ウィリアムゴールドマンの小説が元になり、
ジョン・シュレシンジャーが監督をした

マラソンマン
鑑賞しました！

映画のタイトルを見るに、
マラソン関係の映画だと思ったのですが、
そこまで関係していなかった気がしてなりません。

全ての設定に納得はいきませんでしたが、
古典的なサスペンスでした！

マイクニコルズ監督の「卒業」を見た後で、
ダスティンホフマンの演技がもう少し見たくて、
この映画を選びました。
ダスティンホフマンはやはりいい演技でした！

ハラハラしますが
なんかテキトーに流しておきたい映画だなって感じです。

そして、原作、監督、主演、ストーリー全てユダヤ人寄りのものになってます。
多分ここが、この作品のキモな気がしています。
　ユダヤ人なんめんなよ！
　心綺麗なんだぞ！

そういうメッセージに聞こえてなりませんでした。

オープニングのナチスとユダヤのジジイの煽り運転合戦が面白かった。爽やかなタイトルとは打って変わって、政治や歴史が絡んだ複雑なストーリーにエグい拷問もあるサスペンスはのめり込むのが難しかった。ダスティン・ホフマンが大学院生役なのがウケる。

巨大な歴史の裏に潜んだ悪夢が追いかけて来る。

ウィリアム・ゴールドマンが上梓した同名小説を、ジョン・シュレシンジャー監督、ダスティン・ホフマン主演により映像化したサスペンス。
主人公となるマラソンが趣味の大学院生が突如何者かに襲われたことから、その背後にある事件の真相に迫る姿を描く。
そのタイトルは知っていたものの、てっきりマラソン選手の伝記作品かと勝手に思い込んでいて、中々食指が動かなかった作品の一つ。
主人公の大学院生をホフマン、兄をロイ・シャイダー、鍵を握る男をローレンス・オリヴィエといった往年のスターが登場。
物語は、ホフマン演じる主人公を中心として、ナチスやユダヤが絡む展開となるが、これが説明が足りないのか、はたまた私の理解不足か、今ひとつ関係性が理解できないまま進んで行ってしまった印象。
ただ、冒頭いきなり今で言えば煽り運転から始まったカーチェイスの末に派手な爆発が起きたり、痛そうな歯の拷問であったりと、時折かなりスパイスが効いた演出があり、ホフマンの常に何かに追われているような演技と相まって、サスペンスとしての雰囲気は合格。
いかんせん、結局のところマラソンに意味があったのかよくわからなかったものの、思いのほか社会派寄りであり、当時の世相が伝わってくる骨太な一作。

これもただの警告だと思え。