赤いモフモフの上着が、彼女の仮初の「母親」生活と現実のそれとを何とか結びつけようとする。破綻するのがわかりきった嘘でも、今だけはそれが「本当」なのだと信じたい、無鉄砲だが切実な祈りに泣きそうになる。…
>>続きを読む思わずついてしまった嘘に、自分が誰よりも振り回されてしまう。嘘を突き通すために奔走する主人公はいろいろなシーンで気まずい顔をしていた。ひやひやするけど、どこかで可笑しみがある。
綱渡りの擬似的な三…
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