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ヒプノシス レコードジャケットの美学

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『ヒプノシス レコードジャケットの美学』に投稿された感想・評価

ヒプノシスの作成したジャケットは、少しロックをかじった人ならお馴染み過ぎるほど、よく目にするものだろう。
そんなヒプノシス、メインであるプーとストームがどのようにかの有名な作品群を作っていったのか、メインどころの作品の思い出をプーが語るという作り。

途中で、あの作品もこの作品もヒプノシスが作ったのかという驚きはあるのだが、一つ一つの作品解説はそんなに深いものではなく、なんとなくあっさり進んでいく。
とはいえ、やはりCGがなかった時代にあの特徴的な作品群を作ったのは驚異的だし、ジミーペイジが言っていたように、優れたアートを作り続けることが出来るのは一部の特別な人だけなのだろう。

大半はやはりピンクフロイドとツェッペリンとの思い出に占められるので、この2つのバンドに思い入れがある人ほど楽しめる映画だ。
【悲報】ノエル・ギャラガー「金持ちはアートを壁に飾り、貧乏人はレコードを飾る」【悲報】

ネットニュースならこんな見出しをつけて炎上を焚き付けそうな、1960年代後半から70年代にかけて、多数のロックの名盤のアートワークを手掛けたアート集団「ヒプノシス」に関するドキュメンタリー。

■ノエル・ギャラガー全面協力

冒頭の発言は正確にはノエルの発言ではないが、ノエル自身も作中で言ってたように「俺の思ってることを代弁してくれてる、誰かが言った至言」ってことで、もはやノエルの発言録に加えても良いんじゃないかと思う。

ノエル、これ系のドキュメンタリーには必ずといって登場してるが、もはや「あんた、自分で売り込んでるやろ」ってくらいに、今回も最初から最後まで登場しっぱなし。

「俺の娘がiPhoneで聞いてる音楽だと、あの豆粒みたいに表示される画像を、こんなに手間と時間をかけてつくってたんだぜ!」

と、自分の時代(1990年代~)でもないのに狂言回し役を買って出てくれて、監督的にはホント助かる存在。これら発言以外にも、要所要所で面白いコメントを楽しげに挟んでくれる。オアシス復活も、ぜひこれくらい楽しく演奏してほしいっす。

■ヒプノシスとは

「ヒプノシス」は、ストーム・トーガソン(ストーム)とオーブリー・パウエル(ポー)の二人が設立。もともと、学生時代の友人だったピンク・フロイドのメンバーから、「2ndアルバムのレコードジャケットを作ってよ」と頼まれたのがキッカケで、デザインの世界に足を踏み入れる。

アイデアマンのストームと、実現能力に長けたポーのコンビは、60年代から70年代にかけて、多くのレコードジャケットを手掛ける。

■ヒプノシスの時代

そんな彼らの手掛けた作品の数々が、アーティスト本人たちのコメントと共に惜しげもなく語られていく。

印象的だったエピソードを幾つかあげとく。

ピンク・フロイド「原子心母」ーーバンド名もアーティストも不在で、単に牛が写っているだけで、世界中に衝撃を与えたジャケット。レコード会社が激怒のに大ヒットしたというエピソードがおかしい。ちなみに俺は、このジャケのパロディの中では、同じく羊しか写ってないKLFの「チルアウト」が好き。

ピンク・フロイド「炎」ーー「人が燃えている写真を使いたい」ということで実際に人を燃やすことにしたが、ハリウッドのスタントマン事務所からは軒並み断られ、ようやく見つかったスタントマンで撮影。10回以上、ガソリン付けて燃やして「死ぬかと思った」

ピンク・フロイド「アニマルズ」ーーロンドンの有名なバターシー発電所の上に、巨大な豚のバルーンを浮かばせた写真を撮りたいと撮影許可を得るも(許可取れてるの凄い! さすがイギリス!)、初日はバルーンが膨らまず、二日目にはバルーンを支えていたワイヤーが千切れて飛んでいってしまい、結局合成で代用。だったら最初からそうしろよ、って言う(笑)。

