと思う。
シンバルの楽譜を持つ先生、後ろで拍をとる先生、教師みんなでフォローして、なんとか自信を取り戻させていた。
注意した先生にも、出来たことを認められ、優しい女の先生の所へ駆け出し、バックハグしたシーンは映画かと思ったよ。
涙腺が弱いの。゚(゚꜆.  ̫.꜀)゚。


作中では、何度も悲しい事があり泣く児童がでてくるが、同級生が男女問わずフォローするのが今時でえらいなぁと思った。
とても優しい。

「あ!泣いてやんの!」(σᵔꚈᵔ)σ
と囃す馬鹿は居ないのね。
いい世界になったなぁと思う。

優しい女の先生の声がとても美声で、ビックリする。
朗読を聞いていたいくらい。
仕込みじゃないの!?くらい声が美しくて驚きです。



6年生の先生はバラエティに富んでいた。
各々6年生の抱える不安を何とかしたいという気持ちも感じる。
作中では描かれないが、世田谷の小学生なら、中学受験組も多いだろう。
映らないカメラの外で、二月の勝者と敗者が決まっていたと思うと、また感慨深い。

コロナで日光旅行が無くなり、間引き登校でオンライン授業をする。
1年生にとってはそれが当たり前の学校だが、6年生にとってはコロナで変容してしまった学校を感じ、卒業しなければならない。

放送担当の2人が大人びていて驚くね。
会話がその辺の新入社員みたい。
私が極めて馬鹿なのかもしれないが、6年生の時なんて、もっと馬鹿な事ばっかり言ってた気がする( ´ㅁ` ;)

そんな大人びた彼が、縄跳びが苦手で、練習してちゃんと克服しているのも、出来杉君かと思うほど。
努力を実らせてて、成功体験を積み上げるとはこういうことだね!とおもった。

運動会の6年生の演技にしては華にかけるとは思うが、コロナで練習時間も取れない為、あの縄跳び演舞なのだろう。
個々で練習できるという利点を考えられてる。
教師の苦渋の決断だったと思う。


6年担任、いがぐり頭の熱血先生。
頭でダチョウの卵を割るのは面白かったけど、それは殻を(内から)破る、ではなく、(外部から)割るだろうと突っ込んでしまったꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
でもそんな変な先生がいて、時々笑うのが良いんだよね。
児童のテンション上がりすぎて、他の学年の教師から窘められたけど(・ᴗ・`; )

彼は始発でやってきて、職員室でコンビニの朝ごはんをかき込む。
淡々と撮影をしていたけど、ここまでしないと管理しきれない学校現場を、少し心配にはなる。

学年末、最後の挨拶でも、彼はしんどくて辞めたくなったと漏らしていた。
今はあの先生の注意の仕方ですら、保護者から苦情が来る話も軽く出ていたので、色んなものの板挟みは辛いなぁと本当に思う。
古い考えかも知れないが、ちゃんと注意されたことは、きっと無駄じゃないよと思いたい。

学校の先生は、一定期間作物を育てる農業にも似ている。
出来るだけ良く育てたいのに、時間が来たら強制的に収穫されてしまう。
でも、最終的な商品の善し悪しが、生産者にダイレクトに伝わることは、ほとんどない。
上の学校にバトンタッチする迄の仕事。
3月の旅立ちを見送る先生達の言葉、毎年繰り返されることなのだろうけど、感情的に込み上げるものがあるのは、それだけ一生懸命だったから。
コロナもあり、出来なかったことも沢山あったのだろうなと、悔しそうな話も胸を打つ。


教師の長時間労働問題は大きくは触れないが、ちゃんと描かれていたと思う。
賃金の問題ではないのだろうけど、残業代すら付かず、個人の限界、努力で成り立つのは、やはり良くないとは思ってしまう。
せめて残業代なり、ヘルプとして引退した教師を、シルバー人材再雇用で児童の生活面の担当をさせるとか、現場の負担軽減が出来る工夫がもっとあればよいのになと、と思わずにいられない。


教師という仕事が、生き甲斐になっているタイプの先生は、私の時代には沢山居た。
当時は部活を1年で360日くらいやってたし。
土日関係なく指導していた教師の情熱。
今思えば先生も大変だったろうな思う。
拘束することで、不良化の抑止をしていたのだろう。

今はそのクオリティを求めることも、する事も出来ない。
そういう意味では当時の教師たちも生徒と同じ、同調圧力で勤務していたんだろうなと感じてしまう。

途中で講演した國學院大だったかな?の教授の話も、協調性を伸ばす教育は日本ならではで良いが、それが同調圧力、果ては虐めに繋がることを話していた。
それは児童に宛ててだけ話ていたのだろうかと思ってしまう。

英題「THE MAKING OF A JAPANESE」
なるほどねと思わされる。

それでも少しずつ、現代に合わせて変わって行ったのが今の小学校の姿と思うし、今後もゆっくり良くなっていくと信じたい。

昔を知っていると羨ましいばかりの学校現場でした(´ω`)
コロナ禍だった2021年に公立小学校を1年間密着取材し、6年間の教育の中で、集団行動や勤勉さといった模範的な日本人の思考がどのように身についていくのか。入学した1年生と卒業する6年生にフォーカスを当てて、その学校生活を振り返っていくドキュメンタリー。

教育大国であるフィンランドで話題となり、この映画を再編集した短編の『Instruments of a Beating Heart』はアカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門にノミネートされた。こっちは先日見て、1人の女の子の成長ストーリーのような側面が強かったけれど、長編はより多角的に日本の小学校教育の本質を捉えている感じ。

まず改めて思ったのは、ドキュメンタリーとして、ここまでカメラの存在を感じさせない映像に仕上がっているのは凄い。子供たちがどこまでも自然体で、それだけでドキュメンタリーとしての完成度は高いように思う。

そのうえで短編では描ききれてなかった先生側の葛藤みたいなところも見れて良かった。日本の小学校教育を通して、いわゆる集団を重んじる日本人らしさを身につけていくのは子供たちだけでなくて、それで育った大人たちもそうなんだという気付きがある。

全体的な感想としては短編でも言った通り、日本の小学校教育の良い面は良い面として尊重しつつも、子供だって1人1人が違う人間だってことも忘れないようにもしたいなということ。

この映画自体は、子供たちの成長を感じる素晴らしいドキュメンタリーだけれど、途中の教授の話にも少しあったように、協調性を伸ばすということは同調圧力といったいじめも生まれやすい。管理的な教育は、集団に馴染めない子が排除されやすい側面もあるというのは理解したうえで、子供たちの成長を見守りたい。

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