江⼾時代前期。北海道の南⻄部にある松前藩はアイヌとの交易品を主な収⼊源としていた。松前藩藩⼠の息⼦、孝⼆郎(寛⼀郎)は兄、栄之助とともにアイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、ある夜、使⽤⼈の善助の不審な⾏動を⾒つけた栄之助は善助に殺されてしまう。兄の敵討ちを誓った考⼆郎は善助を追って蝦夷地へと向かうー。
14歳のカントは、アイヌ民芸品店を営む母親のエミと北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで暮らしていた。アイヌ文化に触れながら育ってきたカントだったが、一年前の父親の死をきっかけにアイヌの活動に参加…
>>続きを読む慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。 慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家…
>>続きを読む明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していた。しかし勝元は戦わずして去るつもりはなかった。日本初の近代的軍隊を訓練する教官としてオールグレンを雇っ…
>>続きを読むセデック族の決起部隊は運動会が開かれていた霧社公学校を襲撃し、戦う術を持たない多くの日本人の命を奪う。だが鎮圧に乗り出した日本軍の圧倒的武力を前に、セデックの戦士たちは次々と命を落としてい…
>>続きを読む1944年、太平洋戦争末期、玉砕の島・サイパン。大場栄大尉は47人の仲間の兵士たちと共に16カ月の間、敵に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いた。彼の誇り高き魂が、味方の日本人だけでなく敵側…
>>続きを読む町は地元組織の後藤田組と、産廃の土地を狙う蛭子組の子飼の争いに巻き込まれていた。温泉と争いしかない田舎町に、独りの男がフラリと現れる。その男は、妻と子供を惨殺された元マル暴担当の男(白竜)…
>>続きを読む台湾中部の山岳地帯に住む誇り高き狩猟民族、セデック族。日清戦争後にその集落は日本軍の支配下に置かれ、それから35年、彼らはいまだ忍従の日々にあった。そんな中、セデック族の若者が日本人警官と…
>>続きを読む1870年、アリゾナ地方。アパッチと白人の争いが絶えないこの地で、白人青年・トムは負傷したアパッチの少年を助けたことから、彼らの酋長の信頼を得る。やがて集落の少女・ソンシアレイと恋に落ちた…
>>続きを読む©映画「シサム」製作委員会