レッド・ツェッペリン「プレゼンス」ーー四人家族が食卓で黒いオブジェを囲んでいる、とても印象的なこのジャケット、「2001年宇宙の旅」の「モノリス」をコンセプトにしてたの初めて知れて、俺得だった。

ポール・マッカートニー「ウイングス・グレイテスト・ヒッツ」ーーポールが「この彫像をジャケットに使いたい」と言ったので、わざわざスイスに行って、ヘリでアルプスの山頂に彫像を置いて撮影。

■ヒプノシス時代の終焉

この作品の面白いところは、冒頭で触れたノエルなど、当時のヒプノシスに関わりのなかった人たちのコメントも入っていること。

70年代の荘厳な、若者の実生活からかけ離れたロックのアート化は、アンチテーゼとしてパンク・ロックを生み、その後、ニューウェイブへと繋がっていく。

なので、セックス・ピストルズの元メンバーで、「アナーキー・イン・ザ・UK」の作曲者でもあるグレン・マトロックも出てくるし、80年代UKの音楽シーンを代表するデザイナーであるピーター・サヴィルも出てくる。デペッシュ・モードの「Just canT get enough」も流れてた。それと、俺は知らなかったんだけど、ヒプノシスに途中から参加したピーター・クリストファーソンって、その後、サイキックTVとかスロッピング・グリッスルのメンバーになってたのね。

そんなヒプノシスの影響は、実は現代にも及んでおり……。

■この作品の制作会社

この作品の冒頭にロゴが出てくる「ヒプノシス・ソングス・ファンド」は、この作品の制作元でもあるが、本業はアメリカの大手ファンド、ブラックロックが投資している音楽の権利ファンドで、一時期、有名な音楽のカタログを高値で買いまくってた。例えば、ジャスティン・ビーバーの著作権一式260億円とか。この作品中でちょいちょい出てくるハゲのオッサン、メルク・メルキュリアディスは、このファンドの共同創設者(もう一人はCHICのナイル・ロジャース)。

もちろん「ヒプノシス」と、このファンドには何の関係もないが、メルク・メルキュリアディスがファンドを作ろうとしたときに、「ヒプノシス」という名前を付けたくて、ストームからOKをもらったとのこと。

この作品自体も、おそらく、ファンドが持っている音楽著作権の活性化、という下心もあるんじゃないかと思うが、こんな面白い作品にお金を出してくれたのだったら、俺としては文句のつけようがない。ブラックロックさん、ありがとうございます。

■最後に

というわけで、アパートの部屋に「狂気」「Nevermind」「Pet Sounds」などのジャケットを神棚代わりに飾っている俺としては最高の内容だった。

俺は新宿で観たのだが、観終わったあと、そのままディスクユニオンとタワーレコードをハシゴしてしまった。おそらく俺と同じ行動を取ったキモいオッサンは多いと思う。

とはいえ、観終わってみると覚えているのは、ノエルのコメンテーターぶり。

ノエルには是非、「ひるおび」あたりのレギュラーの座を狙っていただきたい。

そんな俺は明日、この作品でも出てきたピーター・サヴィルが多くのデザインを手掛けるNew Orderの来日公演に行ってきます。

(おしまい)
Nyayoi
3.7
人気アーティストたちのアルバムデザインを手がけたデザイン集団・ヒプノシスのドキュメンタリー。あまりロックなどの音楽には関心がなかったので、あらためてその独創的なデザインに感動。

CGは無い時代、砂漠の赤い風船、空飛ぶ豚など強烈。
空の豚は飛んでいってしまって危険極まりなかったが。。
レコードジャケットが芸術なんだなあ。
ラストは寂しかったけど。時代は変わっていく。

素晴らしい芸術の裏話は貴重。

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