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シサㇺ
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目次

シサㇺの作品紹介

シサㇺのあらすじ

江⼾時代前期。北海道の南⻄部にある松前藩はアイヌとの交易品を主な収⼊源としていた。松前藩藩⼠の息⼦、孝⼆郎(寛⼀郎)は兄、栄之助とともにアイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、ある夜、使⽤⼈の善助の不審な⾏動を⾒つけた栄之助は善助に殺されてしまう。兄の敵討ちを誓った考⼆郎は善助を追って蝦夷地へと向かうー。

シサㇺの監督

中尾浩之

原題
公式サイト
https://sisam-movie.jp/
製作年
2024年
製作国
日本
上映時間
114分
ジャンル
歴史
配給会社
ナカチカピクチャーズ

『シサㇺ』に投稿された感想・評価

4.5
【何を見るか】

「アイヌ=人」
「シサム=隣人=和人=人」
「アイヌ=和人」

蝦夷地が江戸幕府松前藩の支配する領地となるにあたって、こうした搾取や暴力が横行していたことは想像に難くない気はする。

南北アメリカ大陸がヨーロッパ人によって植民地化され、先住民が略奪・搾取されたことは歴史でかなり取り上げられるし、映画のテーマになることだって少なくない。
「キラーズ・オブ・ザ ・フラワームーン」はそうだ。

ただ、日本のアイヌ搾取について、人権として議論されることは最近は少なくはないように思うが、江戸幕府が蝦夷地を支配する物語りを観ることは多くはない気がする。

この「シサム」は江戸時代初期の江戸幕府の蝦夷地を日本に組み込むきっかけを背景に、特定の地域を領地にしたり、その際の人権をどう考えるかを問題として提起した人間ドラマの作品のように思う。

それで、以下はレビューとは直接関係ないので僕の独り言メモのようなものだ。読む必要はない気がする。

余談として、興味深いと思ったのが、北の果にある松前藩で、不正と搾取を助長する行為が行われていたことは、薩摩藩が奄美大島で黒糖地獄と呼ばれる状況を作り出していたのと実は似ているような気がした。

北の南の果て。
江戸幕府の武士による統治は場所によっては不正が横行して機能してなかったんじゃないのか。

中国は春秋戦国時代を経て、始皇帝の秦が中国を統一するが、政軍は分離され、度量衡と言葉が厳格に決められ、これを監督、厳格に維持したのが、その後の中国の屋台骨を支えた官僚機構だ。

だが、中国はその後武力をベースに多くの王朝が勃興したが、統治のための官僚機構は残り、現代の中国共産党にも受け継がれて、賄賂は横行し、民主主義を排しているように思える。

江戸幕府の武家政権は、本当は不安定さを常に内包していたんじゃないのか。

維新は南から起こり討幕に至った。

官僚機構は統治には有益だったが、官僚機構が民主主義を後押しすることはない。

世界各地に軍事政権、或いは、軍に支えられた擬似軍事・専制主義政権が多くあり、軍事官僚主義の中国や、分断を煽るトランプを含めて民主主義に挑戦状を叩きつけている。

日本も、旧統一教会問題や裏金問題は終わったことのようにやり過ごそうとしている自民党の総裁候補が論戦を戦わせているが、国民の意見と噛み合っているようには見えない。
そして、立憲民主は脆弱でビジョンが見えづらく、維新なんて常にインチキ政治家の不正やハラスメントが付きまとう現状だ。

この作品では、人に希望を見出したが、いろいろ考えさせられた。
アイヌの歴史に興味あるんで観てみた。
本はキライなんで映像から歴史注入。
スマホのブ厚い説明書なんて誰も読まない😅

蝦夷は相手を蔑んだ言葉だ、アイヌと呼びなさい!アイヌとは人間の事。
兄の敵討ち中、瀕死なトコをアイヌ民族に助けられる若いサムライ!
和人とアイヌの公益に、和人松前藩は取引品の量減らすなどセコいマネしたり、アイヌのナワバリ荒らすなど、まさに和人の黒歴史…
小競り合いからアイヌ狩りに発展し、アイヌを救おうとする若いサムライの話し。

アイヌ側役者さん達のリアル・アイヌ感が凄い❗
めっちゃ勉強したであろう流暢なアイヌ語で時には長いセリフあったり意味はサッパリ解からないけど、素晴らしかった✨
アイヌ民族の生活シーンが主でアイヌ文化みれて満足✨
デッカイドー北海道行ってみたくなる❗
アイヌのお土産屋寄らないと😉

シサㇺで三句…
シサㇺとは、隣人の意味、和人の事。
シサんとは、負債も資産、オレの金。
しさむとは、死ぬほど寒い、スベりギャグ…
【良い隣人、悪い隣人】

僕は生まれも育ちも北海道札幌。
そう、なまらバッキバキの道産子( `―´)ノ
一時期、関西に憧れて一か月くらいかけて放浪の旅をしたこともあったけど、気が付けばやっぱり地元に足が向いていた。
「住めば都」なんて言葉もあるけど、そんな喩えを持ち出さなくても北海道は良いところだと自分でも思うし、そりゃ東京や大阪に比べたら「都会的」って呼べるほどのものでもないけど、でも一応「とりあえず」のものは何でも揃っている。
きっと他の土地に魅力的な何かがあったとしても、僕は札幌を離れないと思う。
もし僕がここを離れるとしたら、それは「ここが自分の居場所じゃなくなる時」なのかもしれない。

かつて北海道には「アイヌ」と呼ばれる人々が暮らしていた。
今でもその血は受け継がれてこそいるけれど、段々と少なくなってきているのが現実。
北海道に暮らす僕にとっても「アイヌ」は既に「歴史」になりつつある。
つい百年足らず間に、この北海道に普通にいた人々が「教科書」や「博物館」の中の存在になってしまったのだ。

何故彼らはいなくなってしまったのだろうか・・・。
彼らは自らの棲む土地を「カムイ(神)からお借りしている」と信じている。
だから、彼らにはそこを離れる理由はないのだ。
ただ、そこで生まれ、そこで暮らし、そこで死ぬ。

なんかね・・・
今、世界中で起きている紛争を見たり聞いたりするたびに「普通に生きる」という事がこんなにも難しい事なのか・・・と暗澹とした気持ちになってしまいます。
続きはネタバレも含む故、フィルターかけてコメ欄に残します。

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